ぼちぼち日記

手作りとおはなしが好きなモリーさんのつれづれ日記。

プリンスエドワード島の余韻

2011-07-24 | 出来事

吉村和敏さんの写真集。
縦横14、5cmの正方形で、240ページの厚さの中にP.E.Iの魅力が詰まっています。
春夏秋冬、風景や建物、アン関係の魅力が一杯。
さり気ない、何気ない風景も、立ち止まって見ればこんなに発見があるんだなぁ。

旅行に行く前もしげしげこの本を見ていたけど、今もさらにしげしげ見て、余韻に浸っています。

         

これは吉村さんの写真とエッセイ。
20歳でカナダに単身渡り、さまざまな体験をし、P.E.I.の美しさに出会った時から
現在までの出来事が書かれています。



これはAさんに借りた文庫本。
熊井明子さんと言う人を初めて知ったけど、ポプリを広めた方なんだそう。
アンの物語を解説しながら、モンゴメリの人生や、その他映画や小説などの
エピソードも織り交ぜて書かれています。
アンはモンゴメリ自身なんだな。「夢見ることを忘れない」ことを改めて教えてもらえる本。

        
そしてそして、先日出たばかりの、青木和子さんの刺繍の本。
『旅の刺繍2 赤毛のアンの島』です。

私にとって何てタイムリーなんでしょう!
わくわくしながら本を開くと、あぁ~再び目の前に、あの風景が。

グリーンゲイブルズも、ルピナスも、野原も、灯台も、赤い土も、そのままだ~!

青木さんは、去年の初夏に行かれたのかな、とにかく季節が同じなのよ。

まずはどれから刺繍しようかな。
今はまだ眺めているだけですが、作ってみたい作品ばかり。

いつかまた、できたらみなさん見てくださいね。






プリンスエドワード島おまけその2(植物編)

2011-07-22 | 出来事
島中にたくさんの花々が溢れていたのに、しばらくその中にいると何だか
当たり前のようになって…あぁ~今思えば、もっともっと、写真を撮っておけば
よかったわ~。

ちょこっとだけどご紹介。

グリーンゲイブルズの横に咲いていたアジサイ。
        
見上げるくらい大きな木になっていました。白い可憐なアジサイでした。

    
グリーンゲイブルスの食堂の窓に飾ってあったゼラニウム。
あ、アンが「ボニー」と名付けたあれか?!
あれはアップルゼラニウムだったと思うけど、一応ゼラニウムを置いたのかな?


さて、島には建物の軒先に、必ずと言っていいほどバラが植えられているんですよ。

バラには詳しくないけど、オールドローズっていうのかな。
どれもこれも、ついつい香りをかいで、あぁ確かにバラだわ~とつぶやく私でした。
         




メイプルの木は、緑に輝いていました。葉っぱも種もでかい。



その他に…

ライラックかな?


フクシアかな?


何だろう?


バターカップかな?
この黄色い花はあちこちに好き放題に咲いていました。



シャーロットタウンの住宅街では、小さな庭や玄関先に、みんな綺麗にガーデニング
していました。
ギボウシの色んな種類やベゴニアを植えている家が多かったな。


というわけで、植物編はちょっとしょぼいけどこのくらいです。


プリンスエドワード島おまけ(動物編)

2011-07-20 | 出来事
P.E.I.は自然がいっぱいの島で、動物たちも沢山の種類がいるそうですが、
(でもクマとシカはいないって確かデイブさんが言ってたような)

短い旅の間に見つけた動物をご紹介。


キャベンディッシュの道路を堂々と横断するキツネ。
ちゃんと車が通り過ぎてから渡ってましたよ。

       
   夕方にまたキツネを見かけました。
   コテージ横のゴルフ場をゆっくり歩いていました。


「恋人の小径」で、キツツキが一心に木をつついているのに出会いました。
すごい速さでカカカカカッて。回りに穴がいっぱいあいてました。
3人がおおーっと見守る中、逃げる様子も無く、じっくり観察させてもらいました。

