ぼちぼち日記

手作りとおはなしが好きなモリーさんのつれづれ日記。

映画『借りぐらしのアリエッティ』

2010-08-21 | 映画
久しぶりに映画友達のみにーさんと出かけました。

映画館のチケット売り場で、あらまっ!偶然にも親友と娘ちゃんに遭遇。
わぁ、奇跡だわと言いながら、並びの席に座りました。


映画の方は、ジブリ映画のあの映像の美しさがやはり素敵で、それに音楽がとっても
美しく、癒し系ってやつですね。


しかし、昔はアニメでも実写でも、洋画でも邦画でも、何でも素直に観て感動してた
自分が、いつのまにかひねくれてきたように思えてしまうのです。

何でこうなるの、とか、あれちょっとおかしいんじゃない、と心のどこかで難癖つけて、
よせばいいのにあらさがししてしまっている自分。

アリエッティのお母さん、えらく老けてるなぁとか、借り暮らしじゃなくて泥棒暮らし
じゃないのとか、現代日本の設定なのに、西洋人みたいなアリエッティの家族と、
南方系の男の子が出てくるし、あんなお手伝いさんがなぜ長年雇われているのとか、
あのネコはどうなんだろうとか、あぁ自分が嫌だ、
次から次へと疑問が湧いてきて、まるごと楽しめるというわけにはいかなかった。


終わりに近づいたころ、ふと隣を見ると、親友がハンカチ片手に、涙でぐしゅぐしゅに
なっているのです。
あぁー、やっぱりこの映画はちゃんと人を感動させてるのに、自分が変わってしまったの
かな…
昔から映画を観ると泣く人だったけど、親友は今も全然変わっていなかった。

もっと素直に、素直に、映画も人も、ありのままに受け入れてみましょう、もう少しだけ。



映画『アリス・イン・ワンダーランド』

2010-05-09 | 映画


これは観てから2週間ほどたっております。

初めて、3Dシアターというのを体験しました。

車酔いみたいに気持ち悪くなる人もいると聞いたので、とっても不安だったのですが
(USJのバック・トゥ・ザ・フューチャーでは、15秒で気持ち悪くなり、
 その後ずっと目をつむっていたのだ)
果たして…?


…初めのうち、ちょっとふわふわして変な感じがして、こりゃあかんかも、と思ったけど、
次第に慣れてきて、何とか大丈夫でした。
ホントに浮き出て見えるんだわ、すごいなぁ~。


アリスのストーリー自体は(?)でしたが、鮮やかな色彩と、個性的なファッション、
不思議の世界が面白かった。

ジョニー・デップはいつもちょっとひねた役だけど、今回はとっても真面目な
人物でした。(お化粧しすぎて、ジョニーと分かりにくい~、素顔が見たいよ)


『インビクタス~負けざる者たち~』

2010-02-06 | 映画
試写会第2弾、『インビクタス~負けざる者たち~』を観てきました。

ネルソン・マンデラさんの実際の話を映画化だから、もしかして重く深刻なムードが
漂っているのでは、と予想していました。

ところがそんなでもなく、分かりやすいストーリーで、いつも前向きに生きる
人々の姿に、元気をもらえる映画でした。

何しろモーガン・フリーマンですからね、存在感ばっちりで、人間味あふれる人柄が
にじみ出ていました。
そしてマット・デーモンも、ラグビーの主将としてチームをしっかり引っ張っていきます。


ん~、ちょっとうまく行きすぎか?
しかし、実話なんだよね。
マンデラさんの力は本当に偉大だったんだなぁ。

27年間も投獄されていた人が、大統領となり、民衆の心を掴んで、
国を動かし、平和への道を歩みだす。
と、簡単に言葉では言えるのだけど、遥か日本のここからは想像できない試練の
道だったのだろうな。
その、ほんの一面を見せてもらったような気がする映画でした。

スポーツファンの人も、観たら面白いかも。
後半ずっとラグビー、ラグビーです。

映画『ゴールデンスランバー』

2010-01-29 | 映画
「○○ショッピングセンターにある映画の試写会の応募箱、かなりの確率で当たるよ。」
という情報を聞きつけ、早速応募してみると、何とホントにペアチケットが当たりました!
堺雅人主演の『ゴールデンスランバー』。

