中学受験で必ず勝つ!愛知県の私立中学について

受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

算数・数学に興味を持つための話

2012年08月08日 | Weblog
夏期講習の中で、中間テスト的なものに追われる進学塾も多くなっています。
出題範囲に神経質になって、あちこちに気を取られることなく、現在、取り組んでいるテキストをしっかり完成させることからスタートしましょう。
一日があっという間に過ぎてゆきます。
気持ちばかりあせりますが、小学生なりに、一生懸命、学習を続けているはずです。
目の前のものを一つずつ着実に進めていくことが何よりの近道です。
過去に取り組んだテキストを引っ張り出して復習するのは、時間的余裕があれば、おすすめしますが、新しい問題集いくつか並行してやっていくのはデメリットもあります。
ましてや、本屋さんで、次から次へとそれらしい問題集を買い集めてくるのは、小学生には負担が大きすぎるので、お子さんとよく相談して、プラスしてください。
理科・社会については、2007年度から、夏休みになると総まとめでお話してきたので、そちらの考え方を参照していただくとして、今回は、あまり多くはふれなかった、算数のお話をします。

まず算数です。
6年生であれば、とにもかくにも、目の前のカリキュラムをこなし、一歩でも前に進むことが大切です。
ただし、少しばかり気持ちに余裕のある段階なら、算数を楽しく興味を持って学習するように、考えていきたいと思います。
公式や数字だけがならぶ算数は、「何の役に立つかわからない。」と考えだしたら、すっかり嫌いになってしまいます。
有名人を題材にしたり、自分の生活に関わりがあることを算数によって納得できたりすれば、どんどん興味がわいて、算数の学習も進むことでしょう。
「裁判員裁判で、ある人が続けて3回、裁判員の候補に選ばれ、呼び出された。その確率は64000人に1人。」朝日新聞の記事(2009年11月)が中2の数学の教科書に載っているそうです。
「確率の積」の法則で説明しています。
ある人は、3回続けて、約3600人の名簿から約90人の候補に選ばれました。
1回ごとの確率は40分の1、それを3回かけると、64000分の1。
よく知っている具体的な出来事に関連付けて説明すると、難しい算数(数学)も理解しやすいという例です。
ある大学の教授は、例えば、イチロー選手が1番から9番まで9人ならんだとすると、9回までに何点入るか、など、イチロー選手の成績を元にして、「期待値」で説明できるし、AKB48のじゃんけん大会で、自分のお気に入りのメンバーが勝ち上がる可能性を、「確率」で説明できるし、ちょっとした工夫で、小学生・中学生に、興味を持たせることが可能だとおっしゃっています。

もちろん、興味を持つだけでは、点数はすぐには上がりません。
楽しそう、と思ったら、タイミングを逃すことなく、一生懸命に勉強をすることが大切です。
一生懸命に勉強すれば、時間はかかっても、必ず得点できるようになります。
そうすれば、もっとその教科を好きになります。
その繰り返しこそが成績アップの秘訣です。
これは、全教科に言えることですね。
では、次回は、苦手とおっしゃるお子さんが多い、国語についてお話させていただきます。

理科実験教室・超伝導について。

2012年07月31日 | Weblog
夏休みに入り、塾が超ハードである6年生を除いては、時間のたっぷりある小学生にとって、どのような生活をするかが大切です。
勉強をした方がいい・・・と、漠然と考えていても、こもりっきりで問題集を解くのも味気ないものです。
そんな中、あちらこちらで、たくさん子供向けの教室が企画されています。
エリザベスの長女・次女が好きだった、科学館・明治村もおススメですが、もっと地域を広げると、楽しい企画があふれているようです。
7月23日には、日本科学未来館にて、実験教室が開催されました。

1911年に、オランダの物理学者オンネスにより発見された、超伝導という現象について、様々な形で実験が行われ、小学生にもわかりやすく説明してくれたようです。
超伝導とは、特定の金属や化合物などの物質を、ある温度より低くすると、電気抵抗がゼロになる現象のことです。
超伝導体は、リニアモーターカーや、MRI装置などに使われています。