         
こちらはケープトライオンの灯台近くの杭に止まっていた鳥。



車で移動中、たくさんの牧場があり、牛がのんびりまったり。

       
    羊もいました。


あら、馬だ!
こっち見て~と言っても知らんぷり。オーウェルコーナーで。
       
こっちの馬は「輝く湖水」にいました。



すごーく大きな顔してお高くとまってる、アフラックのCMみたいなあひる。


え、みんなちっちゃくて見えにくい?
では
        
これは、シャーロットタウン空港で乗客をお出迎えしてくれている、「カウズ」のシンボル
の牛君です。
(空港はとても小さくて、撮るものといえばこの牛くらい)




わっ!ロブスター?
これ、デイブさんが用意してくれていたフィギュアというか、ロブスター人形(?)
「このトラップを海に沈めて、ここから入ったら出られないようになっちょる。」(デイブ)
      
「そしてほら、こういうスケールがあって、この長さを測って、これより小さいやつは
逃がしてやるんじゃよ。」(デイブ)

なるほど~。
ロブスター漁の時期もとても短くて、5月~7月だけなんだそうです。
乱獲を避けて、自然環境を守っているんだなあ。


あと、かわいいリスにも3回くらい出会いましたが、何しろすばしこいので写真に撮ることは
できませんでした。


もう一つ出会ったのが、「蚊」!
ポイントプリム灯台の花畑で、私の左手の甲を刺しているのを発見、バチンと叩き落とし
ましたが、注入された毒液(大げさ)が日本の蚊とは違うのか、ずっと痕が残ってしまいました。痒かった~。
でもその痕も薄れ、「P.E.I.の蚊に刺された」といういい思い出に…なりつつあります。



P.E.I.の北、セントローレンス湾の海にはハープシール(タテゴトアザラシ)が
いるそうです。
冬には雪と氷に閉ざされ、オーロラが見えることもあるそうな。


寒いのは苦手だけど、秋の紅葉の時期にも行ってみたいなぁ。







プリンスエドワード島5日目

2011-07-19 | 出来事
シャーロットタウンは島の中心地。観光の拠点ともなる街です。

ストリートは碁盤の目のようになっているので、地図を片手に散策しても、
とても分かりやすい街です。


     

街並みは、昔ながらの古い街並みが多いけど、それがとてもお洒落なんですよ。
           
「カウズ」というP.E.I.では有名なアイスクリーム屋さん。
2回も立ち寄ってしまいました。



ショップやオープンテラスのレストラン、カフェが並ぶお洒落なエリア。

ちょっとカフェに寄って、一休み。
        



う~ん、どこもかしこも素敵な眺め。

街はそれなりに賑やかだけど落ち着きがあって、派手派手しい看板や広告などはありません。
どのお店に入っても人々はにこやかで親切。
道を渡ろうとすると必ず車が止まってくれます。(信号もあまり無いのよね)

私たちはまるでシャーロットタウンの住民みたいな気分で、ゆっくりと散策を楽しみました。


きゃっ、ベンチに座るあなたはどなた?
      
 馴れ馴れしく写真を…。(すでにお土産しっかり持って)


消防署の前に、クラシックカーが置かれていました。

       
住宅街を歩いていると、B&Bの窓にネコちゃんがまったりしてました。




ここはピークス・ワーフという埠頭。
美しく整備された遊歩道がありました。




これは、プロビンスハウスという州議事堂。カナダ連邦発祥の地だそうです。

ウイリアム王子とケイトさんが3日後にここに来られた時は、大変な群衆が
集まったらしいです。
でもこの日はのんびりほんわかな、静かな日常でした。

      
プロビンスハウス前で馬車の客を待つお姉さんもかっこいい~。


この白亜の建物は…ええと多分、ガバナーズハウス。
もしやウィリアム王子とケイトさんは、ここにお泊りしたのかな?

    
ビクトリアパークという綺麗な公園の近くは高級住宅街で、立派な趣のある建物がたくさん。


再びコンフェデレーションセンターの所に来ると、高校生が明日本番の劇の練習をしていました。

明日7月1日はカナダデー。建国記念日みたいなので、カナダ中が祝日のお祭りなんだそうです。
ちょうど私たちは明日帰路につきます…賑やかなカナダデーは見れないけど、こんな静かな
美しい街を散策できてホントに良かったな。



最後に泊まったホテル。

明日は午前6時の飛行機に乗るから、早く寝なくっちゃ!

