サランヘヨ 登山

登る男の山行き日記がメイン
ものづくり、わが家の飯、料理レシピ、手打ち蕎麦、韓国発見は映画紹介に日韓文化比較。

131 水越峠から ダイトレ 葛城山 天狗谷道

2011年08月29日 | 登 山

今日は、水越峠からダイトレルートで葛城山に登った。山頂ではテント設営や昼食・休憩をしたので3時間ほど滞在した。
幸い木陰がありテント設営ができたので良かったが、久しぶりに真夏の陽射しで空気もムッとして暑かった。
昨日の岩湧山頂では涼しいし空気で早や、秋の気配がしていたのに。 15kgの荷物は重い30分ごとにザックを下ろして
休憩した。まだまだ訓練は始まったばかり。下山はいつもの天狗谷道。ちょうど反時計回りに1周して駐車位置に戻った。

今日の登山記録

10:25 水越峠手前の無料駐車場へ、平日でも満車に近い状態。ここから葛城登山口まで車道を15分上る。

葛城山へのダイトレルートは、急斜面で階段が目立って多い。550m付近から振り向くと金剛山が一望出来る。

ここの階段は段差が大きく不揃いなので疲れる。今日は晴れてカンカン照り、荷物も重いので汗が流れ落ちる。

登りは30分で肩が痛くなりザックを下ろしての休憩。800m付近の御所側にパラグライダーの離陸場所、今日も飛んでいた。

つつじ園側の山頂付近、ススキの草原の中に黄色い花が咲いていた。秋の七草のオミナエシ(女郎花)

12:20葛城山頂へ、山頂で28℃と熱い、陽射しが強く夏空だった。 岩湧き方面の山並みもよく展望できた。

今日の荷物は全部で15kg。パラグライダーの離陸場所に松の木。この木陰で買ったばかりのテントを設営した。

テントは、Puro Monte VL34 3人用超軽量山岳テント 本体・フライシートはポリエステル、ポールはジュラルミン製
ペグはアルミ製。セットで1.75kg。テントの下に敷くグランド用シートは別売り品0.4kg。合計で2.15kg

今日は、牛肉の鉄板焼き(コッフェルの皿はチタン製)と炊きたてのご飯で豪華な昼食になった。ご飯は80%の出来。

大峯テント泊を想定しての2泊3日の食料。米は500g、カロリーメイト4箱、水は1Lと少ないが現地の水場で調達。

今日、山頂に担ぎ上げた15kgの荷物。

白樺食堂のすぐ下にキャンプ地がある。ここで青年が調理していたので声をかけた。水場や釜戸も整っていて便利だ。

下山時も荷物が重いので、2回ザックを下ろして休憩した。5分ほどの休憩だが元気が出てくる。水場では頭からかぶった。

今日は夏日の晴天。金剛山の山並みがはっきりわかる。水越トンネルの付近、排気ガスで空気が汚れているのがわかる



今日の山野草
オミナエシ(女郎花) ツリガネニンジン  イヌショウマ     オトコエシ      イタドリ 

マツカゼソウ      キンミズキ       フシグロセンノウ   キツリフンネソウ  ツリフネソウ

ゲンノショウコウ    ツユクサ        ヤマジノホトトギス  ミズヒキ        ヌスビトハギ

クサアジサイ      ガンクビソウ      ゲンノショウコウ   ヒヨドリバナ


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130 岩湧の森から 行者の道 岩湧山 急坂の道

2011年08月28日 | 登 山

今日はザックに14kgの荷物(普段は8kg)を入れ岩湧山に登った。これは9月に計画している大峯テント泊の訓練です。
普段の倍の重さは身体が初めての経験で必死に汗をかいて耐えていた。休憩のピッチは短く時間は長くと言ってるようだ。
下山時は、階段道だったため肩にずっしり重さを感じた。休憩でザックを下ろしたときの開放感がたまらんかった。
自分の身体が、早く慣らして鍛えねば大峯はしんどいよと言っているようだった。

今日の登山記録       3D

    
岩湧の森には四つのルートがあり、今日は行者の道で登った、途中700m付近でいわわきの道に合流する。
 
合流点には湧き水と展望デッキがある。見晴らしも良く最高の休憩ポイント。冷たい水で頭と顔それにハンカチも洗った。
今日のザックはいつもの倍。60Lで14kg。大峯テント泊の練習にとたくさん荷物を入れ登った。汗が出る出る。
 
展望デッキからはいわわきの道。ダイトレ合流点で一休み。とにかく重い。こんな荷物は初めて、慣らしていかないと。
 
急がずゆっくり着実に歩いた。道ばたにヤマジノホトトギスがたくさん咲いていて疲れを忘れさせてくれる。
 
この丸太階段、数えてみたら105段でした。今日の山頂は絵になる美しさでした。
 
今日初めてご飯を炊きました。ご飯に芯が残っていたがレトルトカレーをかけたら美味しく味わえた。
強火で10分足らず炊いただけなので芯が出来たようだ。中程から弱火にするようにと家内からのアドバイス。
 
山頂は、陽射しを遮る物がない。時折雲が流れて暑さが和らぐ。早や、秋の涼しい風が吹いていた。
 
緑のススキ原にコオニユリが咲いていて美しい。葛城山の風景とよく似ている。これがハバヤマボクチか。
 
山頂のススキは穂を出し風に揺れていた。           遠く南に大峰山脈が見えるのだが・・・
 
岩湧寺の多宝塔(二重塔)と大杉                 大ケヤキ
 
四季彩館の展望デッキで一休み。入れ替わり登山客が立ち寄ってくる。ここは月曜が休館日
 
その先、水汲み場と雨乞い地蔵尊。 今がシュウカイドウ(秋海棠)の花真っ盛り。ピンクの花びらに真ん中が黄色い花弁
 
今日の山野草
シュウカイドウ     アザミ        ハギ           コオニユリ       カワラナデシコ
     
               シラヤマギク    栗の実                          ハグロソウ
     
              ヤマジノホトトギス
    
ツユクサ        ゲンノショウコー                キリギリス
   

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129 水越峠から 丸滝谷コース 金剛山 カトラ谷 セト 青崩道

2011年08月27日 | 登 山

今日は、金剛山の登山道お気に入りNo.2の丸滝谷コースを登って来た。
石ブテ西谷と東谷に挟まれたこのコース、分岐点に注意しテープ通りに進めばコース間違いはない。
今回も沢靴に履き替えたので積極的に沢を進めた。小滝や岩場も滑ることなく遡上出来た。効果抜群です。
途中、同じコースを登っている方と出会ったが登山靴で濡れるのを気にしながら進んでいて滑りやすいようだった。
今日は、午後から天気が急変。大雨と雷鳴の中、1時間ばかり恐怖に怯えながら下山した。雷は怖いですね。

