なみだがは なにみなかみを たづねけむ ものおもふときの わがみなりけり
涙川 なに水上を たづねけむ もの思ふ時の わが身なりけり
よみ人知らず
涙川の源がどこかなどと、どうして探し求めようとしたのだろう。もの思いにふけるときのわが身こそがその源だったのに。
0466 でも触れましたが、「涙川」は次から次へとあふれ出る涙を川に喩えたもの。涙の川の源流をたどってみたら、何のことはないわが身そのものがそれであったという切ない詠歌です。
なみだがは なにみなかみを たづねけむ ものおもふときの わがみなりけり
涙川 なに水上を たづねけむ もの思ふ時の わが身なりけり
よみ人知らず
涙川の源がどこかなどと、どうして探し求めようとしたのだろう。もの思いにふけるときのわが身こそがその源だったのに。
0466 でも触れましたが、「涙川」は次から次へとあふれ出る涙を川に喩えたもの。涙の川の源流をたどってみたら、何のことはないわが身そのものがそれであったという切ない詠歌です。