きみこずは ねやへもいらじ こむらさき わがもとゆひに しもはおくとも
君来ずは 閨へも入らじ 濃紫 わが元結に 霜はおくとも
よみ人知らず
あなたが来ない限りは、寝室にも入りますまい。私の濃紫色の髻(もとどり)に霜が降りようとも。
「元結」は髻を結ぶ紐の意で、髻そのものを指す場合もあります。霜が降りるほどの寒空に、愛しい人の来訪を待ち続ける切なくも強い恋心ですね。
きみこずは ねやへもいらじ こむらさき わがもとゆひに しもはおくとも
君来ずは 閨へも入らじ 濃紫 わが元結に 霜はおくとも
よみ人知らず
あなたが来ない限りは、寝室にも入りますまい。私の濃紫色の髻(もとどり)に霜が降りようとも。
「元結」は髻を結ぶ紐の意で、髻そのものを指す場合もあります。霜が降りるほどの寒空に、愛しい人の来訪を待ち続ける切なくも強い恋心ですね。