木々の緑の中にぽっかりと開いた青空は直径7,8メートルほどの広さでしたが、眺めていると思いの外色々な生きものが通ってゆくことに気付きました。30分ほどの間に見られたのはトンボとチョウがそれぞれ3種類。写真はアオスジアゲハですが、他にコミスジ、アカホシゴマダラが通ってゆきました。もちろん、この他に鳥たちもヒメアマツバメがはるか上空を、ヒヨドリやメジロは枝から枝へと飛んでゆきます。
多摩川台公園の宝来古墳脇の広場で木々の樹冠の隙間からのぞいた青空を飛んでいるトンボを見ているとトンボの目が光っているのに気付きました。トンボと太陽とがある位置関係になったときに光って見えるようです。コシアキトンボのようですが、車がヘッドライトを点けているような感じでした。
三ツ池公園に行った翌日は砧公園に行ってみましたが、一日違いでだいぶ蒸し暑くなってしまいました。鳥も花もこれといった出会いがなく終わり、ほとんどシャッターを押すことなく、最後は美術館に入って火照った体を冷して帰ってきました。真夏の真っ青な空とまではゆきませんが、それに近い青空の下木々がくっきりと濃い影を落としていました。とても日向を歩く気にはなれず、日陰伝いに歩いてきましたが、上半身裸になって寝そべり日光浴をしている人が結構いて、まさに人様々。