きみやこむ われやいかむの いさよひに まきのいたども ささずねにけり
君や来む われや行かむの いさよひに 真木の板戸も ささず寝にけり
よみ人知らず
あなたが来るのだろうか、私から行こうか、とためらっているうちに十六夜の月が出る時間になってしまい、真木の板戸も閉めずに寝てしまったよ。
「いさよひ」はためらいの意で、転じてなかなか出てこない十六夜の月を指すようにもなった語。ここでは両方の意を含めていますね。「ささず」は「鎖さず」で、門や戸を閉ざさない意です。
きみやこむ われやいかむの いさよひに まきのいたども ささずねにけり
君や来む われや行かむの いさよひに 真木の板戸も ささず寝にけり
よみ人知らず
あなたが来るのだろうか、私から行こうか、とためらっているうちに十六夜の月が出る時間になってしまい、真木の板戸も閉めずに寝てしまったよ。
「いさよひ」はためらいの意で、転じてなかなか出てこない十六夜の月を指すようにもなった語。ここでは両方の意を含めていますね。「ささず」は「鎖さず」で、門や戸を閉ざさない意です。