ぼちぼち日記

手作りとおはなしが好きなモリーさんのつれづれ日記。

夏のオススメ本③『ゲド戦記Ⅱこわれた腕輪』

2006-08-09 | 読書
アチュアンの地で、大巫女の生まれ変わりとして育ったアルハ(テナー)は、十五才の少女。
自分が仕える墓所の地下迷宮で、失われた平和の腕輪の半分を探してやってきたゲドと出会います。
アルハの心を次第にときほぐし、アチュアンからの脱出を決意させるゲド。
外界から隔離されて育ったアルハの、成長物語とも言えます。

1巻ではゲドが15才くらいだったけど、2巻ではゲドはもう中年のおじさん。
物事を悟り、どんな運命をも受け止める大賢人となって現れます。

なぜ夏のオススメかって言うと、全体をひんやりとした空気が漂う地下迷宮のシーンがいいんです。暗闇を灯りも無しに手探りで進む地下迷宮に、自分も入ってしまった気がします。
映画のゲド戦記ブームで、写真のより新しい表紙の本が出ていますが、自分はこの最初の本が好きです。



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