岸田首相の追悼・・・長いなぁ~と感じながら見ています。
それに、、、「勅使」の重さが庶民にはピンと来ないので、参列している別の皇族に「勅使」を頼む事は出来なかったのだろうかと、、、庶民感覚ですけど・・・
葬儀が行われているこの時間だけは安倍元首相の良い所だけを思い出してみようかと・・・
最初に思うのは「外交」です。
その中でもアメリカのトランプ大統領との関係です。
あの何を言い出すか解らない大統領を上手くコントロールできたのは、世界のリーダーのなかで安倍さんだけでした。
他国のリーダーたちはトランプにどれだけ振り回されたか。
もし安倍首相以外の人だったら、アメリカ相手に大儲けしている国として、異常に高い関税を課せられた可能性があります。
また、日本の弱点である防衛面でも、もっと在日米軍にお金を使わなければ、軍を縮小すると脅しをかけられ、その代償として不利な条件での契約を色々と迫られたでしょう。
そして、在日米軍が引き上げるジェスチャーが見えれば、中国は尖閣だけでなく南西諸島や沖縄本島にまでちょっかいを出して来たでしょうね。
そうしたアメリカとの付き合いだけでなく、日本にとり色々な意味で重要なインドとオーストラリアと接近したのは良い判断でした。インドは中国の絡みで防衛上必要だし、オーストラリアは防衛だけでなく日本の食料供給に重要です。
あくまでも個人的な感覚ですが、外交で安倍さんのいい点は身長です。
それまでの首相は小さくて、国際会議などの時に並んで写真を撮ると、「チビの金持ち」にしか見えなかった。
それはまるで 「虎(米国)の威を借るキツネ」 独立した一国のリーダーの風格は全く感じられず残念でした。
外交以外でも功績は大きい。
安倍さんが首相になった時の株価は8000円代。(今は2万円台後半で3倍に)
民主党政権(立憲の前身)で、悪い経済状態がより悪くなっていた時ですから、強い力でなければ回復はしなかった。
その件で投資家など一部の豊かな人や企業だけに利益が集中したと批判する人も居ますが、そんなに欲張らず、誰も良い状態で無かったのですから、一部の人達だけでも良くなったのなら、それはそれで国民全員が貧乏より良い事です。
儲ける企業や人が多くの税金を払ってこそ、東北の復興や社会保障が成り立つと言うものです。
本来なら野党や左翼系の人が言うべき労働者の賃上げを何度も口にしたのは安倍首相ですから。
安部首相は長期政権だったので、不満を持つ人も多いだろうが、それは長期だから当然で、1年余りで辞めて行った多くの首相は何もしていないので批判する事も無い。
近年では安倍さんを除けば小泉さんの4年位が最長で、それ以外の人は皆さん数年で辞めています。
私はリーダーは最低でも5年、限度が10年ていどは続けてやるべきだと思っています。
コロコロと変わってはまともな政治は出来ないでしょ。
選挙に勝つ事ばかりを考えくちゃならず、先を見た政策は実行できません。
それに日本はリーダーが代わっても外交政策は継続する姿勢を取っていますが、そんなもの他国の人は誰も信じませんね。リーダーが代われば国同士の約束事など無かったのと同じです。それが世界の常識で、日本人が持つ常識とは違います。
私もソコソコ年齢を重ね、色々な日本の国のリーダーを見てきましたが。
安倍晋三元首相ほど日本が好きだったと感じられるリーダーは存在しない。