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ブレーノに実刑判決

2012-07-06 01:58:59 | バイエルン・ミュンヘン

皆様もうご存じの通り、昨日(7月4日)、自宅放火容疑のブレーノに対して、3年9ヶ月の実刑判決が下りました。
自宅放火のブラジル人DFに3年9ヶ月の実刑(Goal.com)

気にはなっていたのですが、いかんせん裁判が始まったのがEUROたけなわの6月13日(ドイツ対オランダ戦の日です)、どうしてもそちらの方に気が行ってしまうのと、普段とは違う単語がたくさんのドイツ語を読むのが難しく、更に、重要な話題なので「てにをは」等の間違いや誤読が恐いので、結局裁判記事を追従することは殆ど出来ませんでした。

ただ、細かいことはわからないものの、弁護側がブレーノがうつ状態による心身耗弱を主張していたらしいこと、ブレーノが日頃から睡眠薬を常用しており、いわば薬漬け状態だったのではないのかと疑われたこと、当時摂取したというアルコールの量が問題になっていたらしいこと、事件直後に現場に駆け付けたラフィーニャが証人として出廷し、ブレーノや家族の様子を証言したこと、

 
もうちょっとちゃんとした服着たらどう・・・

など、かなりぼんやりではありますが、なんとなーく感じておりました。

今回の判決についてエウベル
 

「この判決は災害だ。これは彼のキャリアの終わりを意味する。彼は誰かを殺したりしたわけじゃない。殺人者じゃないんだ。刑務所では彼を救えない。」「彼は病気なんだ。あの日彼は1リットルのウイスキーと10杯のビールというまともじゃない量を飲んだ。彼は助けを必要としている」(SportBild
17歳だったブレーノをスカウトし、バイエルンに連れて来たエウベルだから、自分の子供のように心配しているのかも知れませんね…。

この判決を受けてバイエルン公式は素早く公式声明を発表。
ざっくり
「FCバイエルン・ミュンヘンはこのたびの判決を遺憾に思います。我々の願いは、ブレーノがサッカーキャリアを継続し、家族と共に生活をすることでした。FCバイエルンはこれからもブレーノのサポートを続けます」

ワタシはこの事件とこの判決について是非を述べる立場ではありません。
ただしかし、リベリの時もそうでしたが、バイエルンの、「現」「元」にかかわらず自分のクラブの選手・関係者は徹底してサポートするという、この姿勢にはいつも感銘を受けます。
今回もこのサラッとさりげない声明文に、ちょっとウルッときそうになりましたよ。
「我々は家族である」と、実践するのは、口で言うほど簡単なことではないと思います。
そしてそんな「家族」をサポートするバイエルンを、我々はサポートするのです。このチームのファンであることを誇らしく思うのは、こんな時です。


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