(1)電気抵抗と温度の実験

コイルを冷やすと、電気抵抗が下がり、豆電球が明るくなる。
同じような実験で、オンネスは超伝導を発見した。
水銀を液体ヘリウムで、冷やす実験をしていたら、ある温度を超えると、急に水銀の電気抵抗がなくなることに気づいた。
オンネスはその現象を不思議に思い、実験を繰り返して、超伝導を発見した。

(2)超伝導と磁石の実験

室温の超伝導体にネオジム磁石を近づけても、磁石は反応しないが、液体窒素で超伝導体を冷やしてから、ネオジム磁石を近づけると、S極とN極、どちらの面も反発する。
これは、マイスナー効果という現象。

(3)最初から磁石を超伝導体に近づけた状態で冷やす実験

上から、ネオジム磁石・発泡スチロール・室温の超伝導体の順に重ねる。
液体窒素で超伝導体を冷やす。
発泡スチロールを抜きとると、磁石が浮く。
指で押しても、磁石は元の位置に戻り、磁石を持ち上げると、超伝導体がつりあがる。
これは、ピン止め効果という現象。

参考までに、ネオジム磁石とは、日本で発明された世界一強力な永久磁石のことです。

マイスナー効果とは、磁場が超伝導体から完全に排除される状態で、ピン止め効果とは、磁場の一部が、超伝導体内の、不純物の中に侵入し、固定される状態です。
よほど、理科の実験の大好きなお子さんでないと、すぐには理解できないかも知れませんが、実は、この超伝導というものは、使い方によっては、人間の生活にずいぶん役立つものでして、将来の日本を背負ってゆく、小学生の皆さんには、ぜひとも興味を持って、研究していただきたいものだと、エリザベスは期待して、記事にいたしました。
昨今では、理系女子が増えていると、話題になっていますが、例にもれず、東海高校3年生は、10クラスのうち、8クラスが理系、南山女子部高校3年生は、6クラスのうち、4クラス弱が理系、という学年が多いです。
幅広く興味を持って、夢いっぱいの学生生活を送ってほしいものです。

昨日、東海中学に入学したばかりの生徒が、会いに来てくれました。
しばらく見ないうちに、ずいぶん大きくなり、真っ黒に日焼けしていました。
「楽しいです!」を連発し、特に、先週末に行われた水連会は、とても良い思い出になったようです。
東海中学の水連会は、1911年から始まっており、偶然にも、今回、お話した、オンネスが、超伝導という現象を発見した年と同じです。
入学するまでがエリザベスのお手伝いではありますが、入学後もこうして、明るい笑顔でお会いできるのは、本当にホッとする幸せな瞬間です。




北里柴三郎による破傷風菌の純粋培養と血清療法。

2012年07月28日 | Weblog
予想以上の暑さですが、体調はお変りありませんか。
最近はどこも省エネで、エアコンもそれほど強くはありませんね。
それでも、屋外のクラクラするような暑さとは、ずいぶん差がありますから、疲れをためないよう、さわやかに睡眠がとれるよう、工夫をしてください。
寝る前に、冷たいものを飲んだり食べたりしすぎると、翌朝、どうしてもだるさが残ってしまうので、注意しましょう。
ところで、夏休みというと、夏期講習のハードなスケジュールに追われて、ほっと一息つく小学生は多くはないかも知れません。
それでも、名古屋市科学館や、明治村など、興味深いお出かけ先はたくさんありますから、気晴らしにいかがでしょう。
少し前に、医療系のものを扱っている会社のサイトに北里柴三郎の活躍についての記事がありました。
貴重な発見・発明は、日常生活のほんの小さな思いつきから生まれるものだという一例です。
「日本近代医学の父」と呼ばれる、北里柴三郎博士のことは、小学生でも、遅かれ早かれ学習して知るでしょう。
代表的な功績は、破傷風菌の純粋培養です。

