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今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

(漫画ホットドッグ)の題名はCrazy For You。。。

2022年03月29日 | グルメ
漫画飯のホットドッグみたいな画の「何か?」を頼まれた、タイトルは解からないので勝手に「Crazy For You」とする。
以前「ラビオローネ」近年オレンジ色はリンクのルール)を美味しく作れた時、あ、これは(大金を出せば食べられるとか物理的な事は別として)大体のモノは俺は再現出来るのではないか・・・と薄々感じていたので太刀魚をさばく練習をした時の「太刀魚とシャッキリとしたレタスのパスタ」みたいにクオリティは知らんが・・・・)、それでDahliaのパスタも作ったりしてきたので、じゃあ「その日のうちに」作ってみようかなと。
(色々あってUPするのが遅くなってしまったがね・・・)

ただ、そんじょそこらの安易な方法で間に合わせるのでは俺ではないし、ドッグパンから作ってみようと。
ま、フォカッチャとかピッツアと同じようなモノだよな、そこにオリーブオイルがバターへ変わりパンに変わるというか・・・。
(ドッグパンは「少し砂糖」が多いかな・・・)

ベンチタイム後、丸く拡げ

3つ折り

繋ぎ目をシッカリ止め少し転がしてカタチを整え、絞った濡れ布巾をかけて2.5倍ぐらいまで発酵させる。
(要はフォカッチャのオーバーナイト製法ではないが、置いて放っておけばグルテンが出るって事で・・・腐らない程度にだけれど)

発酵をした生地に本来なら卵黄や卵液を塗るらしいのだが、プロや商品でも無いのに見栄えの為に卵1個殺すのは性に合わないし、スコーンでもクラシカルな本来のレシピは牛乳を塗る事で代用出来るので牛乳を塗る。

200度に予熱しておいたオーブンの2段目で13分ぐらい焼く!!
(うちのオーブンは循環式では無いので、2鉄板に分けて2回焼いた)
串を刺して何も付いてこなければ焼き上がりかな、とあまり焼いてもしぼむだろうし・・・

ま、色は牛乳と卵黄のくだんの件がある為、薄いが食べれば一緒だ・・・

(牛乳の方が卵黄を塗った場合よりも日持ちをする気もするし)

『ドッグパンを作りながら挽肉を作る。」

市販のは薬臭いor高い為、得意技でもある英国風から学んだ、皮無しソーセージを作る事にする。
ソーセージは豚肉が基本的に多いが、
今回のレシピだと
豚肉では「今回は」日本人にシツコイ
かといって鶏胸肉だとサッパリし過ぎているので
鶏のモモ肉の皮を剥いで作る事にした。
(本当は皮も入れジューシーに仕上げたかったが、皮や筋がフードプロセッサーのネジに絡まる事が多く、後の掃除が大変なので外した・・・皮は後で焼き鳥か違う料理にでも)

食感を残す為(モモ肉だから、そこまでパサつかないし)「粗挽き」に挽いたら、好みの調味料で味付け

英国風らしくパン粉で繋ぎ&かさまし?)&このパン粉が肉汁の流出を防いでいる事に気付いている人はどのぐらい居るのだろう?(無論ドイツ風も好きだが)
後でバジルを挟むのでソーセージの中にもバジルを入れ、昔から好きなレモンバジルのソーセージにする事で自分を表現!

更に油脂の流出を防ぐ為に軽く粉をはたき

フライパンで焼いて(茹でると=しかも鶏なのに)旨味が抜けるし、ラップ臭いから焼く事を選択)

最後にビーフウェリントンマルサラソースで使ったマルサラ酒少々で「微かな」風味付け。
(自信が出過ぎてしまうので、あんまり「創作料理」はやらないんだがな・・・)

いつもどおりこんな感じで置いておく(「地味」な見た目よりも意外に美味しいんだよ)。

ま、ここまでは英国料理やグレートブリテン島を統治していたローマのイタリアっぽさでなんとかなった。

『アスパラ』

アスパラといってもアノ有名なギンビスではなく、野菜のアスパラなのだが、私もそんなにアスパラが好きって訳でもないので(実は)、いや嫌いでは無いんだよ、ただ下処理に面倒なイメージが・・・
だから折角なので、ここで覚えてしまおう。

調べると、茎の硬い部分(ハカマ)を折る為には2通りの方法があると知った。
下の方から1cm~2曲げてみてパキっと折れる所があるんだ。

包丁で端から切り目を入れていき、瞬間、柔らかい場所が見付かるのでそこを切る。

切った穂先側の下の方でも、まだ皮は硬いのでピーラーで剥く。
(ピーラーという手があったか・・・!!)

細いモノは茹でない場合もあるが、太いモノは下茹での時もあるらしいので、それも学んでおこう、
アスパラ全体を入れる事が出来るフライパンぐらいの大きい鍋に湯を沸かし、塩を入れ

2分前後、好みの加減で茹でる。
茹でずに
レンチン
蒸す
というもあるらしい・・・

その上で、冷水で冷やし、熱が入り過ぎるのを止め、歯応えを「残す」

その上で切ると、栄養価や旨味が逃げにくい。

で、長いの1本をベーコンで巻いたり
「三銃士」みたい、アトス・アラミス・ポルトス、A・デュマの小説をディズニーが実写映画にしたモノの主題歌「All For Love」はブライアンアダムス作・ロッドスチュワート・スティングという凄い編成だった)
「みんなは1人の為に・1人はみんなの為に」だっけ、そういうのがあれば弱い者イジメやパワハラが減るかもな・・・

更に細いのも1本こっちは塩胡椒をしておく。

グリルで焼く。

残りは、昔の広告みたいにマヨを漬けてみた・・・お、美味いのな・・・ハマりそう・・・
春の味?