プリンスエドワード島4日目

2011-07-17 | 出来事
昨日の疲れも何とか取れ、さあ今日はレンタカーできままに島を巡ります。
エイビス社のレンタカーを事前に予約し、国際免許も取ってあったのだ。

とは言っても、左ハンドル車を右側通行で走るなんて、生まれて初めてです。
真っ直ぐ走る分には大丈夫でも、右折左折がおっとっと…

AさんMさんに「右よ右!」「車来てるよ!」「ここ一方通行!」
と常に声をかけてもらいつつ、何とか街中を抜けて郊外へ。
     

「こんなに地図を凝視したのは初めてだわ。」とAさんMさん。

まず目指すはポイントプリムという、島で一番古い灯台。

島の主要な道路は高速道路で、(と言っても料金所もガードレールも無く、普通の道路と
変わらない感じ)でも高速道路では車を止めて写真を撮るなどは禁止。

         
やっと灯台に続く赤い土の道に入って、思わず車を止めて取った風景。↑

葉祥明さんの絵のようじゃないですか。

プリンスエドワード島は、島のどこを切り取っても絵ハガキになると何かに書いてあったけど、本当ですね。


ほら、これがポイントプリム。
わぁ~真っ白な丸い体が何か可愛い。来て良かったなぁ~。

       
この灯台は中に入ることができます。
昔灯台守の人が住んでた頃の様子が残されています。
            
灯台の周りはバターカップの花がたくさん。
Mさん、この写真来年の年賀状にいかが?

このお花畑でピクニック気分でパンを食べ(昨日買ったパンの残り)
ルンルン~爽やかな風に吹かれ、深呼吸。

さてまた車に乗って、ぼちぼち行きますか。


ルピナスは場所によって、少し色合いが違います。
ここは紫の濃い色が多かったです。

        
    あらーっ、トトロのネコバス?
  じゃなくて、これはスクールバスなんだけど、なぜお花畑の真ん中に?
  不思議だけど、とってもしっくり周りの景色に合ってます。
  

      
さて、ここはウッドアイランズという所。
島とノバ・スコシア州を結ぶフェリーのターミナルがあります。

              

たくさんの人を車ごと乗せて、フェリーが出て行きました。



ここにもまた灯台が。ウッドアイランズ灯台です。
可愛い家がくっついた形で、ユニークです。

      
  ちょっと離れた所にはこんなのも。

さあまた出発。
今度はAさんがちょこっと運転にチャレンジ。



これまた真っ白な素敵な教会がありました。

ここからまた私の運転で、命知らずの3人は行くのであった。

       

ここはモンタギューという所にある静かな入り江。

ここのカフェで一休みして、ケーキセットを食べていると、
「日本人の方ですか?」と20代くらいの可愛い日本人女性が声をかけてくれました。

彼女は一人旅で、アメリカとカナダを気の向くままにやってきたのだとのこと。
若い時のチャレンジはいいもんだなぁ、自分にはそんな勇気は無かったな。

しばしお喋りをして、さようなら。今頃どこにいるのかな。



さて、少し早めにシャーロットタウンに戻ってきました。
ここは島の州都で、建物もお店もたくさんある所です。
ドラッグストアやスーパーなど、色々立ち寄ってみました。

ここのマクドナルドには、プリンスエドワード島とノバスコシア州だけで販売されている、
しかも期間限定の「マックロブスター」があるというので、
またもやじゅるる、もちろんゲットしました。
(AさんMさんが、モリーさん運転がんばったからとおごってもらっちゃった)



レタスやセロリとロブスターをマヨネーズであえたような感じ。
カニカマサラダのようにも見えるけど、とっても美味しかったです。



これは2番目の宿舎。
島には「ヘリテージイン」と言って、築百年以上たっている建物を改装してホテルにしている
のがいくつもあります。
歴史を感じさせる、落ち着いた雰囲気のホテルでした。



さあ明日はもう最終日、シャーロットタウンを徒歩で歩きます。

プリンスエドワード島3日目

2011-07-14 | 出来事
晴れました~~!朝から日差しがサンサンサン。

今日もデイブさんの運転で、あちこち回りますよ。

さっそくやってきたキャベンディッシュの海岸。


はやる心を押さえ、木道をドタドタと進むと、お~綺麗な海!!!
           
