今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ラビオローネ

2015年11月17日 | グルメ
北イタリアの郷土料理ラビオローネを作りたくて、パスタを打たねば!!と思ったのね。

子供の頃と違って、少し、生地を休ませて(ベンチタイム)、扱い易くしてから作ることを覚えたのさ。

で、パイ生地の要領で手前から奥へ伸ばしていって、ピッツアとかもそうだけれど、生地をあっちこっちに無理に伸ばしていくと、(生地が)引っ張られて、焼いた時に弾力(コシ)で戻ってきてしまうという事を前何処かで聞いたので、なるべく生地に負担をかけないように、生地と相談しながらみたいな感じで、優しく様子を見ながら伸ばしていったんだけれど(どうせ後からローラーにかけるから、コシも作れるけれど、生地の表面の切れ目、ザラつき、なめらかさって、結構重要なポイントなんだと思う、パイ生地やパンを作ってきて、それが解るようになったよね)、で、適度に薄くして、(→この後、パスタ伸ばしの時間を計算してお湯を沸かして、弱火にでもしておく。自分はこのタイミングで火を点けておいた)

昔、東急ハンズで買った小さい「手動」パスタマシーンの線番の一番隙間が広いローラー孔で伸ばしていく

で、パスタ生地のように三つ折りにして、パイ生地の要領で押し付けるように伸ばして(その方が生地にコシが出てきて硬いな~って力が必要な時、ラクに伸ばせる)

この時、打ち粉は少なくくね、恐らく、殆どいらないぐらい、あまり打ち粉が多いとボロボロと砕ける、ベタベタとローラーにくっつく時は水が多かったり、ベンチタイムが足りなかったり、オイルの量とか、湿気とか、様々な要素がある。

又、同じ幅の広いローラーにかける

2回ぐらい繰り返すと、表面のキメがより滑らかになって、

生地がシッカリして美味しそうになってくる(まだ、生だけれど)。

ローラーの幅を少しづつ狭めていって、好きな厚さを目指していく、今回は線番「1」×2~3回→線番「2」×1回→線番「3」で(うちのはメモリの数字が大きくなるほど、厚さ薄くなる)、今回は少し水分を多く含むモノを詰めるので、初めてだしホンの少し厚めなパスタの厚さにした(破れたら元も子もないしね、でもそんな分厚くないよ、適度な塩梅で自分で加減して)。

最初普通に伸ばしていき

最後の所で、上手く端と端を繋げて(太い時は巻き込みの時に繋ぎ目を押し潰すように線番のメモリをその時だけ瞬間変えると、破けず安心、変にそこだけ厚さが違ってボコボコにならないように器用にやってね)左手でひっぱりながら、ローラーのレバーを少しづつ回して

何度も回転させ、伸ばしていくと、尋常じゃなく速い(どこまで伸びるんだろう~?ってぐらいに楽しい)。
この後、台湾の夜市のラーメン伸ばしみたいに?かなり伸ばしていった。

★あまり伸ばしていると、いつか生地が斜めに切れそうなので、適度な所で、ハサミでもなんでも使って切り離し、打ち粉をしてまな板に(まな板と生地に適度な打ち粉)折り乗せて、パスタやラザニアだと、両端を切るんだけれど、今回はラビオリなので、切らなくていい・・・ハズがボッとしていて、基本どおりに身体が動いてしまい、両端を切って3枚にしてしまった。(イカン、面倒クサイ)

すぐ使わない生地をくっつかないように、何処かへおいておいて、後で、生地と生地を重ねる時、ここで卵黄を底面に刷毛で塗るのだけれど(パイ生地の葉っぱだと水で接着するよね)、やはり卵1個殺したくないので、具材を置く部分とその周囲だけに、牛乳で代用(ただし、水分が卵黄より多いから薄くね!)。

今回の詰め物は、先ずプロトタイプだったので、余っているマッシュポテトを、ま、本来なら端から搾り出すのだけれど、まな板に置いた時に(上記★の時)、両端を切ってしまったので、真ん中に置いて、穴を作り

真ん中に卵黄を落いて

他の場所に置いておいた生地でそっと、フタをし(本来なら繋がったままなので片方に具をいくつも置いて、折り曲げて生地を重ねていくのが、ラビオリの作り方)、空気を抜いて、側面をスプーンやフォークでよく閉じて(大きいセルクルなどの器具があれば、それで型抜き)、フォークの割れ目で模様を付けて食感を付けていく。

