ぼちぼち日記

手作りとおはなしが好きなモリーさんのつれづれ日記。

青木和子『旅の刺しゅう~野原に会いにイギリスへ』

2010-03-24 | 作ったよ
以前に名古屋の手芸屋さん「ホビーラホビーレ」に立ち寄った時、
青木和子さんの刺繍キットが売られていて、一目でおお~っ、欲しい!
と思ったんだけど、値段が…で、断念。

でも、図書館で見つけました!
同じ刺繍が載っている手芸本を。
やったー、これで手持ちの刺繍糸にちょっと買い足せば、できますぞ!


どの刺繍も、春のそよ風が吹いてきそうな、野原に咲く花や雑草たちが
とっても愛おしくて、素敵なんですよ。

よーし、一つでも二つでもいいから、やってみますぞ。

(ソファーには、冬じゅうかかってついに途中で止めてしまったセーターが
まだそのまま置きっぱなしだというのに。ま、そのつづきは来年ということで…。)

読書あれこれ

2010-03-17 | 読書
このところ、図書館で本を借りて返しに行くと、ついまた別のを借りるという
繰り返しをしております。

◎まずですね、前から読みたかった小川洋子さんの『猫を抱いて像と泳ぐ』。

あぁ~、何とも言えぬ切なさが覆いかぶさってきましたよ。
チェスの才能を持つこの貧しい少年に、最後の最後に光が当たるのかと思って
いたけど、悲しすぎるよ…。

私はいつも、読み終えた後に、胸に何か充たされる思いがする物語が好きだけど、
これは辛い。なのに、読んで良かった気がする。そんな、深く読み応えのある本でした。
外国の物語の翻訳本のような雰囲気が漂っていて、不思議な感覚。

◎もう一冊小川洋子さんの『妊娠カレンダー』。
妊娠した姉の揺れ動く心情を見つめる妹の目で描かれているんだけど、どこか冷ややかで
暗い気分ばかりが続きます。生まれくる子どもを受け入れる準備ができないまま、日が
過ぎて行く…。これ、読み終わってから、この続きをどうしても想像してしまう。
あまりいい出来事は起こりそうもないような。

*同じ作者でも、こんなに違う物語が書けるのか…、びっくりです、さすがです。

◎石田衣良『シューカツ!』
就活に悪戦苦闘する女子大生が主人公で、思わずがんばれと応援したくなる、元気をもらえる本でした!

◎角田光代『福袋』
これ、良かったです~。
角田さんの本は初めてだったけど、これを読んで、また他にも読んでみようと思いました。
                
短編集なんだけど、どれも面白かった。いや、面白いというのとは違うかな、
とても空疎な読後感。そう、空疎で空虚なんだけど、わかるんです。
自分がこの主人公たちとちょっと似てるような気がします。

~ひょっとしたら私たちはだれも、福袋を持たされてこの世に出てくるのではないか。
~福と袋に書いてあるからって、すべてが福とはかぎらない。袋の中身はときに、期待していたものとぜんぜん違う。安っぽく、つまらなく見える。ほかの袋を選べばよかったと思ったりもする。それなのに私たちは袋の中身を捨てることができない。いじいじと身に付けて、なんとか折り合いをつけて、それらが肌になじむころには、どのようにしてそれを手にしたのだか忘れてしまっている。~

こんな風な書きようが好き。


さて、今手元にあるのは、同じく角田さんの、『三月の招待状』『マザコン』です。
ぼちぼちと、読んでいきましょう。






トールペイント ハウスのある風景

2010-03-05 | 作ったよ
       
 
  トールペイント12作目。初めての風景画です。(『ペイントクラフト』70号より)

横22cmくらいの大きさです。
今回はまぁ細かい所を描くのに苦労しました~。
                       
 このハウスの窓が1cmくらいで、そこに窓枠とかレースのカーテンとかを描くのは
むむむ、とっても大変でしたが、出来上がってみると、ふ~ん、いいじゃない。
遠くまでの奥行きが感じられるのがいいな。

木の葉や庭の生垣などは、スティップルという技法で、筆の先をチョンチョンとたたくようにするのです。
ふわっとした感じになります。

一つ一つ、出来上がっていくのが楽しくて、まだまだトール大好き生活は続きます。

ミニうさぎのお雛様

2010-03-01 | 作ったよ
うさぎと言うにはちと気がひける。

でも、作り方通りに作ったんだよ。

とりあえず可愛いでしょう。

大きさは、4.5cm。

白い布でてるてるぼうずみたいのを作って、

長方形の布を2枚合わせて縫い、表に返し、耳を縫い絞り、二つ折りにした

って感じでできました。


あら、早くやり始めないもんだから、あと2日しか飾れないわ。