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バイエルン・ミュンヘンとマルク・ファン・ボメルを応援しています

帰って来たファンボメル

2012-05-16 03:13:55 | Mark van Bommel

2005年5月15日のことでした

ファンボメル、PSVでの最後の試合でした。クラブとファンに「必ず戻って来る」と約束して、この後、バルセロナに移籍したのでした。
あれから(ほぼ)ちょうど7年後の2012年5月14日、彼は約束を果たしました。

ついに!ついに!ついに!
ファンボメル、PSVに帰還!
ファンの皆さん、大変長らくお待たせしました!俺は帰って来たぜ!アーンド、遅くなってゴメンなさい(^^ゞ

「帰って来てハッピーですか?」「ああ。君はどう?」(←たぶん)

 

まずはメディカルチェック。わざとらしくもかわゆいカメラ目線が、あたかも「このバイクとはもう二人三脚の関係だね」(←by元日本代表キャプテン。GAORA視聴者様ならわかってくれる…かも…)と言ってるような。この高性能エアロバイクが今ならたったの¥39,800!さらになんと、ハンディタイプの血圧測定機も付けちゃいます!(うそ)
メディカルチェックフォトと言えば、半裸状態にあれこれ貼りつけて心電図を測ってるのを期待していたのですが…("▽")

その後はフィリップスシュタディオンで写真撮影。


にょ~(´∀`)
このくつろいだ表情を見ると、いろいろな個人的思惑を脇に追いやって、素直に、帰って来てよかったね、と思わざるを得ないです。


何故かスクーターフォト


定番ポーズ。こんないがんだんじゃなくてもっとちゃんとしたのが良いのですが、まだ見つけられてないのです。見つけたら差替えます。


ブロマイド風・・・


ばたーん(←あまりのカッコよさに倒)

そして入団会見~!
 
契約書にしてはやけに安っぽい、てか普通のコピー紙にしか見えないんですが、ともあれ、要望に応じてわざとらしくもかわゆくカメラ目線。

 
コドモ全員分のレプリカユニをプレゼントされたもよう。むひょむひょ~

 
その後各放送局からインタビューを受ける。ワタシが拾ったのはNOS、L1、ED、OB、だけですが、他にもあるかも知れません。
まとめてではなく個別に受けるところが少々効率悪いとは思いますが、ちゃんと答えるファンボメル。相変わらずそのへんのところ偉いなあ。

入団会見でのファンボメルのコメント。ざっくり作文。

「ちょうど7年後にここに帰って来ることが出来て、とても嬉しいよ。
バルセロナに出発する時に、絶対にここに戻って来たい、と言った。言ったからには守らないとね。
家に帰って来たような感じがする。今日、アイントホーフェンの町を運転していて鳥肌が立ったよ」
「辞めるためじゃない。タイトルを獲るためにここに来た。それ以上でもそれ以下でもない。このプレッシャーは説明不要だ」
「18歳か35歳か、あるいは良いか悪いか。
俺はこのチームに価値を与えられると思っているし、向こう数年はPSVに再びタイトルをもたらすために助けることができる。キャリアの中でずっとそうしてきたし、これからもそうし続けたい。(リーグタイトルがない)ここ最近はこのクラブにとって普通のことではなかった。俺はまだPSVの歴史に何かを残すことができる。
イタリアでは、若いか年取ってるか、で判断したりしない。良いか悪いかだ。そして彼らは俺のことを良いと評価してくれていたんだ」
「最近のPSVはいっしょにプレーし甲斐のある(?)、非常に才能あるグループだ。俺は遠く離れたところからでも試合を沢山見たよ。俺が見れないときは息子たちが見ていた。クラブの人たちとは常にコンタクトをとっていたし、このチームでプレーすることをとても嬉しく思っている」
「2年間、オランダ代表でアドフォカートの下でプレーした経験がある。EUROは怪我で参加できなかったけど。
俺たちはとても喜んでいるが、責任も負うことになる。選手たちが俺に多くを期待するのは普通のことだ(←てにをは自信ナシ)

いやあ、ちょっと文章が長くなると自動翻訳はダメですね。こりゃちょっと、オランダ語勉強しんとイカンかも(←言うだけ)。 
いい加減ファンボメルもオトナになったのだから、そろそろ「僕」とか「私」にしようかしらん、と時々思うのですが、姿を見るとどうしても「俺」にしたくなるのよねん

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今回の契約には、ファンボメルが引退後、PSVのテクニカルスタッフになる(コーチ業?)という条項も折り込まれたようです。

個人的に背番号が気になっていたのですが、なんと!なじみある、かつての6番を授かったようです!すごく嬉しいです。アタシゃそっちに鳥肌が立ちそうに。
6番はストロートマンが着けていましたが、譲ってくれたのですね。いや許可を得たかどうかはわかりませんが、本人はtwitterで、納得してる風なことをつぶやいていました。ありがとう!エエ子や~!(T∀T)

PSV公式による「帰って来たファンボメルギャラリー」にムヒョムヒョと盛り上がっているのですが、楽しいのは今だけかも、とも思っております。
これからは、試合が見れなーい!情報が足りなーい!言葉の壁がー!と、しんどい思いをすることが増えるでしょう。blogでモリモリ愚痴をこぼしたりキレたりくじけたりしますので、どうぞヨロシクお願いします(←ヤだよ)。温かく励ましてやってください。
ただPSVは動画サービスが充実してますので、その点はちょっとだけ期待しています(だからいっそ試合のフルマッチ配信もさぁ…金払うし~)。

いや、ワタシのことはともかく。

ファンボメルがレジェンドでいられるのもここPSV(とフォルトゥナ・シタルト)だけ、かも知れません。
今回の復帰について「おっさんのくせにー?(゜Д゜ )ムリムリ」と、懐疑的な見方をしている声は少なくないだろうと思います。
本人もそのへんのことをわかってて、年齢の話をしたのでしょう(単に質問をふられたから答えただけかも知れないけど)。
これから、その声をはねのけられるかどうか、本当にあと数年やれるだけの力があるかどうか、ビッグクラブを渡り歩いて惜しまれてミランを退団しただけのことはあるのかどうか、ファンボメルが自分で証明して行かなくてはなりません。
いろんな意味で、厳しい戦いが待っているでしょう。もちろんワタシは信じてますけど…。

ただそれも、監督の手腕にも依る面も多々あることと思います。アドフォカートはそのへんどうなんでしょう。60過ぎで、監督の世界ではじぃさんの部類に入りますし。
08年、バイエルンがUEFA杯準決勝で大敗した相手はゼニトでした。そのままゼニトは勢いよく優勝したのですが、当時の監督がアドフォカートでした。
ティモシュク、アルシャヴィン、ポグレブニャク、という、そうそうたるタレントありきの話だったのかも知れませんが、しかし、ゼニトが巻き起こした旋風を再びアドフォカートがPSVでも起こせるかどうか、少し期待しています。
ファンボメルが来年引退する、と(少なくとも現時点では)名言してないのも嬉しいです。来シーズン頑張って優勝して、次こそCLに出場しなくちゃね!(鬼が笑い過ぎて腹がよじれとる)
がむばれ!

何はともあれ。
引退後のことも含めて、これからPSVには長くお世話になることと思います。どうぞヨロシク!

それにしても…。こうやって話が先に進んで行くと、ファンボメルがバイエルンでカピテンだった事実が、どんどん遠くにかすんで行くよ…(汗)


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