写真ないけれど、ここで隣のコンロでフライパンを温め溶かしバターを7部~8部ぐらいの加減で作り、火を止めておく方が安全(今回溶かし過ぎた)。

4分ぐらい、茹でるのだけれど、生パスタらしく数分で浮かんでくる(今回、最初は空気が入ってしまい、すぐ浮かんできてしまったので、その時は、お玉か何かでソッと湯に浸かるように)茹でて、穴あきお玉は、少し自信がなかったので、フライ返しで湯切りをし、皿に盛って、
直ぐに、溶かしバターの入っているフライパンに火を点けて、バターを溶かし、皿のラビオローネにかける。

直ぐに食すのだけれど、ナイフを入れると卵黄が流れ出てくる。

黄身への火加減は、上手くいったけれど、まだ、ちょっと茹で方が足りなかったかな、でもマッシュポテトと卵のちょっとホッとするイングリッシュブレックファストの様な方向性はあっていた(本当は炒めた鳥モモ肉を入れようと思っていたのだが、焦っていたのか?忘れちゃった)。

まだ、生地が余っているので、次は中に詰めるフィリングをある材料で、何かを作れないかと考え、フィリングといえば、イギリス料理のローストチキンやローストターキーに味を付けたパン粉入りの何かフニャっとしたフィリングを詰めるので、パン粉+卵黄は合うだろう?と、

荒微塵のタマネギを炒め、

たまたま家にあるハーブ(この時は、タイム・オレガノ)・スライスチーズ・パン粉を混ぜ、超軽く塩・胡椒で味を付けて、

ミキサーにかけて、フィリングを作る。

そこに小さく切っておいた、鳥モモ肉を混ぜ込んで、フィリングとした(この時点でかなり美味しかったので成功を確信した)。

今度は溶かしバターにパセリを入れて、パセリバターソースにする(油脂分が強い、バターソースにキレが出る、フィリングの中のハーブだけじゃ、バターとぶつかるし、イギリス料理の経験から、ここはパセリだなと自然に出てきた)。

湯に火を付け、

生地を敷いて、(写真は取り忘れて逆になってしまったが)今回は牛乳が無い事を想定して、余っている白身を具材を乗せる周辺に薄く塗ってみた、火が入れば生地の強度強化にもなるかな?って、ただし卵独特の臭いがあるし、やはり卵黄よりも水分が多いので薄く。

その上に、先程のパン粉のフィリングを乗せ、穴をあけて、そこに卵黄をソッと落とす。

今度は、普通のラビオリみたいに、折り曲げて作れるぞ(上側を薄くしても面白いかも茹でていて破れない自信があるなら・・・破れて卵黄が茹で汁に流れたらヘコむぞ~)。

今回は端から空気を抜いていった、親指で端から空気を抜いていく感じ(生地にコシがあるので、意外に破けないし、簡単だよ!!、普通のラビオリより少し分厚くしておいて良かった、慣れたら薄くしていこうっと、そして慣れた頃、薄過ぎて破けてしまうんだろうな、たとえば湯の中でも破けるとか・・・常に最悪を想定しておかないと、卵1個殺すんだし、絶対失敗して無駄には出来ない)。

ソースをほぼ仕上げてしまう。

4分(4分前後で目分量・・・パスタのフチや表面をジッと見ていると中華料理の水餃子じゃないが、色が変わる=美味しそうになる=瞬間が一瞬ある、自分はそこ+1秒を目安と決定した)経ったら、フライ返しで上げて、素早く湯を切り、皿に盛って(皿は鍋側に持ってきておくと落としたりしない、ここまできて、落として、生地が敗れて黄身が出てきたら、床を掃除するの哀し過ぎるものね。。。)

落ち着いて、ソースをかけて、完成

ナイフを入れてみる、今度はどうかな?、お、いけそうだぞ!!

完成、めちゃくちゃ美味しい(生地もモチモチして丁度良い)。

パセリとチーズが良かった!!
イギリス料理じゃないけれど、やっぱりバターも含め、乳製品にはパセリが合うよ。
(味のポイントが身に付くまで作り続けてきて良かった。)

・余った生地は「余ったラビオローネの生地を使って

・余った卵白は「余った卵白とラングドシャ(1回目・失敗)で基本を覚える。






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