こんな感じで準備をしておく。
(細い方は食べたが可もなく不可もなくフツーって感じ・・・)

マスタードが無いので、納豆のタレと共に余っていたカラシを(俺、そのまま納豆を味無しでも食べる人なので)、カラシをサーソンのモルトビネガーで薄めて、マ〇クチキンナゲットのマスタードソースに少しでも近くなるような味を目指す。
(あまりフレンチマスタードって買っても余るから買えないので・・・)

カマンベールチーズ(こればかりは作れない!)をやや薄く切り、
フレッシュのバジルを水気を切って用意
レタスを適度な大きさで用意(少し多かったのでサラダに)

いよいよパンを切って(←お、出来ているよ!

送ってもらった説明書を読むと、なになに・・・??
:マヨ
:マスタード
:ケチャップ
か・・・
(80年代とか昔のアメリカ映画みたいに、上にドバ~っでは無いのね・・・)

全体に:レタス
右の手前に:カマンベール
右の奥に:バジル
を挟み・・・

手作りソーセージを温め、

生ハムを巻く。
ガモンステーキの「要領で」塩漬けの豚肉を作ろうか?とも思ったが流石に、
限度がきていた事と
ハイカロリー過ぎる事と
もう既に別物になってしまうので
やめて安めの生ハムをソーセージへ巻く。

作っておいたアスパラベーコンと
生ハム巻きソーセージを
平行に並べ、横に『拡がる様に』挟んで完成!!

(こんなタイプのホットドッグのカタチなんてあったのね・・・)
とにかく食べてみないと解からないので、食べてみると・・・成程、確かにこれはホットドッグだわ・・・
チーズの所とソーセージの複合感
アスパラの穂先のシャキっと感と微かな苦み(ホロ苦さをベーコンの油脂がマスキングしバランスを取る)。
ベーコンの塩気と生ハムの塩気のコントラスト
ソーセージをモモ肉にした事でコクと、レモンバジルの爽やかさで、やや「軽さ」と「コク」を両方作れた。
後半バジルへと変化をしていくホンの少しの清涼感
全体を通して挟まっているレタスの水気で食べ易く
味がマヨとケチャップてオーロラソース的だが、マスタードの酸味やキレが子供っぽくさせず料理として成立をさせている。
ソーセージ自体にバジルとレモン果汁を入れたのも一体感が高まった気がする・・・
そこら列挙した辺りが、又、オモシロイものになったし
 生れて初めてホットドッグ1個でお腹一杯になった(まぁ、英国風にパン粉入りのソーセージだからという事もあるのかもしれないが・・・パン粉が油脂や旨味を逃さずスタッフィング的な役割をしてくれるのでスタッフィング好きには成立するか?成立をしないか?は別としてオモシロイかも・・・)

 イギリスのパイ生地やコーニッシュパスティで知った小麦粉は容器だったという食器代わりの事実の延長線上を考えると、何故?白人達に主食の概念というモノが無いか!?
(主食を食べないでおかずだけでお腹イッパイにする事が良いか?悪いか?は別として)
「身を持って」少し理解が出来た気がした・・・
こんなボリュームのモノばかり小さいうちから喰べて育ったら、そりゃ身体壊すわ・・・シャーロック・ホームズが食べない訳も解かった!!

EXPOみたいに色々とやってきたけれど・・・

(今回は)流石にサッパリとしたモノで、口内~食道~胃までを洗い流したくて・・・
(やはり「過ぎたるは及ばざるが如し」だな・・・)
結局最後は頂いた和食系の昆布と美味しい椎茸と生姜の煮物をつまんでシメた。
(柑橘類の皮も入っていたし)

勿論、俺(達の事だからある程度のレベルでは)美味しかったのは言うまでもないが、今回、何よりも生まれて初めてドッグパンを作れた!!と言う事が「初心」に立ち返れた。
今まで(本当は大好きな)ホットドッグ食べたいなーって思っても、ドッグパンが売っていなかったり、買っても1回使って数本余れば追われてしまう為、結局食パンへ回帰するから、ホットドッグを中々食べる機会が無かった、
それをピッツアやパンを経験したからこそ、見様見真似で出来た事で、パンとか発酵への原点回帰を出来た気がした。
(少しでも、僅かでも、より造詣を増せたというか・・・)

翌日、まだ余っていたソーセージとドッグパンで、

生の玉ねぎキライな人も居るよね、ゴメン、微塵切りにしてから気付いた!!
まだ常識にこだわっているなー
しかし、成程ホットドッグとは、こういう感覚か・・・

あと、今回画を観たその日、帰宅してから完成まで「苦もなく」出来てしまった事も収穫だった・・・
ファミレスで画を観た「瞬間」には、「実は」もう、ほぼここまで完成型が瞼の奥に浮かんでいて・・・
スキンのスフレを作った時みたいに(あれは失敗をしたが、やはり蜷川実花監督が依頼をし、監修をした「辻調」には敵わない)身体が、躊躇なく自然に次の工程・次の工程へと動いていく自身に驚いていた・・・
(スフレは今では出来ないけれど、あの時に近い「冷静な感覚での作業」・・・漫画飯だからか?、そういえば冒頭の「ラビオローネ」もあまり苦ではなかった・・・)

ただ「青年誌」は無理だけれど「少年誌」サンジぐらいまではいけた?かな?
(ヤニは吸わないが・・・)
サンジと呼んでくれ(今回、漫画飯だけに)



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