今日の登山記録     3D              ルートmap      登山口map       金剛山人気コース
            
10:10石筆橋を渡り石ブテ谷に沿って林道を直進。堰堤横に車が1台、ここまで進入可。鉄板橋を渡ると石ブテ谷へ下る。

沢靴に履き替えた。昨日の雨で水量が多く砂混じりの流れ。沢靴なのでジャブジャブ流れに遡行。気温21℃と涼しい。

11:02分岐ポイント、左に滝が見える方が石ブテ東谷コース。今日は右の丸滝谷コースを進む。水は冷たく心地よい。

沢靴なので流れのど真ん中を進んだ。途中、登山靴の人と出会う、濡れないよう慎重に歩いておられるのでお先に失礼した。
 
出発が遅かったので蜘蛛の巣が無い、実はこれを狙っていた。虫除けのハッカ油、効果有りで蚊や虻は全く寄ってこなかった。

これが上の丸滝。急斜面で落差が10m程あるが水量が少なく残念。右にロープの巻道。なんと3本一塊だった。

標高880m付近から沢の水無し、1000mまで急斜面。ロープは有り難いが手は泥だらけ。六道辻で登山靴に履き替える。

13:05山頂についた頃は、青空が見えていたが、食事中にだんだん雲行きが怪しくなってきた。

13:50休憩後、下山開始。ますます暗くなって来たと思ったら雨が降り出してきた。水場で2L汲んで急ぎ足で下山。
 
雨と共に、カトラ谷の流れが増してきた。砂混じりの濁った流れ。早く通過したいが。

14:55セトに上がる、雨が強くなり雷も鳴ってきた。休み無く下山するが登山道は川。ジャブジャブ沢を歩いているようだ。
雷が追いかけるように真上で光り轟く。林の中なので木に落ちろと神に祈った。結局45分間雷鳴に怯えおののいた。

今日の山野草
ヤマジノホトトギス                 ツリフネソウ(赤と黄色)
     
             ツユクサ         コマツヨイグサ                アキノタムラソウ
    
最後のイワタバコ   シュウカイドウ                                  マルバハギ
     
トリカブトは蕾み                                              キンミズヒキ
    


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128 松尾山登山口から 松尾寺 松尾山 矢田寺  法隆寺

2011年08月25日 | 登 山

今朝の天気予報でも天川村や河内長野などは雨マークが消えないので奈良南部をあきらめ、北部の矢田丘陵、松尾山に
登った。国見台からは大和盆地が眼下に広がり素晴らしい眺めであった。きょうは雨覚悟、その先の矢田寺まで足を伸ばした。
下山後、ザックの荷物を軽くし法隆寺を拝観した。世界遺産である法隆寺の金堂や五重塔など世界最古の木造建築をこの
機会にじっくり見て回った。結果的には雨はぱらついた程度、それにしても蒸し暑かった。
写真:国見台から東方面を展望。山並みは北の若草山・春日山から竜王山・音羽三山の山並みがくっきり美しい。


今日の登山計画      3D              ルートmap
       

10:40池右側の道を北上、松尾山登山口の標識で分岐点を通過、ゴルフ場沿いの道を進み森に入ると丁石が現れる。

11:15松尾寺の南惣門に着く。                 右は北惣門 下山時に撮す

南惣門の両側には風神と雷神の浮き彫りが向かい合っている。これも阿形(あんぎょう)と吽形(うんぎょう)か。

南惣門から本堂へは城郭のような石積みと石段を上がる。石段横の石積みには苔がびっしり。思わずシャーッターを切った。

石段を上ると正面に三重塔、左に行者堂、右の岩が観音石仏。三重塔から眼下に奈良盆地が一望できた。

松尾寺は、718年建立、日本最古の厄除け寺、本堂は入母屋造り。平日だがお参りする方が結構おられた。

三重塔は835年創建、1888年再建

鐘楼:厄除けの鐘は年中通して自由に撞けるという。    行者堂の大きな線香鉢は銅製

ネット画像から 木造大黒天立像、        本尊・千手千眼観音菩薩、松尾寺はバラとカサブランカ(大ユリ)の名所
 
松尾山へは三重塔の前から左の石段を上がる。松尾山頂には三角点標石があるが展望は無い。

11:55 山頂にはNHKの電波塔が。そこから少し進んだところ、眼下に奈良盆地が広がった。

12:10 山頂から北進すると大和盆地を眺める国見台という展望抜群の休憩所に着く。

ここで昼食、野菜ラーメンを作る。低山のためか蚊が多いので線香を焚いた。

13:15昼食後、ここから北へ3km下ると集落が、その先を直進するとひっそりとした矢田寺が現れた。矢田寺・本堂

矢田寺の正式名称は金剛山寺、通称あじさい寺。ここには60種1万株のあじさい開花期6/1~7/10は入山料¥400が必要。

あじさいが1輪だけ残っていた。また境内の池にはミズカンナが満開。本堂屋根の鬼瓦。

本堂の線香鉢。                            本堂前の鐘楼は入母屋造り、夾竹桃の花が真っ盛り。                    

松尾山から法隆寺へ行く途中、遠く南に大峰の山並みが現れた。中央が山上ヶ岳に稲村ヶ岳、右が弥山か。

14:55法隆寺・中門は711年建立、その仁王像、口を結んだ吽形と開いた阿形は日本最古の仁王像・金剛力士

五重塔と金堂。 法隆寺は607年聖徳太子の建立。世界最古の木造建築物で1993年ユネスコの世界遺産に登録された

中門は、711年創建、入母屋造りの二重門。 回廊の柱も中太(エンタシスの柱)。

金堂も入母屋造り、上層は部屋無く外観・見ばえのため。手すりの卍くずし、人字形の束は7世紀建築の特徴とのこと。
金堂四方の龍の彫刻は軒を支えるための補強材、創建当時はなかったという。初層下の軒や屋根も補強のためであると。
 
五重塔の初層下の小屋根も金堂と同じ。五重塔の屋根の逓減率が高いのが特色。五層目の屋根は初層の半分。

五重塔構造図    風雪に耐える五重塔の邪鬼      金堂軒下の龍(創建当時は無く、軒の補強のため柱を立てた)        
     

