3月13日、ウリ・ヘーネスの脱税問題に対して言い渡された判決は「懲役3年6カ月」というものでした。
38億円超という巨額の脱税に対する刑として妥当なのかどうなのか、ワタシにはさっぱりわかりません。
判決自体はショックではありませんが、しかしやはり、執行猶予なしの実刑、これでウリも立派な(?)犯罪者である、という事実は、心に重くのしかかるものがあります。
裁判が終わった直後は弁護士が上訴する意向を表明しましたが、一夜明けて、ウリから「上訴はしない。判決を受け入れる」旨の声明がバイエルン公式に発表されました。
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家族と話し合った後、私の税金問題に対するミュンヘン地方裁判所IIの判決を受け入れることを決意しました。私は弁護士に、上訴を行わないように指示しました。これは良識、態度、個人的な責任に対する私自身の見解に基づくものです。脱税は私の人生における過ちです。この誤りの結果を私は受け止めます。
さらに、私はFCバイエルン・ミュンヘンeVの会長職と、FCバイエルン・ミュンヘンAGの監査役会から即時辞任します。私のクラブを損害から避けられたら、ということです。FCバイエルン・ミュンヘンは私のライフワークであり、これからもそうあり続けます。私は生きている限り、この偉大なクラブとその人々と、違う形で関わりを持ち続けるつもりです。
私の友人とFCバイエルン・ミュンヘンのファンのサポートに心から感謝します。
ウリ・ヘーネス
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ワタシ個人は、当然だけど潔い決断をした、と思いました。
もちろん脱税は犯罪ですので(しかも超巨額…汗)かばうつもりはありません。しかるべき処分をきちんと受けるべきだと思います。
だけどやっぱり、いちバイエルンファンとして、控訴でもなんでも、出来る限りのことをして、少しでも刑を軽く、できれば執行猶予付きの実刑なしで済むようにして欲しい、という気持ちはありました。
しかしここで、あえて判決を受け入れる、刑務所に入る、という、厳しい決断。
それは「私のクラブ」にこれ以上の迷惑をかけないため。
ここに至るまでぐずぐずしすぎた、とか、そんなに反省するんなら最初から脱税なんかしなけりゃいいのに、とか、それももちろんそうなのですが、だからこそ、せめてもの、最後の最後に示したクラブへの忠義。
そこに、自分が育て上げた「私のクラブ、バイエルン・ミュンヘン」の人間としての誇りとプライドを垣間見た気がします。
スタンドでマフラーを巻いて元気にバイエルンを応援してくれるウリの姿が見れないのかと思うと、寂しくて、本気で泣きそうです。
刑務所内ではsky視聴は不可能らしいですし、ムショ内応援もままならないことでしょう(涙)。
だけど3年半なんてきっとあっという間。(※検察側からの上訴の可能性もありますので、刑期はまだ確定してません)
おつとめが終わってまた戻って来る日を楽しみに待っています。個人的には役員復帰も全然アリなんだけど、ま、それはその時の状況判断に任せますわ…。(←気が早過ぎる)
とにかく、ワタシにとっては、何度も言いますがミアサンウリ。ウリはバイエルン、バイエルンはウリ、というスタンスは変わりません。感謝しかありませんよ。
ということでさっそく後任人事についても発表がありました。
副会長を務めていた(そしてアディダスのCEOでもある)ハイナーが会長に就任するようです。
…と、公式日本語版には出てますが、にもかかわらず「新しいボスは誰だ?ホプフナー?カーン?」という記事も見受けられますので、ハイナーは当座的なものなのかも知れませんが、よくわかりません。サッカー用語ならまだしも、そんなこむつかしいドイツ語読むのしんどい。
カーンねぇ…来たらテンション上がりますが、ナイだろうなぁ(´・ω・`)
【追記】
ちゃんと記事を読み直して調べました。今さら過ぎてちょっとバカっぽいので、生温くスルーしてください。
FCバイエルンAG=FCバイエルン株式会社
FCバイエルンeV=社団法人FCバイエルン
と、公式サイトの日本語版では記されています。
他にも役員は何人もいるのですが、関係ありそうな人だけ書き出してみました
FCバイエルン・ミュンヘン(株)(FC Bayern München AG)
取締役社長(Vorstandsvorsitzender) カール=ハインツ・ルンメニゲ
社長代理(Stellvertretender Vorstandsvorsitzender) ヤン=クリスティアン・ドレーゼン
