今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

南斗、夏野菜のフォカッチャ拳を学ぶ。

2018年09月17日 | 素材
以前、カンノーロを調べる為に行ったイタリーでピッツアの原型とも言われるフォカッチャの食べ方を知って、その後、勉強し、

(それまでイタリアンとかで「フォカッチャは好きなだけ食べれる」とか言われても、なんて味が無くて不味いパンだろうと思っていたが、その後色々調べると、イタリア料理は塩気が強いのでパンにソースを付けて食べると丁度良く出来ている為元から塩気が薄いと知り、だから何かを自分で乗せて食べるものだと知った)

市販のものみたいには材料を揃えられないけれど今回ズッキーニが余っていたので折角だから自分で作ってみたいなーっと思った。
(調べると、結構、皆、自分で作っているし・・・)

予備発酵

先ず、砂糖大さじ1弱・ドライイースト小さじ1・ぬるま湯140mlで予備発酵をしよう!!
(砂糖や糖分はドライイーストの大好物で発酵を促してくれる)

40度~43度ぐらいのぬるま湯は80g=140mlか(何故多くの人が液体をg表記なのか悩む)。

全部混ぜる。

グルグルっとかき回して

10分ぐらい放置。

ソース作り

オリーブオイルを20g

(器を1つでも汚したくないから)これはg表記で良いかも・・・!!

本来はローズマリーだが無かったので、サッと水洗いをして水を切ったディルを枝ごと(ディルはかなり香りが強いから少し少なめ)と、塩を結果的に小さじ1杯半

こうして漬けておくモノをソースというらしい
※勿論トマトソースでも可だが塩味の方が美味しい気がする(勿論好みだけれど)。

鉄板にオイルを塗っておく

まだカタチを決めていないから・・・

側面にも一応・・・

生地仕込み

予備発酵させておいたイーストに、塩を小さじ1/3(←イタリア料理は塩辛いのでパン自体は薄味にしておく)
※イーストに対し塩は天敵なので粉に塩を混ぜておいても可!!そういうレシピもある

オリーブオイルを20g混ぜる。

入れヅライの蓋で入れた。

サッとかき混ぜて

すぐ強力粉(小麦粉)を200g(頑張れば250出来たかな・・・頑張ればだけれど・・・)

おおまかに混ぜていく

餃子を作る要領で・・・なんか良い感じ。

ある程度まとまったら捏ねる。

叩き付けながら伸ばすとくっつかないかも・・・

5分~腕が無いので10分ぐらいこねて、表面がツルツルしてきて・『軽く』伸ばしてほぼ破れないコシが発生していれば・・・OK。
(あまり真剣にやらなくても・・・パンやピッツアには過発酵や捏ね過ぎという問題も存在するので)

手にもほぼくっつかない。

乾かないように濡れ布巾をかけて40分~1時間ぐらい寝かせる
(大きいビニールで包む人も入る)

冬場の寒い場合はボウルにお湯を張って

湯煎しながら寝かせる。

ここで倍ぐらいまで発酵させる行為を1次発酵という。



1時間後

生地が倍になっている。

フィンガーチェック、指で押して・・・

戻らなければ発酵完了!!

このまま鉄板に移動させても良いのだが・・・
生地が緩い場合のVer.は流し込むレシピがある

今回は軽く打ち粉をして(←いらなかったかな?)

ボウルから離す時は底をスケッパーか木ベラで周囲からこそぐように

まな板に移して、あ、フィンガーチェックの後、ガス抜き忘れていた。

粉を塗った包丁で分割

まるめて成型し寄った折り目を下にしてオイルを塗った鉄板におき。

本当は大きいビニールで包んでも良いが、濡らした布巾をかけて(とにかく乾かないように
30分発酵させ寝かせる

これが2次発酵という作業。
※1次発酵だけのレシピもあるし間々にベンチタイムを入れるレシピもある、ベンチタイムは生地の扱いに慣れてからかな・・・でないと面倒で最初から作らない気がする)。

焼き

上に乗せる具材の準備、今回は夏野菜(ズッキーニだけだけれど)を切って容器に入れラップか蓋をし冷蔵庫にでもしまっておく
多少太くても野菜感がある

適度な所でオーブンを200度に余熱

30分ぐらいしたら、指で穴を均等にあける(均等ではないが・・・)
つい。。。「南斗、・・・なんとか拳」とか遊んでみたくなる。

もしくは「スカーレットニードル、アンタレス!!」って。
(『星矢』って星座とか恒星が解かるんだな)

そこにソースを塗って・・・塗り過ぎたかな?