今日の山野草
松尾寺で蓮の花                              カサブランカ               矢田寺のあじさい    
    

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127 青崩から 天狗谷道 葛城山

2011年08月20日 | 登 山

今日は、水越峠の青崩から天狗谷道で葛城山に登った。2ヶ月半ぶりの天狗谷道を歩いた。このルートは昨年スズメバチの巣
があると言う事で2ヶ月ほど閉鎖されている。念のため蜂スプレー(ハチノックS)を携行したが蜂は飛んで無くほっとした。
天気予報では何とか持ちこたえそうだったが、下山途中で雨が降り出した。幸い小雨程度で雨具は着用せずに済んだ。
山野草の写真を撮るのが主目的だったが、たくさんの植物に出会え満足でした。

今日の登山記録     3D            水越峠の各登山口 
  
10:20遅い時刻の出発だが2時間ほどの登りなので、山頂での昼食はちょうど良い時間になる予定。
 
昨日、雨が降ったようで、登山道はしっとり、沢の流れも多かった。

11:10 奥の二股と呼ばれる水場、勢いよく樋から流れる水を両手ですくったが雨の直後か砂が混じっていた。

11:28標高700m付近のベンチで休憩、虻が飛んで来たが帽子にハッカ油をスプレーしていたためかすぐに他へ飛んで行った。

植林地帯を通過するが、付近は伐採され明るく歩きやすい。12:10山頂手前の売店を通過。登山客はちらほら。
 
12:18葛城山頂、雲が多いが展望はまずまず、人影無く貸切状態。松の木付近はパラグライダーの滑走点だが飛んでいない。

12:30松の木直下のベンチで昼食。久しぶりに野菜入り味噌ラーメンを作った。南西に金剛山、山頂はガスがかかっている。

13:00食後の散策、ススキの穂が早くも顔を出していた。秋の気配を感じる。白樺食堂の展望テラス。大和三山はうっすら

13:20下山開始、白樺食堂前を通過、お客さんはパラパラです。青崩への下山ルートはよく整備され標識も新しい。

13:15下山途中、雨が降り出し周囲が暗くなってきた。

14:30登山口へ、用水路の水は勢いよく流れていた。思わずストックを洗った。青崩集落の水田、早くも稲穂が出ていた。

14:50柿や栗、竹林の横を通過し水越トンネル横の駐車位置に戻ってきた。停まっていた車は帰っていてガラガラ状態。

今日の山野草 ユリ、ナンバンギゼル、イワタバコ、ヤマジノホトトギスなどビックリするほど咲いていた。
山頂付近
  コオニユリと笹           ススキ        アカツメグサ        オトギリソウ       アザミ       

 ワレモコソウ      カワナデシコラ    コオニユリ     ナンバンギゼル(笹の下で発見)

中腹 
     イワタバコ                     ヤマジノホトトギス(集団咲きも)          イガホオズキ
 
 コガンビ        ヤマニガナ                                  アジサイ

ハエドクソウ                                         フシグロセンノウ   ツユクサ   

            ダイコンソウ       ゲンノウショウコウ       メマツヨイグサ    ボタンズル  

ミズヒキ        ヘクソカヅラ                              ツルリンドウ     ホタルブクロ       
     
登山口付近
 キツリフネソウ    蜘蛛の巣                                          キンミズヒキ

                               栗             柿           稲


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126 熊渡から 弥山川・双門コース  弥山 八経ヶ岳

2011年08月18日 | 登 山

 ブログで知り合ったke-nさんと二人、1泊2日の計画で念願の弥山川・双門コースに行ってきました。
二人とも初めてのコースのため(ke-nさんは数日前に三の滝まで下見)、朝早く出発し早い時間に安全圏である河原小屋や
狼平避難小屋を通過できるよう計画した。荷物も可能な限り軽量化を図りスピーディに行動出来るように、また避難小屋での
泊まりはシュラフや食料等の荷物が必要となるため止め、有料の弥山小屋で1泊する計画でこの難コースに挑んだ。

5:28熊渡を出発し約1時間毎の休憩を繰り返しながら15:20弥山小屋に無事到着した。登りに10時間を要した。(標準7時間半)
特に釜滝から河原小屋までは、梯子や岩場・木の根登りがきつく帽子から汗がしたたり落ちてきた。そのため水分補給の休憩を
こまめに取った。アップダウンが多く体力勝負であった。沢に下りる度に弥山川の冷たい渓流で顔や頭、ハンカチ・帽子まで洗った。
後半の河原小屋からは、沢歩きだが大きな岩が連続するため巻き道や渡渉が続く、その都度目印のテープを探すのに手間取った。
テープを見つけないと前には進めないため予想以上に時間がかかった。10回以上の渡渉を繰り返し、時に滑りやすい石で川に
落ちそうにもなった。 このルートは大峯山系の中でも最も難しいコースと聞いていたが、まさしくその通りでした。
私、単独では道間違いで遭難する恐れのあったコースでした。ke-nさんとご一緒できたことに感謝します。
最近人気コースになっているようですが、ここで遭難事故も起こっています。出来れば、経験者と一緒に登りたいですね。


登山記録             3D        大峯周辺map       イラスト           地形図    
          
一日目(8/17)
5:28 熊渡を出発、橋を渡ると双門コースの案内板・よく出来たイラストで分かり易い、金引橋手前の分岐は左下へ。

6:15白川八丁河原は伏流水となっている。岩の下に赤ペンキで矢印。水の流れが現れてらか15分ほど遡上すると釜滝に。

ここから梯子が現れる。右手に弥山川ダムが、鉄板製の堰か?取水した水は川迫川へ流れる。落石で破損した桟橋。

朝、早いためか岩や桟橋は、朝露で濡れ滑りやすかった。この付近は新しい標識がたくさんあってコース間違いの心配はない。

7:00河原に下りる岩場は濡れていて滑りやすい。岩や木の根っ子を掴んで慎重に下った。ここから何度か渡渉を繰り返す。

渡渉できる箇所を見極めながら、靴が濡れないよう慎重に渡る。思い切って濡らせば楽に進めるかも。

左下写真:岩のへつり部をカニ歩きで進むが、あと一歩、手や足が届かない、ke-nさんに手を差し伸べてもらい事なきを得た。
 
これは、他のブログにあった同じ箇所を渡っている画像です。へつり部の説明は画像が一番分かり易いので借用しました。
ここが、私には最大の難所でした。へつり:沢を渡ることもできない水際の岸壁をへばりつくようにして横に進む所。
 