ある日、研究所の同僚が、連日の実験で疲れた北里を、自分の下宿に誘う。
キッチンでは、ガールフレンドが料理を作っていた。
卵と牛乳を蒸し固めて作る、日本の茶碗蒸しのような料理だ。
彼女は蒸し器のフタをあけ、器に木のクシを刺し込む。
北里が何をしているのかと尋ねると、「奥の方が固まっているかどうか、確かめているの。」と、彼女は答えた。
その瞬間、北里はピンときた。
たとえば、古いクギを足の裏に刺したとき、破傷風の病巣は、傷の表面ではなく、奥の方にできる。
ということは、破傷風菌は、酸素の届かないところで増殖するに違いない。
北里は料理をヒントに、破傷風菌が酸素を嫌う、「嫌気性菌」であることを見抜いた。
北里はすぐに、酸素を排除できる細菌培養装置を作り、1889年、破傷風菌の純粋培養に成功した。
その翌年、破傷風菌の血清療法を考案した。
その後、北里の血清療法は、ジフテリア治療にも応用され、多くの人々の命を救った。
血清療法に用いられた基本的な概念は、今日では、「抗体」として、現代免疫学の確かな礎となっている。

まだ小学生の段階で、よもやこのような発見が日常的にありうるわけがないと思われるかも知れませんが、全てのお子さんに、無限の可能性があります。
何かに興味を持つこと、何かに一生懸命になること、何かを見て楽しいと思うこと、何かを不思議におもうこと・・・人がやることに、無駄なんてありません。
ましてや、お子さんの言葉・行動ひとつひとつには、大切な意味があります。
なんとなく過ごすのではなく、何でもいいから、大好きなものを見つけてくれると、エリザベス的には、とてもうれしいです。

朝日教育シンポジウム「総合的学力を伸ばす教育とは」

2012年07月15日 | Weblog
夏期講習が始まろうとしています、体調は万全ですか。
夏休みは、朝から晩までエアコンの中で座りっぱなしの受験生も多いと思いますが、それ以外の時間に、ラジオ体操をしたり、駅まで歩いたり、夏らしく汗をかくような運動をして、体調管理に気をつけてください。
内面からの健康も大切です。
身体を温めるものを飲んだり食べたりして、エアコンが強くても、内臓まで冷やしてしまわないように、注意しましょう。
朝日新聞教育シンポジウムというものが、時々、開催されます。
第三回である、7月22日は、「総合的学力を伸ばす教育とは~人間力で拓く子どもの将来~」というテーマです。
異なる価値観や文化をもつ人とのコミュニケーションや、チームで活動する人間力などを、総合的学力ととらえているようですが、このシンポジウムでは、合格したもっともっと先を見据え、そういう力をどうすれば伸ばせるか、をテーマにしています。
パネルディスカッションでは、パネリストとして、石川直久さん(愛知医科大学学長)・宇土泰寛さん(椙山女学園大学附属小学校校長)・黒澤良和さん(藤田保健衛生大学学長)・ハンスユーゲンマルクスさん(南山学園理事長)・安田龍男さん(名古屋セミナープラトンスクールグループ理事長)らが参加されるそうです。
はたして、人間力とは、子どもの将来にどのような影響を与えるのか、興味深いテーマです。
「勉強だけの人間になっても困る、かと言って、勉強ができないのも困る、人として磨かれてきたと納得できるような成長をしてほしい。」など、なかなかバシッと正解の出ない子育てですが、少しでも正解に近づけようとするのが親ですよね。
他にも多くの講演があるでしょう。
聞いた中で、自分の子に役に立ちそうなお話があれば、ぜひとも取り組んでみていただきたいと思います。
さて、まずは元気に、充実した夏期講習を終えることが目標ですが、次に待っているのは、過去問の取り組みをプラスした、秋からの本格的な受験勉強です。
徐々に時間との戦いになってきます。
その前に、基本的なものだけは、できるだけクリアしておきましょう。
夏休みの過ごし方・学習計画の相談は受け付けております。
「相談はどちらに送ればいいでしょうか。」というコメントを多くいただきますが、そのままコメント欄に、直接、ご相談を書いて送っていただけばかまいません。
ただし、こちらから返信できるアドレスを併記していただかないと、お返事ができませんので、忘れずよろしくお願いいたします。
昨年あたりから、5年生・4年生の夏期講習の学習計画の相談が増えています。
それだけ早い段階からしっかり学習ペースを身につけさせようという真面目で慎重なご父兄が増えているともいえますね。
4年生・5年生ですと、まだまだ夏休みらしいペースで夏期講習に参加できます。
お子さんが楽しく通えるのであれば、それはそれで、楽しい夏休みです。
ご興味があれば、2年生・3年生でも、参加させてあげてくださいね。



