中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

受験者数が増えているので、中間レベルの学校も油断できません。

2008年06月09日 | Weblog
今後はトップ校のみならず、中間層の学校も合格が難しくなってくるでしょうね。
それは一言でいえば難易度が上がったことにもなるのですが、一番の要因は受験者数が増えていることでしょう。
昔は確固たる信念で東海を目指し、南山女子部を目指し、あるいは、ご家庭のお考えで金城を目指し、椙山女学園を目指し、南山男子部を目指し、という受験生がほとんどでしたが、今はかなり違います。
確固たる信念で目指す受験生が相変わらず多いのですが、年々増えている層としては、公立中学に疑問を感じて、とりあえずどこか私立中学へという層です。
そのため、学力的にも精神的にも中途半端な準備で入試に向かうことになります。
確固たる信念抜きには東海・南山女子部は厳しいです。
となると、流れる先は中間層の学校です。
公立中学に疑問を感じて急に受験を思い立つご家庭は、どこの中学でもいい、とは考えていません。
公立中学に行けば、うちの子は旭丘とは言わないまでも、菊里・明和・向陽・千種あたりは間違いないだろう、と学力に自信を持っているご家庭こそ、私立受験を考えます。
ですから、私立中学の中でも、ある程度は学力的に満足のいく中学でなければ、と考えます。
そんな受験生が年々ゴッソリ増えるわけですから、偏差値53あたりまでの中学に人気が集中します。
東海・南山女子部ももちろん受験されるでしょうが、それは100パーセントというわけにはいきません。
確実に合格を取りたいのは、次の中間層です。
ただし、中間層と言っても、中学受験の中では中間層と呼ばれるだけで、実際にはかなりの学力を要します。
ですから、この中間層と呼ばれる学校には受験生が殺到します。
年々、倍率が上がり、現実に、ちょっとしたミスで不合格になる可能性も上がってきます。
それに反して、さすがに妙なチャレンジャーが増えないため、東海の倍率は毎年2・3前後、南山女子部の倍率は毎年3・8前後に落ちついているわけです。。
ただ、この2校に関しては、余分な合格を出しませんから、合格をいただけるのは、定員にプラス10パーセント程度です。
中間層の学校は、トップ校にゴソッと抜けますから、その分、合格もたくさん出します。
1800名受験して倍率10倍、と言われる学校でも、男子も女子もトップ校に抜けますから、合格者は900名ほど出します。
それを考えると、表面的な倍率にオロオロする必要はありませんが、それでも、倍率が高くなると、万が一のことが起こってきます。
中間層の学校の入試結果というものは、トップ校に合格するメンバーは頭一つ分、とび抜けていますから、正答率も全然違いますが、実は、それ以外は、合格ボーダー点付近で膨大な数の受験生がひしめいているものなのです。
その中で、1点の違いが大きいです。
倍率が高くなると、このボーダー付近にひしめく受験生が増えることになるのです。
それだけに油断は絶対に禁物です。
元々、公立中学を考えていたご家庭は、あまりにも学力的に劣るという印象の中学には入れようとしません。
それくらいなら、公立中学でもう一度勝負させたい、と考えるでしょう。
元来、私立志向の強いご家庭と考え方が全然違いますから。
それだけに、是が非でも中間層の学校に合格さえたい、と願います。
そんな受験生が増えているのが、中間層の中学の倍率上昇と難易度上昇の理由ですから、どうぞ油断することなく、日々の努力を怠らないで下さい。


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