急勾配の階段が続き、頭から汗が流れ落ちる。7:40吊り橋が見えてきた。その橋のたもとから一の滝、二の滝が現れる。

橋のたもとでしばし休憩。滝をよく見ると左岸壁を登るクライマーを発見。何と怖いところを登っているのか。

吊り橋を渡ると急な登りになる。すると三の滝が現れる。その先に岩の穴、これを潜り抜ける。

ここからの梯子(鉄筋2本を溶接、比較的新しい)は急傾斜地に設置されている。その長さも半端じゃない。

この梯子、つなぎ目でピッチが変わったり、まれに溶接が外れ1本しか無いところがあるので1段ごと確認しながら登った。

9:05仙人前のテラス(滝見台)、ついに仙人の絶壁から流れる双門の滝60mが目前に。足下が揺れているような感じ。

休憩した後、再び左上に登って行きます。鎖のあるへつりと急傾斜の鉄梯子が続き、気が抜けない。踏み外したら大変なことに

前方にザンギ平が見える、遠くに稲村ヶ岳が。ザンギ平1460mまで登りが続き、帽子のひさしから汗がしたたり落ちてくる。

狼平と書かれた道標、登り一遍でなく下りもある。しっかりと足下を踏みバランスを取らないと滑る。

また、河原に出る。淵はエメラルドグリーン。それが淵の深みや太陽光の加減で微妙に異なった輝きで神秘的ですらある。

10:20河原に下りたと思えばまた登りが続く。鎖場も現れる。水平に近い梯子は歩きづらい。

鉄梯子に番号が付けてあった。79という数字?を見たが、梯子を登ったり歩いたりするので精一杯、数えてられない。

河原に下る度に冷たい水を飲んで顔や頭を洗った。気持ちよく何度、同じ事をしたか。帽子まで洗った。

河原の前方左に小屋らしき物が見えて来た。

11:10河原小屋に到着、ここで昼食。この付近、トリカブトが早くも花を咲かせていた。しばしke-nさんは沢で撮影タイム。

河原小屋から狼平へは河原沿いに遡上していくのだが、何度も渡渉を繰り返す。案内してくれるテープを探すのに一苦労。

次のテープが見つからないと前に進めない。とにかく立ち止まって角度を変え周囲を見渡しテープを探した。

河原を渡るにも大きな岩で段差があったり、滑りやすい岩肌であったりと注意をしながら、とにかくテープを探し求めた。

とにかくテープを探し、その方向へ渡渉を繰り返す。時に大きな弥山の標識が現れるとほっとする。

梯子と言うより桟橋。この付近まで来るとこの桟橋がありがたく思えてくる。

地形図には記載されていない小滝が現れる。コースの始めたくさんあった標識は、この付近では皆無。頼りはテープのみ。

上流になるにつれ岩がでかくなってくる。川に滑り落ちないよう渡渉も一苦労。
 
やがて、谷が分岐している桶ノ谷出合。ここは右の谷にテープを確認して進む。その先にはテープや鎖があった。

いよいよ終局、前方の千丈に鎖の梯子。 多少揺れて不安定だが、極太の鉄筋にしっかりと掴まっ登って行く。

登り切ったところから見下ろす。いよいよ最終局面、岩に鉄筋を打ち付けた空中回廊を渡るが落差はそれほど無く怖さはない。

河原小屋から狼平小屋までの標準時間は過ぎているが、小屋はまだまだ先か、テープを確認しながら鎖場を登り渡渉もする。

河原から右斜面を上がるがテープが見つけにくい。踏み跡が多くどれがルートかと思うまもなく、狼平避難小屋が見えてきた。
 
狼平避難小屋の手前にかかる吊り橋風の橋。小屋には先客が一人。しばし休憩し長い木の階段を登り弥山を目指す。
 
突如、右に大黒岩が出現。あと登りは標高100mほどだが、全身に疲労が貯まっていて息が切れるし足も上がっていない。

一瞬、雲の切れ目から青空が、思わず天に向けシャッターを押した。付近は立ち枯れや倒木が多い。やっと弥山小屋に到着。

早朝5:28に出発して15:20到着、約10時間なかなかきついコースでした。今日の泊まりは3人と少し寂しいです。
山小屋の夕食は5時から、神戸から来られた方と山談義に、終始、楽しい会話で弾んだ。消灯は9時
山頂はガスに覆われ夕焼けや星も全く見られません。他にする事も何もない、疲れていたので7時には床につきました。

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二日目(8/18)
朝食は6時、その前に散歩。
今朝も弥山山頂はガスに覆われています。気温10℃。弥山神社にお参り。弥山小屋の料金表。

国見八方睨に進むとテントで若いカップルが食事準備中。寒かったのではと声をかけたら大丈夫でしたと。尋ねた俺が野暮、熱う!
 

杉苔が霧で青々として本当に美しい。7:00前に出発、神戸から来られた方とご一緒する。ここからしばらく大峯奥駈道を歩く。

7:20八経ヶ岳(八剣山とも)1915mはガスで展望無し。3度目の八経ヶ岳になるが晴れていたことが無い。

7:40弥山辻にザックをデポし、7:45明星ヶ岳1984mへ。弥山辻に戻ると青年が休憩していた。聞くと前鬼から来たと。
この先、山上ヶ岳方面に向かう予定。ザックは70Lで25kgの荷物、気を付けてと声をかけ別れた。我々はここから下山。

9:00高崎横手で休憩していると、さっきの青年が下ってきた。天気悪く元気が出ないのでここで下山すると。JR八尾へ帰ると。
試しに25kgのザックを背負わせてもらったが、よほど頑張って反動を使わないと背負えない代物だった。高校時代から15年の
登山歴だと。ハエ叩きや殺虫スプレー、熊退治のナタまで持参していた。この先は同じ方面なので4人連れ持って進んだ。

9:15ナベの耳で河原小屋への分岐を確認する。9:55カナビキ谷分岐ポイントを確認、荷物をデポし天女の舞まで登る。

11:00ここで我々二人はカナビキ谷を下り熊渡へ、合流した二人は川合方面のヘリポート付近へ、別々のルートで下山。
別れが惜しいので天の川温泉で合流し一緒に温泉につかり汗を流して昼飯を食べようと言うことになった。