夏期講習の申し込みが始まりましたね。

2012年06月27日 | Weblog
ご無沙汰しております。
不安定な気候で、体調を崩した6年生が多く、心配が絶えませんでしたが、皆様はお変りありませんか。
暑くて冷房に癒しを感じてみたり、急に冷えて半袖にサンダルで塾に来たことを後悔したりと、6年生の訴えは同様のものが多かったように思います。
7月からは夏期講習が始まり、塾にこもりっきりになる日も増えますから、着脱しやすい上着や、ひざかけなど、工夫をしてお出かけください。
夏休みに取り戻せば大丈夫です、という励ましの言葉はよくありますが、夏期講習が始まれば、6年生ともなると、毎日の予習・復習で精一杯、苦手単元にそれほど多くの時間を費やすことはできません。
できれば、夏期講習が始まるまでに、自分にとってどれが苦手単元なのかを確認しておくのはもちろんのこと、その対策として、わずかなスキマ時間で何をするか、など、しっかり準備しておくことが大切です。
夏休みは長いです、でもやらなければならないことも山ほどあります。
ですから、なんとかなる、と油断せず、早めの対策をおススメします。
苦手単元・苦手教科にばかり気を取られて、最後の仕上げテストで、逆に得意だったもので失点してしまい、自信喪失させてしまってはかわいそうです。
得意なものには引き続き自信を持たせ、苦手なものは、早めに対策して、決して根深い苦手意識を持たせないようにする、それで元気に秋を迎えましょう。
秋からは過去問対策も始まりますから、その時までには、基本的なことだけはなんとかなったはず、という前向きな気持ちでいられるようにしてあげた方がいいです。
夏休みといえども、24時間あるはずの毎日は、不思議なくらいあっという間に過ぎてゆきます。
今から充分な計画を立て、体力的に無理のないレベルでの学習を続けられるようにしましょう。
「夏休み、大変そうだな~いやだな~」ではなく、「ずっと気になっていた苦手なものを克服するチャンス、楽しみだな~」と思えるように、親子で楽しく学習計画をたててくださいね。
ところで、エリザベスの娘たちがさんざんお世話になった時代からずっと大人気だった名進研の算数の江口先生が「江口・安井の中学受験トップレベル算数」(共著でしょうね)という参考書を出されるそうですね。
中学生の数学よりも指導が難しいとされる、中学受験向け算数の指導に、絶大な信頼をおかれている先生ですから、とても期待できると思います。
他の教科にも良い先生はたくさんいらっしゃいましたが、娘たちは、算数に関しては、江口先生に質問に行って、どんな難問でも待たされたことは一度もなく、全ての質問に即座にわかりやすく説明してくれた、と絶賛していました。
大学受験ともなりますと、進路によって、必要な教科が分かれていきますが、こと中学受験については、算数・国語・理科・社会の全てがそろって初めて勝負になります。
大人になって感じることですが、中学受験の4教科をしっかり学習しておくことで、社会人として最低限必要な知識が、その中にかなり盛り込まれていたことに感謝します。
理系に進むであろうお子さんでも、中学受験で社会を勉強することで幅広い人に成長しますし、文系に進むであろうお子さんも、算数・理科の基本的な知識なしには、社会で本当に役立つ人になれるかどうかはわかりません。
バランスの良い大人になるためにも、6年生の段階では、4教科を真面目に学習することはとても大切だと思います。
まだまだスポンジのように全てを素直に吸収する小学生は、無限の可能性を持っており、そんな受験生とお会いできるエリザベスは本当に幸せだとつくづく感じる今日この頃であります。





