ランダム・メモランダム 3

バイエルン・ミュンヘンとマルク・ファン・ボメルを応援しています

「これで世界が終わったわけじゃない」

2013-01-24 09:58:12 | Mark van Bommel

余談ですが、スナイデルがガラタサライに移籍しましたね。
メディアに書かれている金額が本当だとすれば、言われているような「カネ目当て」の移籍ではなさそうです。

移籍が決まるもっと前、契約延長交渉がこじれてスナイデルがクラブから干されてる時から、ワタシは、ファンボメルがバイエルンを退団した時のことを思い出していました。
ファンボメルは実際干されることはありませんでしたが、状況はかなり近付いていたんじゃないのか、そしてそれを避けるためにミランに移籍したのではないか、と、思ったのです。
もっとも、その一方で、バイエルンというクラブが今回のインテルのような非道なことをするはずがないことも信じています。
結局どっちなんだ、と考え出すと混乱してしまうので、いつもそこで考えるのを止めるのですが、ただ、クラブとの契約交渉がこじれていたことと、今後は出場機会が大幅に取り上げられるだろうと本人が予感していたことだけは間違いないでしょう。
そして、契約とか移籍の交渉というものは、見えないところでエグいやりとりが行われてるんだろうなーということも。スナイデルの代理人は知りませんが、なんと言ってもファンボメルは、今やそんなに詳しくないサッカーファンでも名前を知っているであろう、あの、みのライオラですからね…。

いつまでその話をするんだ、もういいよ、とウンザリされることでしょうが、バイエルンサポとして、ファンボメルのファンとして、このテーマはずっと考え続けて行くつもりです。
もっとも、今さら目新しい事実が出ることもないので、今回のように「ボメもこうだったかも知れないな」と、自分のアタマの中で想像するだけなのですが。そして追えば追うほどワタシにとってあまり好ましい展開になって行かない気がする…(汗)。
あっでも、今それを思い出してどうこう、と改めて感傷にひたっているわけではありませんのでご心配なく(^^ゞ
そういう季節だな~と、ただそれだけ。

さて
あれよあれよという間にはや1週間。

 

 

走らない、マークしない、パスミス連発、心ここにあらずのぼんやりプレー。 
シーズンに1~2回、どうしようもなく酷いパフォーマンスで、とっとと記憶から消し去りたい試合をやらかしてしまうファンボメルであります。
昨シーズンは前期のナポリ戦、そして今シーズンは先週のズヴォーレ戦でした。

もちろんマスコミからは戦犯扱いで叩かれまくり。
非常に狭い範囲内でしか情報収集が出来ていない自分ですが、それでも、ファンボメルがオランダのサッカーマスコミにこぞって批判されているのはなんとなく感じています。
イエローカードの時とは違って、今回は純粋にサッカーのパフォーマンスについてなので、言い訳のしようがありません。つらいです。
そしてついに、かねてよりワタクシが心配していた通り、「PSVが勝てなかった6試合、すべてファンボメルがスタメン出場。欠場した試合の勝率高し、なんたってトゥエンテとの直接対決が」と…orz
知 っ て ま す 。
何さっ、そんなこと今さら鬼の首取ったみたいに言わなくたって…(TдT)

というわけで、試合後のコメントです。いつものざっくり作文。

映像はこちら(Eredivisie Live)。

「世の中にはもっと悪いことがある。しかし結果に関してはもちろんドラマティックだ。ホームでのPECズヴォーレ戦で勝ち点3を明け渡すなんて、信じられないほど愚かだ。当然起きてはならないことだ」
「別の試合にするチャンスはあった。いくつかいい瞬間もあったが、少なすぎた。1-2の時点で3回枠内にシュートしたのが最も重要な瞬間だった。得点していたら大きく違っていただろう。自分たちで不必要に難しくしてしまったんだ。とはいえ、ズヴォーレに賛辞を送らなければならない。彼らは良かったし、コンパクトにプレーした」

ピーテルスについて
「あれはかなりのファウルだったが、俺にとってはレッドではない」
「彼のフラストレーションは想像できるよ。エリクが完全にフィットするためにあらゆることを行っていたことを俺は知っている。それからの初めての公式戦で退場になって、イライラしてしまったのは理解できる」

着替えてからのインタビュー。「もっといい質問してよ」と、イラッとしていたそうです。映像はこちら(ようつべ)。
 

「俺たちは先週、ハイレベルなトレーニングをしたが、今日はそれを生かすことができなかった。彼らは整然として危険だったにも関わらず、俺はズヴォーレ相手では自分たちが格上だと思っていた。俺たちは自分自身を責めるべきだ」
(タイでの合宿の影響は)「今日の敗戦はそれとは関係ない。それを敗因にするのはあまりに安易だ」
「この敗戦を大げさにとらえてはいけない。俺たちが全く何もできないというわけじゃない。来週ヘラクレス・アルメロに勝ったら、俺たちはまた"アンタらにとっての"タイトル候補ナンバーワンであり、メンタルがとても強い、ということになるんだから」

で、おそらく別の日にTelegraafに語ったというのですが、本家はもちろん他のメディアでも追従記事が出てないようなので、出所がいまいち謎のコメント。
「これは世界の終わりじゃない」「競争して書かれたことは、俺たちには何の意味もない」
「俺たちはひどいプレーをした、だが勝つためのチャンスは何度もあった」
「俺たちはもろくもないし落ち込んでもいない」「シーズン最初の試合で俺たちは負けた(注※RKC戦)が、前半戦の最後には首位に立っていた。優勝を逃したみたいな振る舞いをするべきじゃない」

