今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

エビの殻で如何に簡易に何が出来るか?を考察(簡易アメリケーヌ)。

2021年01月26日 | グルメ
甲殻アレルギーの方には申し訳ないが今回は海老の殻の勉強。

「殻で」

海老の殻の出汁を取って

冷蔵庫にとりあえず置いておいたのだけれど

骨煎餅の要領で、プラスチックの網に乗せると赤の色素が付くので、耐熱皿に乗せ

レンジで様子を観ながら乾燥させていく。
最初2分→1分→1分→とやっていった。
(焦がさない事)
あまり加熱すると発火する恐れがあるので、徐々に温めていくと骨、いや殻煎餅になる。

塩で食べてみるが、塩が粗いと美味しい塩でも中々くっ付かないんだな・・・
カルシウムが摂れていい。

皿に少し付いたけれど漬けて洗えば落ちる。

レンジの時間を短くしたかったので、骨煎餅の要領で焼きたかったが、網の隙間に殻とか手足が落ちるから(焦げるし)フライパンで炒めて

それからレンジにかけてレンジの加熱時間を減らしてみた。
(まあ、あまり変わらなかった)

取っておいた煎餅の袋と、西尾の抹茶を混ぜた塩をかけてシャカシャカしてみたが、細かい塩でもあまり附着しなかった
附着させる為には凄まじい量の塩を使うだろうか。

殻煎餅に塩類を附着させる時は油で炒めてからレンチンした方が良いのかなぁ??

海老の殻煎餅に塩があまり附着をしていなかったので、フードプロセッサーにかけて

粉にすると後で様々な事に使える。

「簡易アメリケーヌソース①」

出汁で何を作ろうかなって考え、本来は手間がかかるアメリケーヌソースを簡易に作れないかなと思った。
(結局殻から取った出汁を取るのだから、出汁・ミルク・トマト系の何かを使えば同じかな?って・・・)

先ず生クリームが無いと作れないのは嫌だなと、牛乳と、喫茶店でなんとなく貰って余ったポーションのクリーム

オリーブオイルにニンニクと具は戻したシーフードミックスにした。

本来は殻を煮出す時に香味野菜とトマトを一緒に煮るが・・・今回後先考えず出汁だけ似出してしまったので、何かトマト系を加えたいと思うのだが・・・
トマトジュース
ドライトマトのオイル漬け
ケチャップ
どれにしようか迷ったが、今回は如何に日常の食材でアメリケーヌを作れるか?がテーマだったのでケチャップにする事にした。

最初、白かったのだが・・・

煮詰めていくと赤くなってきた
ちゃんとドロッとしてきたし

塩コショウで味を整え

手打ちパスタでタリアッテレ的なアメリケーヌソースで。

おお、結構美味しい・・・
そこそこキチンとアメリケーヌソースになっているよ・・・
(アメリケーヌって、殻を香味野菜と煮たり、シノアで濾したりが面倒だから作らない理由になっていたが、簡易に作れるならもっと広まっても良い美味しさだと思っていたでもなんとなく作っていて、イタリアンであまり見掛けない理由が解かった気がした、やはりフレンチ的というか、駐留する米国兵に向けて作ったカルボナーラに何か通じる元来からあるイタリアンではないって感じがしたので、←だからパスタ屋さんであまり見掛けないのかも・・・って気がした)

「簡易アメリケーヌソース②」

次はポーションクリームを入れず牛乳だけで玉ねぎを入れてコクを追加する事に決めた。

※玉ねぎのコクと生クリームのコクは違うがカレーの原理で足す事が出来るだろ.。。。

今回もドライトマトのオイル漬けを迷ったが・・・やはりケチャップだけにするか・・・

今回はシーフードを炒めず(既に火が入っているから)、凍ったまま投入(←如何に簡易に出来るか?が今回のテーマなので)

牛乳だけで煮詰めてドロッとしたが、
※玉ねぎをよく炒めた事で、甘みが出て、塩を足さざる得なくなった。

少し子供っぽい味になったが、まあ、それなりに出来た。
出来れば生クリームで作った方が良いのかもしれないが、玉ねぎ(炒め)の「甘さ」は要らなかったかもな・・・
※まあ、でも玉ねぎがあったからカレーみたいにドロッとしたとも言えなくもないが。

なるほど、玉ねぎを炒めた事で甘味が出たが料理の下味に『甘味』があると、バランスを取る為に、塩気とか他の味を強くしないとならなくなってくるのね・・・
基本的な事だが凄く大切な事に触れた感じがした・・・!!