熊渡までは急坂の連続だが目印のテープがたくさんあるのと踏み跡どころでなく登山道になっていて間違う心配はなかった。
橋の向こうに車が見えた。12:25やっと出発点に戻ってきた。お互い無事帰れた事に感謝・感激、熱い握手を交わした。
この後、ルート309で天の川温泉へ。みたらい渓谷付近、盆休みで車が多くすれ違いに時間を要した。12:45天の川温泉到着
ここは普段、ガラ空きなのだがお盆でか洗い場が無いぐらい客が多かった。隣の食堂で昼食を一緒したあと別れた。
ke-nさん、神戸の方、八尾の青年、同行できて楽しかったです。いろいろお世話になりました。またどこかでお会いしましょう。
記念の札 get
追伸:今回が登山を始めてちょうど1年目にあたる記念登山でした。また、初めてのお泊まり登山でもありました。

今回出会った山野草
杉苔            トリカブト          ヤマジノホトトギス




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125 千早登山口から 妙見谷  金剛山  千早本道

2011年08月15日 | 登 山

お盆休み、金剛山へ二男と登った。夏お勧めの沢コース・妙見谷で登った。この前買った沢用のたびシューズも試した。
途中、女子親子連れが道間違いで沢に入って来た、危なそうなので合流しガイドしながら登った。下山まで楽しい登山でした。
山頂で昼食休憩中、雨が降り出した。1時間以上降り続いたためカトラ谷での下山は止め安全な千早本道にした。
写真は、雨が降る直前で空が突然暗くなっている。この後すぐ降ってきた。屋根付きの場所で休憩したのが良かった。


今日の登山記録     3D                    金剛登山人気ルート
       

9:25 登山へ出発、少しくだった妙見橋の手前から林道に入ります。妙見谷の案内標識は無し。10分以上、林道を歩く。

コンクリート製の堰堤を4つ越えた所から沢に降りる。下る道がはっきりしている。私だけ、沢たびに履き替えた。
 
今回、このコースは2回目。蜘蛛の巣はほとんどなかった(先客ありのため)。親子連れ(中2女子と母親)が沢に下ってきた。
登山道を探しているようだった。何度か沢から登って行ったが道がないようで、とうとう沢歩きに合流した。

10:00妙見滝、ここは右のロープがある巻き道で登る。

購入した沢たびは、底に厚さ1cmほどのフェルトが貼ってあるだけのもの。これが濡れた岩場に威力を発揮した。

妙見谷は、標高900mまで沢が続く。沢沿いの道もしっかり確保できる初級沢登りコース。金剛山お気に入りNo.1コース。

親子連れは、富士登山に備え訓練にきたというが、妙見谷が初めてということでガイドしながら一緒に進んだ。

中2の女子は、バレーボール部で夏休みも練習、体力があり身のこなしが軽い。急坂やロープの崖もとっとこ登っていく。

沢の水がなくなった付近から登りが一段ときつくなる。あと標高差100mほどだが空が暗くなり出した。

11:45国見城趾で記念写真。今にも降り出しそう。急いで屋根付きの休憩所へ駆け込んだ。
昼食を食べ始めたら大きな雨がトタン屋根に響き一層、増幅される。気温19度と肌寒くなる。ここで1時間ほど雨宿り。

13:00小降りになってきたので安全な千早本道コースで下山した。丸太階段道の地面は意外と堅く下りやすかった。

逆さ下りが楽だとか・・・。下りきったら水場があった。コーヒー用に3L汲んで帰った。¥1564の鮎たびを沢用のたびに使う
鮎たび
今日の山野草
妙見谷にはイワタバコがいっぱい

アカツリフネ


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124 和田発電所前から 天和山 高野辻 みずはの湯

2011年08月12日 | 登 山

今日は、天川村の西、天和山に登ってきた。この東には頂仙岳、弥山がそびえる。展望の素晴らしい山
でした。山頂は木が茂っているため、20m程下った位置から大峯の山並みを展望できた。弥山・八経ヶ岳
はこの日も雲に覆われていた。しばらくすると山頂付近の雲が流れ全容を現した。
天和山は大峯の高峯と対峙する山でここからの眺めは素晴らしい。こういう山を前衛峰と言うらしい。
主稜より手前にあって標高は低くても主脈を望観するのに恵まれた位置にあることが前衛の山の条件である。
ここ大峰山脈では、天和山の他に観音峰や七面山が代表的な前衛峰と言える。
写真は、高野辻から東の方向に天和山そのずーっと先に大峯山がそびえる。


今日の登山記録     ルートmap       今日の周辺関係図    パノラマ 天和山から     高野辻から
        
7:55 天川村和田郵便局の手前に和田発電所。この前の待避場所に駐車し天和橋を渡って右に進むと登山道の入口。

運搬用モノレールに沿って人工林を進むと鉄塔が連続する。分岐点は標識に従う。
 
3つ目の鉄塔で休憩、後方に高城山、武士ヶ岳、天狗倉山などが眺められる。徐々に斜度がきつくなる

9:35 スタートから1時間30分で尾根1183Pに着く。この峰から稜線を、左に進むと天和山、右は滝山

第五鉄塔を経て川瀬峠へ、ここから尾根のこぶを三つ越えると天和山頂
 
10;13 天和山頂に着く、しかし山頂からは視界がよくないため30m下る、そこは大峰山系の山並みがパノラマ

しばらく写真を撮った。稲村ヶ岳から弥山、釈迦ヶ岳まではっきり確認できた。休憩後、登って来た道を下った。
 
下山後、車で高野辻のビューポイントに向かう。分岐は右の七面方面に上る、ヘリポートのある所が大塔町ビューポイント
  
東屋で昼食
 
高野辻ビューポイントは標高が1040mあり東に大峰山系の山並み、西に高野山の山並みがはっきりと見えた。

天川薬湯センターみずはの湯は,温泉でなく薬草トウキなどを使った露天風呂が自慢とか。中央の写真が薬湯の露天風呂
薬草の香りが漂っていた。露天風呂の外は渓流と滝。鮎釣りを楽しんでいる人たちが見える。三湯制覇で湯札もらえます。
  

今日の山野草
山頂付近、険しい崖にイワタバコ
  


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123 水越峠から  石ブテ東谷 金剛山 カトラ谷・セト・青崩道

2011年08月10日 | 登 山

今日は金剛山の人気登山コース No.4の石ブテ東谷コースを登った。この夏、涼を求めての沢コースはカトラ谷、妙見谷、
石ブテ西谷に続いて四つ目。 沢に入って15分ほど進んだ落差3mの小滝で足を滑らせ滝壺に落下。全身濡れました。
右に巻くコースがあったんですが、岩場の足踏み場が狭く、岩を掴もうとするが無いので引き返そうとした矢先、足が滑りドボン。 
顎や腕にかすり傷、前歯が少し欠けました。ここで断念したら今後、沢コースが怖くなりそうなので唇の出血が止まったのを確認
して石ブテ東谷コースで山頂をめざした。全身濡れたらそこから先は、靴が濡れようがお構いなし。沢の中に入りまくりガンガン
攻めました。沢の上部100m程は水が無く土砂崩れ現場のような斜面、20mほどのトラロープが数本張ってあり助かった。
ビックリしたのは背中のザック、防水が効いているためか全く被害無し、ウエストポーチのカメラは水を被りまったく使用不能。