で、昨夜観てきましたよ。

そんなに期待していなかったけど、面白かったー!
首相殺人犯の疑いをかけられた普通の青年が、逃げる逃げる、とにかく逃げる。

確かに、逃げるしかないよね、この状況では。

逃げ続ける中で、昔の友や恋人、いろんな人が少しずつ味方してくれます。
「そんなアホな」とつっこみたくなるところもありますが、娯楽映画として
とにかく、あー面白かったね、と笑顔で映画館を出てきました。
(しかもタダだし)



そして今度は何と!『インビクタス~負けざる者~』のチケットも当たっちゃった!
何てラッキー
お年玉年賀はがきは1枚も当たらなかったのに。

また楽しみができました~。

映画『2012』

2009-12-03 | 映画
土曜の夜に、面白いTVも無いし、そうだ、あれ観て来ようか。
と思いついて、夫と出かけました。

その感想は?う~ん、何と言っていいのやら。

映像はすごかった。
世界中で起こる地割れ、地震、津波、噴火、洪水。
あらゆる天変地異が大画面で次から次へと展開されるので、よそ見している
ヒマもない。

と思ったら、家族や親子のしっとりした触れ合いが描かれるシーンもあるけど、
「この人たちは絶対死なないよね」「この人は駄目だ」
というのが簡単に予想できてしまいます。

つっこみたくなる点は満載ですが、映像の迫力を観るのなら、映画館でぜひ。



そう言えば、「タイタニック」で、私の好きなシーンは
棚の何百枚ものお皿が一斉に落ちて壊れる所。
今回地球上のなにもかもがぶっ壊れるのは、いっそ気持ちいいような。
そう、何も余計なこと、難しいことを考えなければね。







映画『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

2009-08-02 | 映画
むむ、ますます大人になったハリー、ロン、ハーマイオニーにドラコ。
そしてストーリーはますます暗く複雑になっていくんですよね。

本を読んだ人なら、あらすじを追っていきながら
「あぁ、これがあの場面ね」と、映像で確認していくことができる映画…
ではありますが、本を読んでない人にはどうなんだろう。

友人たち3人で観に行ったのですが、本を読んでない友人は、途中でちょっと
コックリコックリ。
しかし無理も無いか。
途中から始まって途中で終わるんだもんね。しかも2時間40分は長い。
イギリスのお城や風景は美しくて雰囲気ばっちりなんだけど、肝心のストーリー
に感動や深まりが無くてほぼあらすじを追っているだけという感じで、残念。

でも第1作から観てるし、どうせなら最後まで見届けようと思っているのです。
しかし!最終巻の『ハリー・ポッターと死の秘宝』は原作も長すぎて、
映画もとうとう2回に分けて作られるのだとか。

ラドクリフ君、もうすでに20歳なんでしょ。
最終章では一体いくつになってるんでしょう。ちょっと心配です。



映画『スラムドッグ$ミリオネア

2009-04-26 | 映画
雨模様の土曜日、ちょっと時間が空きまして、夫と何気なく観に出かけました。
アカデミー賞とかで話題になってたよね、くらいの知識しか無かったのですが、
観終わった私たちの感想は、一言でいえば「キョーレツ」。いい意味でです。

最初から最後まで、気を許せない緊張感がただよっていて、ドキドキ。

クイズ番組に出演したスラム育ちの青年が全問正解を前にして、不正を疑われ逮捕された挙げ句、拷問まで受けてしまいます。
取り調べの中で、なぜ無学の彼がクイズに答え続けられたのかというミステリーの下、青年の生い立ちが明らかになっていきます。

急激な近代化の中、高層ビルとスラムが混在する大都市で、青年に起こるあまりにも過激な出来事と、恋人を想い続ける純粋な心。

最後の最後、どうかどうか、不幸な終わり方にならないで~!と祈りつつ観てました。

でも良かった。最後はほっとするエンディング。
音楽も映像も、子どもたちの目の輝きも、とても良かったですよ。
(そう言えばあの音楽、インド人がやってるカレーの店でかかってたのとそっくりだったな)