「海老味噌ラーメン」

スープが余っていたので海老(出汁)味噌ラーメンにしようと自家製味噌を使い、

味噌ダレを作る。自家製味噌が僅かに足りないかな?と、秋田の味噌を少しだけ使おうと思ったが、

勿体なかったので味噌が少し足りないかなと醤油で「発酵の深み」と、
・胡麻油とか摺り胡麻を入れ忘れたが、最後にネギ油を入れたので帳消しに?

海老の出汁が強いので、力負けしなさそうな札幌式の作り方で。

写真使い回しだが、自家製麺(写真の下奥の方ね)

スープにネギ油を垂らし、コクを足しつつ冷まさないようにするやり方を学ぶ。

あまりコッテリ過ぎるのは好きではないのだが、学ぶ意味でやってみる。
どれぐらい入れていいか?解からなかったが、まあ、(最初の人間ってワケではないが)パイオニアってそんなもんだ。

最初にラーメン好きに「ここ美味しいよ」と連れて行って貰ったのが桂花ラーメンだったので(新宿店だったかな?)ターロー麺のあのキャベツのイメージがアタマにあったので、炒めたキャベツとは別に生キャベツを乗せ、ネギ油のコクに対してのバランスを取る為に水分を含め生野菜を使ってみた

昔幼馴染と一緒に魚粉のかかっているラーメンを食べて、友人が「こりゃ、ズルイよ」って言った魚粉を思い出し、魚粉ではないが海老粉は、最初からかけずに、後で味変をする為に分けてみた。

うん、海老(出汁)の味噌ラーメンだわ(←食べた事が無いけれど)
自家製味噌は少し優しいので、やや海老出汁が勝つかな・・・

あと、ネギ油をかけ過ぎたのか、やや油っぽさがある・・・(←これは自分のミスだ)
う~ん、やったことが無いので様子を観ながらかければよかったな・・
(中華の餡かけとは違うモノなんだなー)

今回、「海老は背ワタ以外は全て食べられる」という言葉と共に、
アメリケーヌは生クリームが無くても出来る事
アメリケーヌはトマトケチャップでもなんとかかんとか出来る事。
アメリケーヌはそもそも元祖イタリア料理っぽくない事。
玉ねぎの甘みの事(甘さが強いと塩気とかが強くせざるを得ない)。
油をスープに張る事。
魚粉ならぬ海老の殻粉の事。
etc・・・
改めて色々勉強を出来たと思う。

「オマケ」

海老粉と袋の底に残った塩を混ぜて

ふりかけにしたら、優しい感じだった。

最後に余った分は固くなったご飯(←冷凍が嫌いだからタッパに入れておいたもの)に水(←熱湯だと容器が溶けるから)と湯を入れて出汁湯漬け。
出汁も出るし、野菜室で冷えたご飯も温まってほぐれ、身体もジンワリ温まる。

1回蓋をしてシェイクすると刃の部分までキレイになって洗い物もラクになる

洗い物までが料理だと感じるから。

『令和に追加』

で、余ったエビの殻を今回、殻煎餅にした時
塩を後から振っただけでは塩がキチンと回らないので

塩水を作ってそれをかけてから、よくかき混ぜ、

塩水で「多少時間がかかるが」、レンチンを少しづつかき回しながらチンし続けると

キチンと味の付いた海老の殻煎餅に・・・
・油で揚げずにヘルシーだし、
・塩気もまんべんなく回っている(寧ろ塩気が強過ぎた・・・)



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 無色のラムネ | トップ | 食事に水分 »
最新の画像もっと見る

グルメ」カテゴリの最新記事