  まるで一枚の絵ハガキのようです。ぽつんとあるのは一人用の更衣室らしい。
  7月8月になると、たくさんの海水浴客で一杯になるそうです。


さて、1日目から行きたかった郵便局を、やっと訪ねることができました。

   
          郵便業務を行う所と、モンゴメリが働いていたころのままに残されている部屋がありました。

実物大モンゴメリさんがお出迎え(?)
            

この郵便局は、モンゴメリの祖父母が営んでいて、祖父の死後、3年間郵便事業を引き継いでいたのだそうです。
ここから出版社に、何度も原稿を送っていたのだそう。



さあ、モンゴメリさんはこのくらいにして、ドライブへGO!




綺麗な海岸線の続く、ダルベイという地域ををどんどんゆくと、可愛い灯台が見えてきました。
ちょっと車を止めて写真を…。

          
   ロブスター漁に出て、帰ってくる漁船でしょうか。
   綺麗綺麗と、何度つぶやいたことでしょう。

そこから少し行くと、

「ダルベイ・バイ・ザ・シー」という素晴らしいホテルが。
昔のお金持ちのお屋敷をホテルにしたらしい。(高そう~)
    
この広い庭の前にある川で、数日後に英国のウイリアム王子とケイトさんが
ボート競技に参加されたのですよ!!

ああ~見たかったわ~、でもこの日はとても辺りは静かで、私たちの貸し切り状態でした。

          

少し離れてから撮ったダルベイ・バイ・ザ・シー
おとぎ話の風景のようです。



さて次は、オーウェルコーナーという所にある歴史村。


島を訪れる観光客はたいてい立ち寄るらしいのですが、ここも人は少なめでした。


のどかな昔の田舎の風景。(でも今もあまり変わっていないような)
           
ここにも教会が。

この他にも、村の集会所やワンルームスクール、家畜小屋や牧場などがありました。



「デイブさん、そろそろお腹がグー。
 ランチに島名物のロブスターを食べたいのよ。」

「よっしゃー、わしが行きつけの、うま~い店に連れてってあげよう。」

うふふ。他の二人はともかく、私の超楽しみにしていたロブちゃん。じゅるる。


わお~、ついに巡り合えたわね、ロブちゃん、きれいに残さず食べてあげる。
バクバク!

うん、期待を裏切らない、すごく美味しい味でした。
伊勢エビに似た美味しさで、溶かしバターをつけていただきました。

もう一つの名物じゃがいもも、とっても美味しかったし、デイブさんがビスケットと呼んでいたスコーンみたいなのも素朴な味でGoodでした。

それから、マッスル貝という黒いムール貝のようなのも、ボウル一杯食べたんだけど、
あまりの美味しさに手が止まらず、写真を撮る暇も無かったのです。


お店の隅にあったいけすの中から、デイブさんがロブちゃんを出して見せてくれました。
(お、怒ってる?)


ロブスターを食べたお店。
決して高級レストランではなく、馴染みの人たちが声を掛け合う感じのいいお店でした。


さぁまだまだ日は高い。また出発。


この日のお天気はホントに100点満点。雲も空も、ありがとう。


アラ何か見えてきた。


          

コンフェデレーション大橋だ!

    

わ~かっこいい。
島と、ニュー・ブランズウィック州を結ぶ、12.9キロメートルもある橋です。
すぐ近くまで行ってみました。

        

橋のそばにもこれまた可愛い灯台。



この後、パッチワークの布や手芸用品を売っているお店で布を数点買いました。
島は冬の間雪に閉ざされるので、女性の手仕事に昔からキルトは欠かせないのだそうです。

でも、最近は島でもキルトをする人が減ってきているとのことでした。


あ~ちょっと疲れてきました。

実はこの夜、シャーロットタウンで赤毛のアンの地元のミュージカルを鑑賞予定。

デイブさんに、シャーロットタウンにある次の宿舎に送ってもらい、ここで
さよならしたのでした。

ホントに親切な、優しくて面白い素敵なガイドをありがとう。


ここが、コンフェデレーションセンターという総合文化センター。

赤毛のアンのミュージカルは40年以上も、夏の間の人々の楽しみとして上演されています。
勿論英語だけど、あらすじを知っていれば、ああ、あの場面ねとすぐにわかります。