半分はプロセスチーズをちぎって、穴に埋め込んで(コダワルなら瓶詰めの高いオリーブやドライトマト等を詰める・・・)、
※チーズは上でも良かったのかもしれないが、焦がしたくなくて安全策を取った。

夏野菜を散らして・・・(野菜が多くて余ったら鉄板で一緒に焼いてしまう)10分ぐらい放置し

オリーブオイルか、余っていたソースを少し散らして

うちのオーブン、困った事に4段だからあまり上過ぎると野菜だけ焦げて、膨らまないかなと、上から2段目に。

温度を230度にし、
(いろいろ調べたら野菜が無かったらこれぐらいの量なら200度で良いみたい・・・)

15分ぐらい焼く

うちのオーブン古過ぎて温度が弱い場所があるので前後ひっくり返して

あと3分だけ焼いて焼き色を付ける。
ここでチーズを乗せても・・・?面白いかも)

こんな感じで完成・・・ソースが多かったかな・・・それともズッキーニの水分が結構出たのかな・・・

フライ返して軽くはがして、網の上で冷ます

パンは焼きたてよりも少し落ち着いてからの方が美味しいというし。

冷めてから食べたい分だけ切り分けて

すげー、美味しかった!!
(チーズの方は高レベルな惣菜で・ズッキーニだけは素朴な良さが・・・、塩が溶け切らなかったのがやや残念か・・・ディルは強過ぎるので散らさなくてほぼ正解
何かを超えた感じ!!!
そしてフォカッチャって、塩味が合うという事が解った!!
本来、荒塩をパラパラと垂らしたりして焼くのだし。
(個人的にはあまりトマトソースは合わないと思う、フォッカチャがトマトソースにやや優ってしまうというか、恐らく発酵の酸味とトマトの酸味同士がぶつかっている

余ったらビニール袋に入れてキッチリ密閉し過ぎないように適度に

翌日食べる。



オマケ・・・鉄板が焦げ付いたら

余った野菜を焼いた所が焦げ付いたら
15分で丁度良かったのだけれど、+3分で薄かった野菜が焦げた)
ミトンとかで持ってコンロにかけ(火傷に注意)、小麦粉を軽くふり、炒めて

水を入れて沸騰させ、優しくこそぐと(木ベラでやれば良かったな・・・初めてのフォッカチャ作りでテンパっていたんだろうな)

イギリスのグレービーみたいにキレイに洗える。
調理が片付けの勉強というイギリス料理の合理性を痛感!!)

これが、また、たまらなく愉しい。
最初にイギリス料理を学んでおいて良かった・・・
(後片付けの事まで考えられるから)


オマケ・・・こねないオーバーナイト製法で

レシピを観ていると、水分を増やし、こねないドロッとした生地を流し込むレシピがあったので試してみる。

今回は粉の量を多めにして(←失敗したらイタイな・・・←結果、イタかった・・・)

シマッた!!
粉300g
水200ml(しかもg表記じゃねーし)
(しかも粉が多いのに、イーストが同じ量というケチさ)
では上記と同じ普通の生地が出来てしまった。

急いで水を追加150ml

う~ん、今度は生地が柔らかいかも・・・お好み焼き作ったら美味しそう。
(仕方ないからかき回してグルテンを出し、水分を吸収させる・・・←限度はあるけれど、やらないよりは・・・)

ラップか蓋で覆って

普通はタッパて蓋をするが、自分はポリ袋で密閉。
※洗い物を減らす

冷蔵庫へ・・・というのが、間違いだった!!

本当は野菜室らしい!!(←朝、ふともしかしてって気付いた)

もうボロボロ・・・

ソースを作って・・・←これも粉の量に対して微妙に少なかったし・・・アレンジ効かないってダメだよな~、アタマ働いていない!!

冷やしておくと固まってしまう。

(1晩ぐらいなら)常温でも良いみたい。

本当は8時間~12時間でいいのだが、
途中まで冷蔵していたので野菜室に移動した時間を足した翌日の夜、鉄板にオイルを側面も含め塗って

軽くかき混ぜてから

生地を流し込む

平らに均し

どうみても水分が多いし冷蔵していたから発酵が足りないだろうなって考えて、外で2次発酵させた。
(布巾に生地が付かないようにザルで覆ってから濡れ布巾を)

やはり洗う手間とこびりついた粉が勿体無い気が・・・
※フォカッチャはそんなにこねなくていいから。

お、20分~30分だけだけれど発酵した・・・(もっと発酵させれば良かったか・・・?2日ぐらい?)