今日の登山記録     ルートmap      登山口         人気登山コース 
      
10:07 ルート309 水越峠着、平日のため車が少ない。下山は青崩と決めていたので中間地点に駐めた。
民家の手前にかかる橋を渡り、林道を直進。20分ほど進むと鉄板の橋。ここから左に沢へ下った。
 
沢に下る道、はっきりしています。
 
しばらくは、緩やかな流れ
 
全く問題なしです
 
多少蜘蛛の巣があります
 
小滝らしくなってきます。靴が濡れないように踏み石やコースを探すので気を取られてスピードが遅くなる
 
濡れてる岩の上でもこの程度の斜面は滑りません
 
この滝の上で足を滑らせドボンです。 この先の写真が撮れてません。 休憩時に携帯を出し撮影再開。
標高800mを過ぎると沢の水が無くなる。そこから上は急斜面が100m以上。トラロープが無かったら大変でした。
 
山頂上の木陰ベンチで昼食休憩。おにぎりとスープヌードル。
 
今日の山野草

    
                            カトラ谷下山時にイワタバコ、携帯で撮ったのでどれもピントが甘い
    

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122 篠原から 七面山 東峰・西峯 アケボノ平 槍ノ尾ノ頭

2011年08月08日 | 登 山

今日は、7月28日に予定していた七面山に登った。7月末、大雨でこの付近は土砂崩れが発生し通行出来ないという情報が
あった。それから10日以上経ったが、大塔町篠原の集落までは順調に進めたが、下って赤い橋を渡った先からは、集落が
無いためか崩れた土砂が道路に残ったまま。その上を車が通っている感じでいつ、下をこするか心配しながら進んだ。
終点1kmほど手前で土砂に丸太が重なり、完全に通行不可。ここから登山口までは長かった。大峯奥駈道まで行きたかったが
無理をせずまたの機会に。下の写真はアケボノ平から、左が西峯で中央の尖っているのが七面山東峰、南壁は崖。

今日の登山記録     3D           ルートmap        パノラマ   アケボノ平から釈迦ヶ岳方面   
          
7:00頃 県道235大塔町惣谷で、これから行く方面はガスが、篠原から赤い橋を渡って10km、7月末の大雨で終点手前で
大きな土砂崩れ有り、車はこの先通行不可。すでに2台駐車。ここから本来車が入れるゲート手前まで25分徒歩。  
  
土砂崩れがなければこの沈下橋の手前でまで入れた。駐車可。橋を渡るとゲート。ここから王子緑化(株)の所有地。
  
9:00土砂崩れの多い林道を1時間以上登るとやっと七面山登山口の標識。ここから急坂が始まった
  
七面尾の鞍部からは尾根伝いに進む。狭い尾根で張り出した木の根がむき出し。
木の間からこれから登る七面山が見えて来た。この付近はアケボノツツジ・石楠花が多い。所々に鎖やロープが有り助かる。
  
西峯山頂付近は、草丈30cmのミヤコザサの草原が続く。登山道ははっきりわかった。10:41七面山西峯に到着
  
東峰へは一度下り、登り返す。振り返るとアケボノ平と巻の槍ノ尾ノ頭が美しい曲線を見せる。10:59七面山東峰、展望悪し
  
ここから西峯に引き返し、その先の槍ノ尾ノ頭を目指す。少し下った所に大峯奥駈道への標識があった。ここから楊枝ノ宿小屋へ
行って見たいが片道1時間半かかるのと踏み跡程度でわかりづらいとの情報があり今回は止めた。
  
  
西峯に引き返してきた。南東方向の山並みが美しい。アケボノ平は、鞍部になっていて一面がミヤコ笹に覆われた草原。
  
昼食時、突然ヘリコプターの大きな音。向かいに見える釈迦ヶ岳から仏生ケ岳の稜線上をホバリングしながら飛んでいた。
下の写真、右側の山頂だけガスに覆われているのが釈迦ヶ岳その左、中央崩れている付近が、大峯奥駈道の両部分け。
  
食後は、来た道を下山するのみ。いつもながらダブルストックはスキーで滑っている感覚、どんどんスピードが上がる。

  
王子緑化(株)の専用林道はあちこち大きな岩が崩れている。以前は車が通行出来たみたい。北に明星ヶ岳の尾根が見える。
  
この付近の土砂崩れはこんな感じ。小岩・小石ばかりで何故か土が無い。滝の水で顔を洗ったが冷たくて気持ちが良い。
  
七面谷はどでかい岩がゴロゴロしてる。大雨が降ったときはすごい流れになるみたい。帰路、この道は通行止めになっていた。
  
14:58 ルート168に合流、左折。橋のたもと大塔町の近代的な建物。ここが夢の湯、洞川温泉と比べ空いていた。駐車も無料。
この下、河原がキャンプ場になっていた。駐車は数十台可、利用料金は無料。普段は空いているがお盆は混みますよと。
  
今日の山野草
 イワタバコのオンパレードです。朝、気がつかなかったが、土砂崩れの道沿いに、たくさん花を咲かせていた。
     
    
ホタルフクロ       マルバマンネングサ   ミゾホオズキ      オオルリソウ      ネジバナ
     
ハエドクソウ        オトギリソウ      ネジバナ     オトギリソウ     ヤマトウバナ
    
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121 紀見峠から 岩湧山

2011年08月07日 | 登 山

今日は、岩湧山にナンバンギセルの花を見つけに行った。団子さんの情報どうりの場所に咲いていた。
ナンバンギセルは、ネットで調べると、イネ科の植物(イネ、ススキなど)の根に寄生するとあった。
岩湧山頂のススキは人の背丈ほど伸び生い茂っているので簡単には発見出来ない。それで、株付近をストックでかき分け探すと
次ぐから次へと咲いているのが見つかった。写真に撮った後は、ナンバンギセルのために元のわからない状態に戻した。
山頂の展望は、曇っているが遠く淡路島や六甲山まで眺めることが出来た。それにしても岩湧山はひっそりしていました。