記事はこちらから
Van Bommel: Ongelooflijk dom (Telegraaf)
Van Bommel: begrip voor Pieters (Telegraaf)
Van Bommel: 'Dit puntenverlies is ongelooflijk dom' (VI)
Geïrriteerde Mark van Bommel na afloop PSV-PEC Zwolle: "Stel nou eens goede vragen" (OB)
VAN BOMMEL BLIJFT GELOVEN IN TITEL (Voetbal Plus)

勝ったらニコニコ、負けたらイライラと不機嫌、そんなわかりやすいところ、嫌いじゃないぜ。

 

火中のファンボメル(入力ミスではありません。キャプチャ元の動画のタイトルがそうなっていました)。
そんなにいじめるんだったらよそに行っちゃうんだからねっ、ミランなんか今アンカー不足で困ってるんだからっ(←呼ばれてないよ)、と、ワタシはふてくされるわけですが、本人はそんな気持ちはないでしょう。
まあ、今のところ、即「イラネ」という話にはつながってないようですが(ワタシが知らないだけかも知れません)、少なくとも、もうベンチに行ったらどうだ、という声は少なからずあるようです。
ファンラーイじいさんのように「ひどいプレーをしたことは本人だってわかってる。トシのせいにしたりするのはナンセンスだ。1試合で決めるもんじゃない」と、かばってくれる方もいらっさいますが、いかんせん身内ですし…。
(上のキャプチャ動画では、PSV番記者がtwitterでフォロワーに質問したところ、ピッチにいて良いという回答が多かったと報告しているらしいのですが、オランダ語の意味がわからないので自信ないです…逆かも…)

あのプレーでは次節ベンチに入れられても文句は言えませんが、どうなるでしょう・・・。
それでチームが勝ち続けたら複雑だし、かと言って負けるのはあり得ないし…。
それより何より、本人の契約はどうなるのか・・・。いくらクラブレジェンドでも、勝利に貢献できなければ意味がないでしょう。他のチームに移籍するぐらいなら、引退を選びそう…。

昨シーズンのナポリ戦の前後、というか、しばらくの間、ファンボメルはなかなか復調しませんでした。ミラン不調の要因の一つに挙げられていたぐらいです。今度もそうなってしまうのでしょうか。
そしてPSVも。昨シーズンはクリスマス前まではノリノリだったのに年明けから失速したのでしたっけ。
今年は同じ失敗は許されないのです…。

ネガチブな気持ちでいっぱいなので、あえて前向きな言葉をタイトルにしてみました。


4 コメント

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やはり ()
2013-01-24 15:44:03
この時期になれば、どうしたってアノ事が思い出されるワケです。もう2年経っているのですが、やはり小さな破片のように残っているのです、私も。「当時の」バイエルンで全会一致でイラネ、になった事を、です。
好きな選手が好きなクラブにずっといてくれれば、応援はラクだった、でもそうではなくなった。2011年1月25日はこれからもいろんなかたちで思い出されるのでしょう。
>いつまでその話を・・お気持ちよくわかります。だってボメラーですから。

さてPSVですが、やはりコリアンダーさんも思っておられましたか。ボメってホントにどうしようもなくホニャララなプレーする時が1、2回はありますよね。特に長い休み明けが多い気がします。たいていその時期はテストマッチで、「な~にやっとんのかい」で済むのですが、今回はそうではありませんでした
>ファンラーイさん・・・のおっしゃる通りですよ。それにボメだけが負け(引き分け)試合に出ているわけじゃないし・・・何か結構メディアがイジワルだと感じてしまいます。バイエルンにいた頃、B○ldにいじられていたのが今や懐かしい
わわ、長々書いてしまいました。
世界は終わっていないし、リーグもまだまだあります。何と言われようと、ボメは自分の道を進んでほしいですね。
では又です。
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> 梢さん (コリアンダー)
2013-01-24 23:41:03
「全会一致でイラネ」はショックでしたね。知りたくなかったです。そこはルンメニゲ秘密にしてて欲しかったんだぜ・・・もっとも、本当に秘密にされてるのはさらにエグい事実なのかも知れませんが…((゜д゜;)))
あの件はだいぶ消化されましたが、そういう今だからこそ見えてくることがいろいろあります。
冬の移籍マーケットが来るたびにどうしても思い出しますが、梢さんの欠片が痛くなくなって行くといいですね…。

年に1、2回の酷い試合、というのに、EUROのドイツ戦があったのを思い出しました○| ̄|_ あまりにつら過ぎて、忘れたい忘れたいと思っていたら本当に忘れてしまいました(泣笑)
オランダメディアはなんだか意地悪ですね…。それだけボメが大物ということなのでしょう。鳴り物入りで帰還してきたから、なおさらなのかも知れませんが、もうちょっと愛情をだな。Bildなつかしいですね。ドイツメディアはオランダサッカーは完全スルーですから寂しいです。ピーテルスのガラス割り事件とか好きそうなのに。

そんなこんなで、相変わらず、厳しい道をオラオラ言いながらずんずん進んで行くボメであります。コチラとしては正直、もっと楽に応援させておくれよ~(汗)、と思うんですが、これがボメのアグレッシブ道(←何それ)というやつなのかも知れません(苦笑)。
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考えたら (梢@再び)
2013-01-26 11:01:07
メディアに取り上げられるのは、それだけ関心を持たれているということですよね。レスありがとうございます。
>アグレッシブ道・・・これいいですね!
では又です。
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> 梢さん (コリアンダー)
2013-01-26 17:58:44
アドフォカートもボメをかばってくれる発言をしてくれましたし、今日の試合、スタメンが予想されています。失敗は一度きりにして、ここはきちんと信頼に応えないといけませんよね。
逆に緊張しちゃってしょうがないですが、我々ファンも肝を太くして、ボメと共にアグレッシブ道を追及しなくては…ガクブル
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