カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

色紙

2010-11-28 | 音楽
 ブルックナーの第8番はブルックナーの交響曲のなかでもとりわけ長大な曲で、ショパンとは違ってオーケストラの持てる能力が最大限に発揮される大曲。この演奏も素晴らしいもので、ブルックナーの壮大な音楽とオーケストラの響きを堪能しました。欲を言えば、もう少し弱音を活かした演奏の方がよいのではないかと感じられたくらい。「ミューザ川崎へ」の写真からわかるように私の席はオーケストラの裏側から、しかも最上階の席で聴いたのですが、心配していたような響きのアンバランスはなく、よくこなれた優れた響きでした。
 3階の通路部分にはこのホールの出演者の色紙が展示されていましたが、そのなかにチェロを弾くワンちゃんの絵があったので、名前を見ると銅版画家の山本容子さんのものでした。しかし、山本さんがここで演奏したのでしょうか?

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ミューザ川崎へ

2010-11-28 | 音楽
 今日はミューザ川崎ホールに東京交響楽団の演奏会を聴きに行ってきました。プログラムはショパンのピアノ協奏曲第2番とブルックナーの第8番という対照的な性格の2曲。ピアノはダン・タイ・ソン、指揮はユベール・スダーン。ダン・タイ・ソンがショパンコンクールで優勝したときはベトナムの人が、と驚いたものでしたが、それから30年にもなるのですね。ユベール・スダーンはオランダ人。どちらも生で聴くのは初めて聴く演奏家です。 
 ダン・タイ・ソンのピアノはショパンの繊細でリリカルな面を表現しながらも力強く堂々たる演奏で、とても素晴らしいものでした。ただし、この曲、オーケストラの部分がなんとしても弱い。いっそのことオーケストラのパートはない方がよいと言いたいくらい。それでは協奏曲になりませんが。

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