今日の登山計画     パノラマ                        今日の緑
   
9:22南海高野線・紀見峠で下車。車内には登山姿の乗客が結構乗っていたが下りたのは私一人。気温は28℃
 
根古川沿いの道から岩湧山に登る。ここは金剛生駒紀泉国定公園という標識。根古川沿いを歩くといっぺんに涼しくなった。
 
10:05正規ルートは、コンクリート道やガレ場の急斜面。それで500m手前で山に入った。分岐点にダイトレや案内がある。
 
関電の点検道はよく整備されている。その急斜面を登り終えたらダイトレに合流した。鉄塔付近がダイトレ合流点。
 
標高550m付近のダイトレ道脇にバイクが横たわっている。この付近は急斜面で丸太階段が続く。
 
標高700m付近のブナ林。一般の登山道から少し北寄りだがショートカットで、明るい林の中を歩くのが気持ちいい。
 
五つ辻を過ぎると、すぐに北側が開け展望の良いポイントにでる。大方の人はここで腰を下ろし休憩となる。
 
12:35山頂に着いたときは、他に誰一人いません。早速、ナンバンギセルを探し回った。いっぱい写真が撮れた。
その後、食事をしていると5名の方が次々に登って来られた。出会った方等と話が弾み1時間30分ほどの休憩となった。
 
下山途中、ホワイト犬を連れたおじさんに出会った。これで4回目である。記念に写真をお願いしたら快く応じてくれた。
今日は、蒸し暑く汗がよく出る。湧き水や沢の冷たい水で顔を洗うと気持ちが良かった。ハンカチも冷たい水で洗った。
 
山ガールが一人、重たい荷物(10kg)を背負い下山していた。聞くと夏休みに北アルプスに行くので訓練中だと。
紀見峠トンネル付近からの風景、遠くに見える山並みは大峯の山上ヶ岳か?
 
今日の山野草   
オオナンバンギセル 全て違うポイントでススキの株のど真ん中に寄生してしていました。どこかギンリョウソウに似ている。
     
    
岩湧山頂や登山道には、本当にたくさんの山野草が次から次へ咲きますね。 
カワラナデシコ  クリの実     ヒメヤブラン      ヘクソカズラ     オカトラノオ      オトギリソウ
      
           ヤマジノホトトギス   ヤブラン                  キンミズヒキ    ジャノヒゲ    
     
ミツバ                  ダイコンソウ        ミズヒキ        ツユクサ     ハエドクソウ
     

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120 水越峠から 石ブテ西谷 金剛山 中尾の背

2011年08月06日 | 登 山

前回は金剛山お気に入り登山道、人気No.1妙見谷の沢を歩いた。(ブログ118) その時に味わった沢登りのスリルと涼しさを
体験しに人気No.5石ブテ西谷の沢を歩いた。コースは妙見谷より長く小滝の連続で、よりスリルがあった。
昨日の雨のせいか水量が多くいのと、朝一番で蜘蛛の巣がいたるところにあったため山頂まで3時間を費やした。靴も濡れまくった。
下山道は、中尾の背という尾根筋の激下りコースで後半は沢を下る。そこは、丸滝谷と石ブテ東谷の合流点だった。次回、金剛山の
コースを暗示されているようだった。石ブテ西谷コースはロープの無い箇所や、滑りやすい岩肌があったりで緊張の連続でした。
しかし登ってみれば、沢登りは所々に危険な箇所があるが滝を登ったという満足感で疲れが吹っ飛ぶのがいい。本当に涼しい。

今日の登山記録   金剛山の人気コース   水越峠    ルートmap      今日の緑(中尾の背は自然ブナ林)  
        
8:40水越峠・トイレの上の林道を30分ほど進むと大きな堰堤が。その先、地道になった付近で左の沢に下りる。スタート
ここは標識やテープがないので要注意。直進は石ブテ尾根コース、左は踏み跡がはっきりしているが別の谷?
  
9:10ここから沢登りがスタート。取水用の塩ビパイプが目印。水量が多いので足下に注意して進む。沢は蜘蛛の糸がいっぱい。
ストックは使うと危険なのでザックにしまった。 両手に手袋をはめ、木や岩に掴まりながら小滝をよじ登って行った。
  
少し急なところで苔が生えている岩肌は滑りやすいので要注意。木や岩を掴んで3点確保確実にする。
まもなく、水しぶきかかる岩肌にイワタバコが咲いていた。綺麗な花だ。
  
しばらくして上の登山道から沢に下りてくるところがあったので確認した。上の登山道は舗装してあった。すぐ沢に戻る。
  
次々と小さな滝が現れるが中央突破。多少の水かぶりは仕方がない。たまに浮き石があるので注意を要する。
気温は20℃で水も冷たく何度か顔を洗った。

  
このコース、今朝は私が初めてのようで蜘蛛の巣だらけ。枯れ木で振り払うが蜘蛛の糸に夢中になり靴が水に浸かってしまった
  
一度、靴が濡れれば、後は気にせずどんどん進めるもんです。手袋も気がつけば泥泥。何度も沢の水で洗った。
  
昨日降った雨で水量が多い気がする。ここは妙見谷の岩より滑りやすいので要注意。
  
所々、ロープが無いため直登出来ない滝があった。仕方なく滝を巻くがそこも急坂で必死で木や岩を掴んで登った。
  
今日のコースで一番大きな滝が、右側にロープが有りスイスイ登るが途中から雨が降ったようになり頭や顔にかかる。
  
倒木の下をくぐる。沢が一旦無くなり杉林の中を歩くが、程なくして沢に水が流れている。この付近は伏流水となっている。
  
最後は急斜面にかかるロープを使って登るが、軟弱で崩れそうだった。やっと山頂へ。3時間かかる。
  
下山は大日岳から北へ、六道の辻で左へ、そのすぐ先で右に進むと中尾の背コース、左は石ブテ尾根コース。
  
狭い尾根に激下りが続くが、ブナ林が明るく美しい。下山時はダブルストックを使った。この方が安全だ。
  
水の音が聞こえてきたところで沢に下りる。その地点が石ブテ東谷と丸滝谷コースの合流点になっていて標識が掛かっていた。
  
13:30沢から登山道にそして林道に出た。石ブテ西谷コースは、この川を挟んだ向こう側。最後は水越トンネルが見えてきた。
  

今日の山野草
      
なんと言ってもイワタバコが一番
     

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119 大川口から 鉄山ピストン 行者還岳ピストン

2011年08月04日 | 登 山

3日前にこのルートを計画していたが天候が悪く今日になった。朝現地に着くと同時に小雨が降ってきた。
今日は、レインウエアを着て予定通り鉄山(てっせん)を目指した。登りはじめから急斜面が続いた。山頂付近は、更に急斜面で
岩や木の根を掴んでよじ登った。誰一人と出会わなかった。下山後、手袋は泥だらけだった。休憩後、行者還岳を目指した。
このルートは、入口に土砂崩れで危険の張り紙。中間地点までは急傾斜、その後、長いトラバースが続いたが足下が崩れやすい
ため気を付け進んだ。標識が全く無くテープを頼った。ここでは年配の登山者に会いコースの状態を聞いた。気を付ければ良いと。
前回伯母谷覗きで下山時、雨に遭い更にヒルがズボンにたくさん付着したので今回は何度も確認しながら登った。全くいなかった。