冷凍のシーフードミックスのエビを拾って解凍しておく
(あと余っていたズッキーニを切っておく)

ソース(=オリーブオイル)を指先につけて

生地に差込み

均等に穴を開けていく(遊ぶ余裕は無かった)。

具を置いて(先にソースだったが、この生地の柔らかさでは塗れない)
※具材を置き過ぎると、水気が出て生地が焼けない事があるので注意が必要だそうだ!!

半分は普通のEXバージンオリーブオイル

少し発酵させて

温めておいたオーブンに入れ

15分。

相変わらず、うちのオーブン古いから前後入れ替えて

生地が緩過ぎるので230度から200度にもう少し温度を下げて、具材が焦げそうなら上に鉄板を挟む技

10分ぐらい焼いて

竹串を刺して何も付いてこないので焼き色を付ける為に上の段へ移動させ5分ぐらい。

出来たけれど、シマッタ!!、底が貼り付いて(←焦げてはいない)剥がれない。

そういう時は、餃子の時に学んだ、餃子が剥がれない時は、加熱するか濡れ布巾で急冷すると鉄の伸縮率で鉄板から剥がれ易いという技を使って・・・
(もうこれ以上加熱出来ないから、濡れ布巾に

お、はがれたよ!!・・・やや力技だったけれど、それでも少し違った気がした。

う~ん、色々小技を一気に覚えたけれど、水分が多かった、炊き立てのご飯みたい、生焼けではないんだが。
明日になったら少しは乾燥して多少丁度良くなるかも・・・。

・あとオリーブオイルだけの方に岩塩をパラパラ振るように塩を振ればよかった。
(まあソースが塩味だから、それで穴を空けたから多少塩気はあるが・・・)
 ↓
やはり粉と水を増やすと塩気が減足りないか。。。

・いろいろ調べたら、水を追加しない普通の生地の硬さで、オーバーナイトすれば良かったみたい。
◎流し込みで思い切り長方形の作りたいんだよね~

水分が多い分、焼きが足り無いのかなとオーブンで焼いてみた。

焦げない様に上にホイルをかぶせて

そうしたらかなり良い感じで食べられた。

ツナとオニオンをマヨで和え、少しの塩胡椒で味を締めたものを挟んだサンドイッチをタッパに詰めて外で食べたら滅茶苦茶美味しかった!!

塩味が薄いワリにフォカッチャを作る時にオリーブオイルを結構使うので肉とかオイリー過ぎるサンドイッチの具材よりキレがある野菜類やシーフードが凄く合う気がする。
(更にハーブソースに使った「ディル」が、別名『魚のハーブ』と言われているぐらいなので更に相乗効果)



その後、
・砂糖、ドライイースト 大さじ1/2・・・(作った結果、小麦の甘味があるから砂糖は大さじ1で良かった
・ぬるま湯300g
・塩 小さじ 3/4強
・オリーブオイル20g(←あと5g増やせばよかったか?)
・粉 300g
という覚え易そうな数字で、オーバーナイトを試してみた。

蓋をすると野菜室に入らなそうなのでプラの皿がフチにハマッたからそれを置いて、ポリ袋で密閉。

翌日かき混ぜ鉄板に流し込んでヘラで隅まで引き伸ばしていく。
(前回のオーバーナイトより硬めだったので結構時間がかかった)

やはり手で5分でもコネればボウルにくっつかないような・・・
コネた方がコシが出るし・・・その日のうちに出来上がるし

柔らかい生地にハーブでオイルを塗る事を覚えた!!
(刷毛は洗うのが嫌なので、スプーンでやっていたらやや塗りヅラかったから、ハーブが丁度良いシナり方だった)

今回は230度で15分、+前後返して3分半、でもやっぱりオーバーナイトは下がコビり付き易い気がしないでもない・・・
鉄板での発酵時間が長いのかな・・・でも少しでも発酵させたいし)
取れないことは無いんだけれど・・・水分が多い分、吸着水になるんだろうな。

まあ、そこそこ上手く出来たけれど・・・

やや砂糖が多かったのか甘かったか・・・
あと塩気は、ま、これでいいのかな。
イーストの量もほぼこれでいいと思う(突き詰めれば色々あるだろうけれどいきなり100%を目指さなくていい)。

ま、やりたいことはギリギリのトコロまで出来たかな。



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