軽快なテンポで、あれよあれよという間にどんどん話は進み、とにかくコミカルで面白おかしく、客席からはしょっちゅう、どっと笑いがおきるのですが…



あれ?何だか予想していたのとちょっと違いました。
こんなに笑い話にしちゃっていいのかなというくらい、喜劇っぽくなってるのです。

3人ともこの辺で時差ぼけがきていたのか、最後まで楽しめず、宿へと戻ったのでした。

(この日はランチの食べ過ぎで、夕食まったくお腹に入らず。トホホ)








プリンスエドワード島2日目

2011-07-13 | 出来事


2日目の空も曇り…そう、島では今年は珍しく梅雨のような日が続いているとのこと。
うむむ、もうちょっと晴れてくれないかな。

そんな気分を吹き飛ばしてくれたのが、今日から二日間タクシーでお世話になるデイブさん。


とってもお茶目な、お腹の大きなおじさんです。
            
この車で、私たちのわがままな要望に、何でも答えてくれて、どこへでも連れていってくれるのです。
ドライブしながら、行く先々の解説やおしゃべりをしてくれるのですが、勿論英語なので、私は所々フムフムと分かるくらい。
その点Aさんはほぼ聞き取れるし話せるので、助かりました~(でかしたAさん)

朝一番に、昨日閉まっていた郵便局に行ってもらうと、何とストライキで閉まっていたのだ
ということ。
ストは今日終わるから、明日又来なさいとのことでした。
デイブさんが、「今夜宿で手紙を書いておけば、明日すぐ出せるよ。」と助言してくれました。



さて、ここは目的地の一つ、モンゴメリの生家です。

ここも当時のままに家具やモンゴメリの花嫁衣装などが展示されていました。
            
ここで絵ハガキを購入。

ここは景色の美しいフレンチリバーの入江。
吉村さんの写真と同じアングルから撮ったのに、う~んやはり曇っているせいか、(いや、カメラマンの腕でしょう)って、比べる方が悪いのよね。


さらに車を進め、ここは、ずっとずっと来たかった、ケープトライオンの灯台です。     
わぁー、吉村さんのカレンダーと同じだわ。
周りの風景も、広々して静かで、気持ちいい~!
           

そしてこの島の人々が最も愛する花、ルピナス。↓

島のそこここに、あっちこっちに、もうどこにでも、咲いていました。
ちょうどルピナスの季節をねらってきたのですけど、ホントに綺麗で飾り気なく、静かな島にぴったりのお花です。(日本ではノボリフジとも言う)

           
この写真も吉村さんの真似して撮りました。


お昼は、これも絶対ここへ寄ろうと決めていた「ブルーウインズティールーム」。

日本人夫妻が経営している可愛いカフェレストラン。
奥さまのテリー神川さんは、 『赤毛のアンのお料理book』の著者。

テリーさんは、意外と小柄で、優しい声の、芯の強そうな方でした。
東北の被災者のために、折り紙の会を開いて、赤毛のアン募金に協力しているとのことでした。
ランチはもう、とてもとても美味しかった。
サラダもキッシュもパンもデザートも。



満足満足、お腹一杯胸一杯になって、さあまたドライブ。


ここは、「銀の森屋敷」と称されるモンゴメリの(また!)叔母さんのお家。
モンゴメリがお気に入りの家で、ここの客間で結婚式も挙げています。
       
そして、今も子孫の方が住んでみえるのです。
一緒に写真を撮ってもらいましたが、この方すごい気さくでフレンドリー。

これはモンゴメリ自身が縫ったクレイジーキルト。すごーい。

このすぐ近くにはアンが名づけた「輝く湖水」もあって(曇ってて輝いてはいなかったけど)

この湖を散歩してくれる観光用の馬車がありました。
あら、誰もお客がいないわ…


        
はい、ここは、ケンジントン旧駅舎。
島には昔鉄道が走っていたけど、今は無く、石造りの駅舎がポツンとありました。
アンが初めて降り立った、マシューが迎えに来てくれた駅…かな?