映画『おくりびと』

2009-03-10 | 映画
評判通り、とてもとても胸にぐっとくる映画でした。

前回の記事に書いたおばさんの死と、どうしても重ね合わせて観てしまいました。

一人ひとりに、それぞれの生と死があり、送り、送られていくんだけど、こんな送られ方が、自分の時にもあったらいいなぁ。
そして送る時も、モッ君みたいな納棺師さんがいてくれれば勿論いいけど、たとえいなくても、その場にいる人みんなが、静かに厳粛に、さよならとまた会いましょうの気持ちを持てたらいいなぁ。


* * * * * *

おばさんが亡くなって病院に駈けつけた時、おばさんの体はまだ温かくて、魂はまだここにいると思えました。
息はしてないけど、きっと私たちのことわかってるって。
看護師さんと義姉と私とで、おばさんの体を拭いて、寝巻を着せて、お化粧をしました。
(病院で亡くなった場合はそうするようです。地方によっても違うのかな)
一人暮らしで子供も兄弟もいないおばさんでしたが、それでも仲の良かった
たくさんの人たちに送られて、お骨をひろってもらい、お墓に入りました。

* * * * * * *


「おくりびと」を観て、昔はとても怖いものだった死が、あの世にいる人たちと会うための旅立ちだと思うと、少し受け入れられる気がしました。

チェロの音色や、モッ君の美しい所作や、雪景色や、愛すべき人々、笑っちゃう場面、等々、好きなところはたくさんあります。
まだ観てない人、おススメです。







『ベンジャミン・バトン』観てきました

2009-02-12 | 映画
*あらすじ*
80代の男性として誕生し、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれた男ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。時間の流れを止められず、誰とも違う数奇な人生を歩まなくてはならない彼は、愛する人との出会いと別れを経験し、人生の喜びや死の悲しみを知りながら、時間を刻んでいくが……。

ブラピが、特殊メイクでおじいさんを演じているのが、背もちっちゃくて(多分CG?)本当の老人にしか見えません。
徐々に若くなるブラピ、だんだんかっこよくイケメンになっていく。
あ~若いブラピはホントにいいねぇ~、もっと見ていたいわぁ。(?)
子供だったケイト・ブランシェットと出会い、彼女はだんだん大人になり、ベンジャミンは若くなる。すると3、40代でちょうどいいお相手になるけど、その先は…彼女はおばあちゃんに、そしてベンジャミンは…?

大感動、ではなかったけど、人生を考えさせられるいい映画でした。
「人生は(どうなるか)わからない」の言葉が何度も出てきて、うん、そうだなぁと思いました。


いつもの映画友達みにーさんと、もう1人、何とみにーさんの職場に私の大学時代の友達がいることが判明し、誘ってもらって、何年ぶりかで会うことができました。
映画の後、3人でランチしながら、お喋りに花を咲かせました。
楽しい休日でした。

映画(DVD)『ミス・ポター』

2008-08-25 | 映画
映画館で見損ねたのですが、aoさんがDVDを貸してくれました。

子どもの頃から動物大好き、自然大好き、絵を描くことが大好きだったポター。
そして、その豊かな想像力で、世界中の子どもたちが喜ぶ物語を作り出しました。

この映画、とにかくどの場面も美しい。
馬車が駆けるロンドンの町並みも、お屋敷の家具や道具、ドレスに髪型、湖水地方の自然も、その中に生きている人も動物もみんな、切り取って写真にして、壁に貼りたくなるような情景です。

ポターが絵を描いたり、絵に話しかけたりするとき、時々ピーター・ラビットやアヒル達がアニメになってちょっと動くのが可愛いです。(全然不自然じゃありません)

婚約者を亡くす場面は、しみじみ泣けました。
悲しみを乗り越えて、描き続けたポター。
百年以上も前に描かれたピーター達が、今も生き生きと輝き続けることに、うなずける気持ちになれましたよ。