カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

町田の谷戸

2017-05-01 | 町田の谷戸
 5年ぶりに町田の谷戸を訪ねた。およそ25年にわたって続けた町田の谷戸の撮影に一区切りをつけ、それにあわせてガソリンを使わない、車のない生活を選んだ。バスの便が極めて少ない場所なので、以後はたまに行こうと思うことがなかったわけではないが行けなかった。先日改めて町田の谷戸の写真を見ているうちに、やはり行こうという気持ちが強くなりロードバイクで出かけたというわけだ。
 往路は車で行ったのと同じコースを走ったが、23,5㎞ほどの距離だった。車のときは25㎞ほどだったので少し差があるが、一部違う道を走ったためか、あるいはどちらか(または両方)の距離計に誤差があるのかもしれない。車では50分程度かかっていたが、ロードバイクでは1時間25分かかりプラス35分かかった。5年の間に沿道に建つ家並みにも変化があったが、目についたのは老人ホームや老人介護施設で、今の世を映しだしている。
 この町田の谷戸は保全地域に指定されているので大きな変化は見られなかったものの、それでも歩いていると以前は空が樹冠で覆われていたのに大きく開けている場所がいくつかあって、恐らく老木が倒れたためだろうと思われた。田圃でもお年寄りが耕していた2か所がもう耕作されていなくて草茫々になっていた。
 新緑の季節を迎えた谷戸。
 
 赤ワインのような色合いをしたヒメハギの1cmほどの花。
 
 ツマキチョウがたくさん舞っていた。
 
 鳥では姿は見られなかったがキビタキの囀りをたっぷり聞いた他、アオゲラの鳴き声も何度も聞いた。久しぶりにヤマカガシを目にし、トウキョウダルマガエルの鳴き声も聞くことができ、久しぶりの谷戸を満喫した。
 帰路は別のルートで帰ろうと思い、これまで走ったことのない道を選んだが、途中で道に迷い30㎞以上も走ることになってしまった上に何度もアップダウンを繰り返すことになったので、2時間20分もかかり疲労度は往路よりもずっと激しかった。
 自宅まで1㎞というところでは渋滞していた反対車線の車がいきなりハンドルを切って目の前に飛び出てきたので急ブレーキをかけて難を逃れるというハプニングもあった。こちら側の沿道にあるラーメン店かなにかの駐車場に入ろうとした車だったが、30㎞近いスピードで走行中での急ブレーキは初めてのことだったが、1秒でも前を見ていなかったらぶつかっていたところだった。
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