登山記録         道路マップ                  3D       パノラマは行者還岳ルートの中間地点から
     
6:18 鉄山に向け出発、橋を渡って右 水位計測台の付近から登る。 行者還岳へは、橋を渡ってすぐ左の吊り橋を渡る。
 
水位計測台に行く途中、左側にトラロープがあるがこれを越えて登山口に入る。ここからは急斜面が続く。
 
コース案内はほとんど無く、赤や黄色のテープを頼りに進んだ。尾根コースだがテープを見をとさないよう気を付けた。
 
えぐい斜面も所々。中間付近で鉄山の標識がありほっとした。
 
山頂手前のコル、木立がないので天気が良ければ、大峯奥駈道の山並みが綺麗に眺められたのではと思うが・・・。
 
鉄山山頂は一際、尖っている。ガスに覆われているがきつそう。ここはテープを見落とすととんでもないところへ行く。
 
最後の100m程が一段ときつい斜面。木の根や岩を掴んでよじ登った
 
8:17鉄山到着。ガスのため山頂からの展望はゼロ。しばし休憩。
 
1000m付近まで下山したら雨も上がり、陽が差してきた。川沿いに虹が出ている。
 
9:55休憩後、行者還岳を目指し出発。大川口の橋を渡り、左側にかかる吊り橋を渡って進む。川の流れエメラルドブルー。
 
このルートも標識無し。テープを頼りに進む。中間地点までは急斜面が続く。
 
ところどころ土砂崩れがある。登山口に張ってあった注意書きがこのことか。下山して来た方にコースの様子を聞く。
 
中間地点より、片斜面の長いトラバースの道が続く、下りは登りがありテープを見失わないよう気を付ける。崩れやすい。

 
1時間ほどのトラバースが続いたあと尾根へ登る、稜線が見えると同時に行者還避難小屋も見えた。
 
12:02昼食休憩をする。誰も来ていなかった。流し台の蛇口からは水が出た。2階は屋根裏だが2グループは泊まれる。
 
12:30昼食後、後ろにそびえる行者還岳山頂を目指すが、きつい登りが待っていた。
 
12:55 この山頂からもガスで視界が良くない。急斜面で石楠花がたくさん茂っていた。鉄山も同様、石楠花を見たら崖があると。
 
山頂から弥山や、稲村方面。相変わらずガスがかかって展望が悪い
 
下り、ミヤコザサの道はヒルがいるかも知れない。避難後や近くの水飲み場。この岩場にイワタバコが綺麗に咲いていた
 
大きな岩の間にお札がたくさん置かれていた。その横に大峯奥駈道の立派な標識。
 
13:25行者還避難小屋の前から大川口への下山道が始まる。テープや案内はない。すぐに急斜面とトラバース。
 
途中の木製はしごや木道は朽ちかけていて今にも崩れそうで気が抜けない。奥駈道から外れているためか整備されていない。
  
14:30ごろ、やっと晴れ間が見え周囲の山並みもはっきりしてきた。ここでパノラマ写真を撮る。
  
天川川合で左折し天の川温泉に寄り汗を流しさっぱりした。天川川合まで戻り、名水とうふを買って帰路についたた。
今日も、夏休みで地域の子供会か来ていて賑やかで風呂場はごった返ししていたので写真は撮れません、前回の物です。
 

今日の山野草  なんと言ってもイワタバコが綺麗

       イワタバコ                    ヤマジノホトトギス
   
                         オトギリソウ    ハグロソウ
   

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118 妙見谷から 金剛山 カトラ谷 黒栂谷道 

2011年08月01日 | 登 山

大峯山系の鉄山・行者還岳を登る予定だったが、天気予報は天川村付近、1日雨ということで、金剛山に変更した。
金剛山は1月ぶり、夏は涼しい沢登りが一番人気と言うことで、登りは妙見谷、下りはカトラ谷と欲張った。
ガイドブックでは危険度3(最上)、道標なし、単独行は危険とあった。登山口からすぐ沢に下りたが水量が多く沢は歩けず、
10分程度は木をかき分け、急斜面をよじ登って進んだ。その後踏み跡がはっきりわかるポイントに、ここからは沢の石を確認
しながら進んだ。妙見滝は15mの落差でここだけは直登は出来ず右のロープを頼った。その後は沢の岩をよじ登りながらも
山頂まで直登した。1000m付近まで水が流れ、19℃と涼しいコースでした。少し靴が濡れた程度でヒルやブヨも全くいなかった。
PLの平和塔が眼下に。今日、8月1日はPLの花火大会。ここから眺めたら何と素晴らしい事かと思いながらも下山。

夜8時30分、自宅のベランダから花火が見えるが上方だけ。金剛山ライブカメラがPLの花火を綺麗に映していた。
    

今日の登山記録    地形図          3D

千早赤阪村・金剛登山口から1km上がった付近に数台の駐車スペースがありここに車を止め妙見谷入口まで下った。

林道を500m程歩いた付近に沢に下る道があったのでここからスタートしたが、あと500mほど進んだ方が歩きやすかった。

スタート地点は水量が多いため、気をつけないと沢を渡る際に靴が濡れる。3箇所ほど沢から離れる。

山頂までは、とにかく沢を右に左に渡りながら登っていく。花崗岩は意外と滑りにくい。

妙見の滝は岩場がきつく直登はせずに、右側から登った。





900m付近に湧き水が出ている。ここで休憩




 




沢の水が無くなった所から5分程度で千早本道が平行し見えたと思ったら山頂。登山口からはちょうど2時間でした

9:50山頂着と早かったので昼食は取らず10分休憩でカトラ谷から下山した。





今日の山野草
 ヤマユリ        ツユクサ       オカトラノオ      ダイコンソウ    キツリフネ    ハエドクソウ
     
ウバユリ          イワタバコ      アカショウマ       アキギリ
   
 
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