番外 渡世人まじめに語る

渡世人も参った。

 

やっぱり奴は、極道ではなかった。

正確に言えば本物の極道ではなかった。正式にけつもち（盃を受ける）にはなっていないが、構成員ではあったようだ。本物のヤクザになる勇気もなく、彫り物を入れる苦痛にも耐えれない男なのだ。しかしヤクザ社会と適当にやっていけたのが昭和の良き時代だ。

他にもこんな会長いるぞ。説得にあたったこの人誰？

告発333人側にも問題ないのか？そもそも「カンロ飴」や「乾パン」を過剰接待に取り上げる稚拙さと、自らが終身会長になることを許した者たちが、会長のスキャンダルを知った途端に反旗を翻す手法には、共感を得れまい。今のところ馬鹿なマスコミが英雄視しているが、所詮組織内の敗者たちの遠吠えではないか。

この人個人がどうこうではない。

本当に骨のある連中なら、堂々と組織内部で改革出来るはずだ。出来ない事情があるのならば全員懺悔のうえ、自らの間違いも認めたうえで会見するべきだろう。姑息さが漂う。「奈良判定」？そもそもそのような表現で告発するデリカシーの無さも問題だ。アチャコは奈良の住人だ。みんな怒っているらしい。

残念ながら我々渡世人の一番楽しみなボクシングが、東京五輪から排除される。

その罪は、山根一人では済まない・・・・。