愛知県私立中学校・学校説明会

2012年04月29日 | Weblog
入学・進級で落ち着かない春も過ぎ、そろそろ新しい生活に慣れた頃でしょうか。
入学後の質問が相次ぎ、年々、多くの学校で様々な変革が行われていることに、驚くとともに、現状に満足せずさらなる進化を遂げようとされる様子に、感心します。
昨年度も、東海・南山の、国公立医学部医学科合格者数は、全国屈指のものとなり、相変わらずの活躍に、感心しきりです。
東海1位、南山14位、この両校に関しては、私立大学医学部医学科も含めると、相当数に上るものと予想され、名古屋の若者の今後の活躍が楽しみで仕方ありません。
その他の私立中学も、医学部医学科を始め、幅広いジャンルで活躍しそうな卒業生がたくさん輩出されています。
現代の私立中学・高等学校の生徒たちは、部活にも熱心で、また多趣味でもあり、それでいて、自分の目標に向かってのバイタリティーは天井知らず、素晴らしい時代になったものだと、本当にうれしく思います。
さて、その誇るべき愛知県の私立中学の学校説明会の日程が発表になりましたので、全てというわけにはいきませんが、ご紹介を。

東海中学校

5月26日(土)9時~11時30分
11月10日(土)9時30分~11時30分
         13時~14時
全てオープンスクールです。
いずれも東海中学校にて。

南山中学校(男子部)

5月13日(日)10時~13時30分(入試説明会)
5月26日(土)9時~11時30分(6年生体験授業・要申し込み)
いずれも南山学園講堂にて。

南山中学校(女子部)

5月19日(土)9時~11時(この時間帯のみ要予約)
        11時30分~13時30分
        14時~16時
11月17日(土)14時~(学校説明会)
いずれも南山学園講堂にて。
また、5月19日は、入試説明会となります。

愛知淑徳中学校

6月2日(土)10時~(オープンスクール)
11月17日(土)午前(6年生対象・入試説明会)
         午後(5年生以下対象・入試説明会)
いずれも大アリーナ他にて。

滝中学校

10月27日(土)8時50分~11時30分(オープンキャンパス)
10月28日(日)9時~10時30分(入試説明会)
         10時30分~12時(入試説明会)
いずれも滝学園にて。
滝中学校に関しては、他にも学校説明会は開催されています。
日程の合わないご家庭は、ホームページで確認の上、他の開催日にお出かけください。

名古屋中学校・金城中学校・椙山女学園中学校・愛知中学校・聖霊中学校・春日丘中学校など、多くの学校で説明会が行われます。
校舎・制服・駅周辺の景色など、お子さんの印象は様々です。
どこも素敵な学校です。
どうぞ楽しい一日をお過ごしくださいね。

2012年度新入生の私立中学入試合格について

2012年03月23日 | Weblog
私用で東京~名古屋を行ったり来たりでして、本年度の合格報告がすっかり遅くなりました。
少しずつ様子が変わる名古屋の私立中学の入試ですが、生徒たちは本当によくがんばってくれました。
海陽の希望者が増えたことも変化の一つでした。
南山大学附属小学校からの推薦入学者がほぼ40名であることによって、南山女子部の一般入試の募集定員が減るという影響は、少なからずあったと思われますが、それでも果敢に挑戦したお嬢さん方は、立派ですね。

男子5名・女子4名の結果です。

男子校

東海・3名
南山男子部・1名
名古屋・4名(うちスカラー2名)
海陽・2名

女子校

南山女子部・2名
愛知淑徳・4名
金城・1名

男女共学校

滝7名
愛知8名(うち特奨4名)


