The Phantom of the Opera / Gaston Leroux

ガストン・ルルー原作「オペラ座の怪人」

ルルーの名前

2007年11月15日 | ルルー原作「オペラ座の怪人」
Gaston Louis Alfred Leroux

ガストン・ルイス・アルフレッド・ルルーと言うのが本名らしい・・・。
生まれたのがパリのフォーブール・サン・マルタンです。

オペラ座は9区、フォーブール・サン・マルタンは10区と近かったりします。

でも子供時代を過ごしたのはノルマンディー地方のようです。でもノルマンディー地方なら隣のブルターニュ地方にも近いですね。
「オペラ座」時代にはブルターニュはあまり知られていなかったような事が原作中のどこかに書いてありましたが、隣り合った地方なのでルルー自身旅行に行ったりしたのかもしれません。

※ 「エリックはノルマンディー出身」「クリスティーヌはブルターニュで過ごした事がある」と言う設定です。スカーフ事件もブルターニュが舞台です。

※ 「黄色い部屋」シリーズのルールタビーユはノルマンディー地方セーヌ・マリティーヌ県のウー中学校の生徒と言う設定で、ルルーの卒業校だったりします。




絵『Vue du canal Saint-Martin』(アルフレッド・シスレー/1870年)

オペラ座公式HP

2007年11月15日 | 「オペラ座の怪人」
いつの間にやら「オペラ座公式HP」が新しい物が出来ていたようですね。
3月にはなかったので改修工事が終了したのでしょうか?管理人が行った時のオペラ座は工事中でした。

本館HPの「19世紀逍遥」にURLを置いておきました。

カメラが360°まわるのが素晴らしいです。






昨日はバレエネタでしたが反応を見るとバレエ好きな方も多い感じが・・・。
「19世紀逍遥」コーナーに「バレエ」部屋とかいいなぁーとアイディアだけ浮かぶ。あっちこっち手付かずなのに。
しかも管理人の好きな「ロシア・バレエ団」(安直?)とか20世紀だし、19世紀という範疇に収まらないですよね。

ああ、誰かルグリの「薔薇の精」の動画を知らないでしょうか?


バレエ「失われし時を求めて」は「滑らかな動き」「優雅」の対極であるような自動人形の群舞がよかったです!!!勝手に「ペトルーシカ」ってこんな感じなのかなぁ、なんて思ったりもしました。(全然違うかも)
しかもオープニングはオペラのアリアから始まるのです。


■失われし時を求めて■
Les Intermittences du Coeur

初演:マルセイユ・バレエ モンテカルロ 1974年
振付・台本:ローラン・プティ
音楽:フォーレ、フランク、サン=サーンス、ドビュッシー、ベートーヴェン、ワーグナー他




 プルーストの同名の小説をもとにしたオムニバス風のバレエ。初演は不評だったがプティ独特の美しい振付とプルーストの複雑な大作をすっきりと仕上げたこのバレエは見事である。1幕はアルベルティーヌを中心にプルーストの天国を表し、2幕はシャルリュス男爵を中心にプルーストの地獄を表す。

 【第一幕】 ゲルマント公爵夫人のサロンやヴェルデュラン家の人々。オデットに対するスワンの恋。さんざしの花で象徴されるジルベルトとの出会い。小説家と純潔のしるしの白い服を着た娘たちのいる海辺のシーン。アルベルティーヌとアンドレ。アルベルティーヌへの小説家の嫉妬。
 【第二幕】 シャルリュス男爵とヴァイオリニストのモレル。娼婦の館で女に囲まれたモレル。シャルリュス男爵の地獄、秘密の儀式。モレルとサン=ルウ。戦争に呑み込まれるゲルマントの世界。

この時のバレエの写真は『19世紀逍遥』の中に「旅行記」にあります。