監査役会会長(公式日本語版では「監査役会委員長」 Vorsitzender)ウリ・ヘーネス
監査役会副会長(公式日本語版では「監査役会委員長代理」 Stellvertretender Vorsitzender)ヘルベルト・ハイナー
監査役会副会長(公式日本語版では「監査役会委員長代理」 Stellvertretender Vorsitzender)ルパート・スタッドラー
社団法人FCバイエルン・ミュンヘン(FC Bayern München eV)
会長(Präsident) ウリ・ヘーネス
副会長(1. Vizepräsident) カール・ホプフナー
副会長(2. Vizepräsident) ルドルフ・シェルス
名誉会長(Ehrenpräsident) フランツ・ベッケンバウアー ←このさい関係ないけど書いといた
今まで、ウリが両方の「会長」だったので、違いを気にしたことはありませんでした(^^;ゞ。ドイツ語だと違う単語なのに…。ああ、ややこしい。
しかもこのたびの日本語版の記事では、ハイナーもホプフナーも、組織名は違えど2人とも「副会長」と…。そら夜中に飲酒状態で読んだらゴチャゴチャになるちゅうねん!←誰に文句言ってるんだよ
はっΣ(゜-゜)
というわけで、このたび発表がありましたのは、ハイナーが「監査役会」の「会長」に就任、という内容でした。(ちなみに英語表記だとchairman、となります。その方がわかりやすいですね)
ドイツ語版や英語版の記事には、日本語版にはない、「当面の間」と読める一文があるのですが、そこのところどうなのか、少し気になるところではあります。
そして、FCB(株)の筆頭株主「FCB eV」の「会長」、いわゆる我がFCバイエルン・ミュンヘンの大ボスである「プレジデント」は、現在空席。
新たに公式に出た記事によりますと、5月2日に行われる臨時株主総会にて、ホプフナーが就任する見通し、だそうです。
バイエルンと言えばウリ!というイメージだったので、今回の決定は本当に残念です。なんで、脱税なんてしちゃったのよ…。・゜・(ノД`。)・゜・。
ご老体に刑務所暮らしは大変そうですが、真面目に勤めあげて早く帰ってきて欲しいですね。その時にはまたバイエルンが3冠達成して、トロフィーをウリに献げて欲しい。
ともあれ、最後は潔く退いた姿勢はウリらしくて何かほっとしてまいました。犯した罪はちゃんと償って、またスタンドでガッツポーズしてくれる姿がみられる日を楽しみにしてます。
いつ刑務所に入るのかわかりませんが、今シーズンのCL優勝が見届けられたらいいのですが…(優勝する気まんまんですけど何か?)。そしてもちろん、出てきたらまたトロフィーを掲げて欲しいですね。
今回の決断は、何かこう、頼もしく嬉しく思いました。本人にとってとてもつらいことだったと思います。根はマジメな人なのでしょうから、きちんとおつとめを果たして戻って来てくれると期待しています。
また戻って来る日までミアサンウリ!
昨日の試合で、ウリの席がぽかっと空いてるのを見てまたウルッときそうになりました(;_;)
てゆーか、どうせなら、またGMからやり直して現場のベンチに座ってるところが見たいわ、なんて(^m^)。いいかげんトシなのでキツいですかね。←何をわくわくしとるんだ
寂しかったですね~。
少なくともあと3年とちょっとは、トリオが見られないんだな~と(´;ω;`)
でもウリが犯したことは立派な犯罪ですし、擁護・同情することは何一つありません。出所したときには痩せていそう?!と楽しみはありますが(笑)
しかしウリは、やっぱりバイエルンの一部なのです。
それは紛れもない事実ですし、これからも未来永劫変わることはありません。スタンドのあちこちでみかけたウリへの感謝フラッグが、バイヤンサポの気持ちを代弁していると思います。
MI SAN ULI!!
すでにお気づきかも知れませんが、ルンメニゲの隣はドレーゼンですね。ホプフナーは一列前に座ってました。
それはともかく、空いた座席、寂しかったです(´;ω;`)
ちょっとメタボっ腹がヤバすぎたので、ムショ暮らしがいいダイエットになると良いのですが…でもメタボじゃないウリなんてそれもぴんとこない。。。
脱税なんて何があろうと大犯罪だから、自分は絶対に許さん!というバイエルンサポがいても仕方がないと思ってましたが、同じ気持ちでいてくれるファンが沢山で嬉しいです。スタジアムのバナーの数々には感激しましたね…(;∀;)クラブや選手たちのコメントも。ウリもTVで見て感涙したに違いないよ…。