みなさん、素敵な春をお迎えくださいね。
また、入学後の楽しいお話も待っています。

南山女子部の卒業感謝ミサ&卒業式

2012年03月04日 | Weblog
春らしくなりましたが、お天気によってはまだまだ冷たい日があり、体調も崩しやすいので、気をつけましょう。
3月1日に次女の卒業式があり、あらためて南山女子部の荘厳な雰囲気に感激したエリザベスでした。
前日の南山教会での、卒業感謝ミサも、父兄の参加が予想をはるかに上回り、知り合いもいったいどこにいるのやら、混み合う中、やっと探し当てたくらいでした。
この時期、国立大学は結果が出ていないため、他校では、卒業式にも不参加の学生がいると聞きますが、南山女子部については、ほぼ全員が出席し、西神父様の楽しく心温まる素敵なお話を、カタリとも音をさせることなく、静かに聞き入っていました。
この日ばかりは、男子部と合同ですから、それぞれの代表者がキャンドルをささげ、感謝の気持ちを込めて、言葉をささげ、6年間のいろいろな思い出の締めくくりをしました。
みんな名残惜しむように、静かにゆっくり退場し、父兄も、お世話になった南山教会を後にするのが寂しくて、いつまでもおしゃべりし、そのままランチに移動し、いつもながらの楽しい一日にできました。
卒業式は、平日の朝9時スタートにも関わらず、多くのご家庭でお父様も参加され、あと数時間の南女生としての娘の姿を、一瞬でも見逃すまいとするような、一生懸命に式の様子を見守っていらっしゃいました。
エリザベス家も、もちろんパパも参加、最後の一日をしっかり目に焼き付けていたようです。
伝統ある南山学園講堂の、薄暗い灯りの中、西神父様はじめ、先生方のお話は申し上げるまでもなく、素晴らしく、送辞の高校2年生のお話、さらに答辞の卒業生代表のお嬢さんのお話、全てが、ゆっくりしていて、静かに心に染みいるようで、普通の卒業式の涙・涙の雰囲気とはまた違った、崇高な時間でした。
「卒業生退場。」の鐘が、ゴーン、ゴーンと鳴り、南山学園校旗を掲げた生徒会役員のお嬢さんを先頭に、卒業生200名が一歩一歩ゆっくりと退場する様子は、決まりを守れない若者が増えたと言われる現代を、忘れさせてくれるような、規律正しい調和の美しさを感じさせてくれました。
「6年間で、娘たちはこんなに立派に成長させていただけたのか。」と、心からの感謝の気持ちでいっぱいになるような卒業式で、ご父兄のほとんどがホッとしたような柔らかな笑顔でいらっしゃったように思います。
生徒たちは、校舎に戻り、部活の多くの後輩たちから綺麗な花束を受け取り、いつまでも名残惜しそうに写真撮影をし、その後、体育館で謝恩会がありました。
楽しくて大好きだった先生方との写真撮影や、6年間でいろいろなことをしてきたため、あのダンス、あの演奏、など、時間がどれだけあっても足らない貴重な思い出の謝恩会になったそうです。
母はみな、それぞれのグループに分かれて、お食事を兼ねて、暗くなるまでおしゃべりは尽きません。
親子ともに、生涯の大切な仲間ができて、そちらにも感謝の気持ちでいっぱいです。
大学進学先は全国に散りますが、どこへ行っても、誰かいる、そんなユニークな南女生は、本当に幸せだと思います。
北大から九州大まで、おそらく誰かはいるでしょう。
エリザベスの経験からすると、南女の場合、大学を卒業してさらにまた他大学に入りなおして、世界中に散ってゆくことも少なくありません。
今までのように、200名全員が毎日顔を合わせられるようなことは、ほとんど無くなりますが、東京でも京都でも、多くの友人に助けてもらえる、それは本当にありがたいことです。
大好きだった制服を着て、校舎に入ってゆく、もうそれができないなんて、まだ信じられない気持でしょうけれど、楽しかった、いや、楽しすぎた6年間に、心から感謝して、母校の名を汚さないように、今後も仲間たちと一緒に、今まで以上に素敵な思い出をたくさん作ってほしいと願います。
現在、南山女子部にお通いのお子さんのご父兄には、ネタばれのような卒業式報告になりましたが、あっという間の6年間とはいえ、最後の卒業感謝ミサと卒業式は、いずれも心洗われるような、素敵なイベントで、お子さんの成長を感じられることでしょう。
卒業は寂しいけれど、最後の締めくくりがあまりにも素敵過ぎて、満足感でいっぱいになりますよ。
在校中はいろいろなことにチャレンジして、いろいろなことを考えて、いろいろなお友達と遊んで、できればいろいろな勉強をしてください。
今回の答辞にもありましたが、南女生はほっておいても、いつかは勉強はします。
ですから、それ以外のものにも、貪欲に時間とエネルギーを使っていくと後悔がないんじゃないかなと・・・本当に楽しい毎日でした。
そんなこんなで、平成24年度のエリザベスの生徒の合格実績の集計が、大変遅くなり、関係者の皆様には、本当に申し訳なく思っております。
次回、報告させていただきます。

