あはれてふ ことだになくは なにをかは こひのみだれの つかねをにせむ
あはれてふ ことだになくは 何をかは 恋の乱れの つかねをにせむ
よみ人知らず
「あぁ」という嘆きの言葉さえもなかったならば、一体何をもって恋に乱れる心の束ねにすれば良いのだろうか。
「あはれ」はここでは感動詞。「つかねを」は「束ね緒」で物を縛るための紐のこと。反語表現になっているのを普通に書けば、嘆きの言葉を発することが恋に乱れる心を鎮めるせめてもの手段になっている、ということでしょう。
あはれてふ ことだになくは なにをかは こひのみだれの つかねをにせむ
あはれてふ ことだになくは 何をかは 恋の乱れの つかねをにせむ
よみ人知らず
「あぁ」という嘆きの言葉さえもなかったならば、一体何をもって恋に乱れる心の束ねにすれば良いのだろうか。
「あはれ」はここでは感動詞。「つかねを」は「束ね緒」で物を縛るための紐のこと。反語表現になっているのを普通に書けば、嘆きの言葉を発することが恋に乱れる心を鎮めるせめてもの手段になっている、ということでしょう。