たぎつせの なかにもよどは ありてふを などわがこひの ふちせともなき
たぎつ瀬の 中にも淀は ありてふを などわが恋の 淵瀬ともなき
よみ人知らず
激しく流れる早瀬の中にも淀みはあるというのに、どうして私の恋情は淵瀬もなく、激しくたぎるばかりなのであろうか。
「ありてふ」は「ありといふ」が略されたもの。抑えきれない激しい恋情を早瀬の激流に準えて詠んでいます。
たぎつせの なかにもよどは ありてふを などわがこひの ふちせともなき
たぎつ瀬の 中にも淀は ありてふを などわが恋の 淵瀬ともなき
よみ人知らず
激しく流れる早瀬の中にも淀みはあるというのに、どうして私の恋情は淵瀬もなく、激しくたぎるばかりなのであろうか。
「ありてふ」は「ありといふ」が略されたもの。抑えきれない激しい恋情を早瀬の激流に準えて詠んでいます。