わぁー晴れた晴れた!一気に天気が回復しました。
もうまぶしいくらいの綺麗な青空がいきなり広がりましたよ。

え?何このほったて小屋は…ですと?

無礼者!ここは「ロウアーベティック」という、モンゴメリが(また!)教師時代に
働いていた学校ですよ。
昔はワンルームスクールといって、ホントに教室が一つあるだけの学校だったのですね。            
中はこんな感じ。昔は英国が統治していたからか、英国国旗がありました。
机の石板を、生徒はノート代わりに使っていたのですね。




この島にはホントにたくさんの小さな教会がありましたが、これは
セント・メアリーズ・ローマ・カトリック教会。
木造の教会の中では島一番の大きさです。
綺麗ですねぇ~。



この日最後は、モンゴメリの(また!!)住居跡です。

宿から歩いて行けるんだけど、昨日行き忘れたのよ。

辺りはひっそりとして、周りの芝生が綺麗で、土台が残ってるだけの住居跡だけど
モンゴメリの魂が今も少し感じられるような…気持ちの落ち着く、いい所でした。


デイブさん、明日もよろしくお願いします。

夕食はコテージで、デイブさんに寄ってもらったスーパーで買った食材ですませ
(ハム、サラダ、ベーグル、ヨーグルト、果物など)
明日投函する絵ハガキを書き、(Mさんは8枚も書いていた)
おやすみなさい。



プリンスエドワード島1日目

2011-07-10 | 出来事
             
トロントから島へは、こんな小さな、バスみたいな飛行機でした。
落っこちないかなとちょっとドキドキ。

宿に着いたのはもう真夜中。
宿の名前は、その名も「キンドレッド・スピリッツ・カントリーインアンドコテージ」
そう、アンとダイアナの「腹心の友」の名がついている、素敵な宿でした。


これは本館で、朝ご飯はここで頂きます。
          
これが私たちの泊まったコテージ。


さあ、次の日の朝は、いよいよアン巡り。
ちょっと曇っているけど、今日は徒歩で歩きまわりますよ。


宿からほんの数分で、わぁー、ついに来ました。
あの、あのグリーンゲイブルス。緑の切妻屋根です。
アンが今にも出てきそうで、心臓がきゅーん。
モンゴメリの親戚の家だそうですが、ここをモデルにアンの物語が生まれたのです。

            
すぐそばには農具小屋や家畜小屋などが、当時の建物そのままに再現されています。
                       
小さな売店には、物語に登場するラズベリーコーディアルが売っていて、
思わず買ってしまいました。
お味は…ん?炭酸。ファンタのアセロラ味みたいな、今風な味でした。

グリーンゲイブルスの中は、物語そのまま。
 
バラの蕾のティーセットもありました。
    
アンの部屋。茶色のパフスリーブのドレスがかかっています。
        
マシューの部屋。優しい優しいマシューを思いだしてジーン。
             
ここでアンやマリラがお菓子や食事を作ったのね…。



外には、すぐそばに「恋人の小径」や

 
     
「おばけの森」もあります。

この日は恋人の小径をじっくり歩きました。(けっこう疲れました)



さて次は、

グリーンゲイブルス郵便局です。
モンゴメリはここで3年間働き、原稿を書いたのだそうです。
あら、閉まってるわ、困ったな。
ここから郵便物を出せば、グリーンゲイブルスの消印が押されるのだそうで、
ぜひ出したいと思っていたのです。
また出直しましょうか、宿から近いもんね。




モンゴメリのお墓です。
綺麗に手入れされていました。

*  *  *  *  *

さてさて、食事を調達しなければなりません。
私たち、宿には朝食だけを予約してあって、昼と夜はいきあたりばったりなのです。

お昼はコテージに戻って、Mさんが持ってきてくれたカップラーメンとパックのごはんと
梅干しで済ませ、(ちょっとしょぼい)
夕食はスーパーに買い出しに行きました。

ところが、アンの故郷キャベンディッシュというところは、はっきり言って田舎~(!)
食材が売ってるお店まで、片道30分もかかって歩きました。
(タクシーを呼ぶと、40キロも離れたシャーロットタウンから来るのでバカ高い)

買った食材をかわりばんこに持ちながら、ヘロヘロになって帰りました。
ええ、なにしろおばさん達ですからね…。


コテージにはこんな素敵なキッチンがあって、食器も調理器具も全て揃っています。



レンジでチンしたピザをメインに、サラダにコーヒー、そして梅干し。

今日はよく歩いたね。よしよし。いただきまーす。

なぜかみんな時差ぼけもなく、ぐっすり眠ったのでした。

(第2日目につづく)

「赤毛のアン」の島プリンスエドワード島へ

2011-07-06 | 出来事
ついについに、行ってきたのです。
憧れのアンの島。カナダのプリンスエドワード島へ。

今回は友人と3人で。(Aさん、Mさん、楽しかったね!)
「行きたいね」「行こうよ」「ホントに行けるかな」「行こうと思えば行ける」
「ホントにホントに、行ってみようか」「ウン、ホントに行こう!」

…と、決心してから約4年。
こつこつ貯め始めた旅行貯金もようやく行けそうな額になり、体調もまあまあ。

今年初めに、「行くなら今年。」と決め、手探りの計画がスタートしました。

さて一体どこにあるのか?P.E.I.は…と言いますと、

ここですよ。
この、赤いとこ。(ちっこい!)

広い広いカナダで一番小さい州。愛媛県くらいの面積だそうです。


人口は約14万人、時差はなんと-13時間。

中部国際空港から成田空港、成田から飛行機で12時間かかってトロントで乗り継ぎ、
また2時間飛行機でP.E.I.へ。

あぁ~モンゴメリの故郷は、何て遠いんでしょう。

こりゃ体力要りますよ、やっぱり行くなら今でしょう。


さて、いろんな旅行会社を訪ねてみて、最終的にファイブスタークラブという
ところに決めました。
カラフルなパンフレットや宣伝費を使ってないところが気に入って。
(Mさんお世話になりました)

日程は8日間。そのうち3日間は行き帰りに費やされ、実際は5日間の滞在です。

普通のツアーだと、トロントやナイアガラの観光ついでに、1日か2日島を訪れて、
アンの縁の場所をちょいちょいと回るくらいなのですが、

赤毛のアンファンの私たちは、マニアックに行こう!!

ナイアガラなんぞ目もくれず、(いやちょこっと迷いもあった)
5日間ずっと、アンとモンゴメリと、風光明媚な島をゆっくり堪能しようということ
になりました。
(え、愛媛県に5日間も?ホンマにマニアックやなぁ~とダンナ)


旅行会社には、飛行機と宿と、着いた時の宿へのタクシーだけ頼んで、
後は自分たちで、タクシーやレンタカーや徒歩で回るという、
完全フリータイム。

おいおい、おばさんたち、無謀じゃないの?


ええ、ですからね、うんとうんと下調べしましたとも。

3月に旅行会社と契約してから、ほぼ週に1度は「P.E.I.会議」を開き、
5日間の日程が徐々に固まっていきました。

現地からもガイドブックや地図を取り寄せたり、P.E.I.に関する本やブログを
読みあさり、P.E.I.で現地ガイドをしていたことのあるYさんに話を聞いたり、

面倒くさがりの私が、旅のしおりまで作ってしまいましたよ。

しかも勝手に私たち3人のツアーネームまでつけちゃった。
「杏(Anne's)goose」御一行様ですよ。



3人は、アンだけでなく、10年近く前に知った写真家、吉村和敏さんの写真集で、
P.E.I.の美しさにずっとあこがれていたのです。

過去に、「吉村和敏と行くP.E.I.ツアー」があったそうですが、それには行けず、
ならば、その時のコースを全部たどってやろうという、欲張りな旅行です。


さて、1日目は、勿論アン巡り。
次回のお楽しみ。