完全個別指導です。

2012年02月23日 | Weblog
新入学の準備の進むご家庭、そして新学年に向けて意欲満々のご家庭、いろいろな春を迎えられますね。
少しずつ暖かくなり、本当に心弾むようです。
皆様からの、入学後のお話も、ぜひコメントとして送っていただきたいと楽しみにしております。
ちなみに、部活・遠足・保護者懇談会・学園祭など、各種イベントについての疑問や心配も、コメント欄から質問していただいてかまいません。
実はエリザベスのお仕事の半分は、生徒たちの入学後の様々な疑問や心配に、少しでもお役に立てるように、わかる限りお話することでもあります。
元・生徒でなかったご家庭でも、遠慮なさらずお聞きください。
エリザベスは同じ父兄として、娘たちにとっては、可愛い後輩たちに向けての、何かしらの役に立てるのであれば、それほど嬉しいことはありません。
ところで、私の説明が少々足りないのか、塾を開いていると思われている方が何人かいらっしゃいますが、完全個別指導なので、形態が特殊です。
詳しい説明は個々にさせていただきますが、アドレスを併記していただかなかった方には返信ができていません。
申し訳ありませんが、「たまご」さん、「南山女子部へ」さん、「yo」さん、もう一度、コメント欄からでかまいませんので、アドレスをお知らせくださいね。

2012年度の中学入試も落ち着きました。

2012年02月09日 | Weblog
2012年度の中学入試にも桜が咲きましたね。
男子生徒たちも気候が不順で落ち着かない中、よくがんばってくれました。
幸いにも、入試のある週末はそれほどひどい降雪がなく、無事に受験ができました。
例年に比べると気温は低く感じられ、防寒対策には余念なく、ということだけは気になりました。
生徒たちの、入試問題に対する感想は様々で、それぞれの得意教科にもよるのかな、と思いました。
南山女子部の制服が新しくなるので、4月からが楽しみです。
とはいえ、在学生への説明によると、カトリックの考えに基づいたものは残しているため、遠目にはほとんど変わらず、利便性を考えての変更点が多いようです。
ジャンパースカートがウォッシャブルになる、ブレザーのポケットが貼り付け型だったものを内側につけ、フラップ(ふた)だけ見えるようにする、など、60年あまりの長い間続いていたものが、少しだけ見直されます。
ほとんど形が変わらないのには理由があり、南山女子部の制服は、カトリックの精神が強く根付いており、たとえば、ジャンパースカートのウェスト部分を締めるベルトですが、赤いステッチがあり、こま結びにするあたり、神に仕える方々の服装に由来するもので、変更はありません。
流行りや可愛らしさを追求した制服ではないため、みなさんが想像されているほどの大きな変更点はありませんが、それだけ大切な理念に基づいた制服であることを、再確認させられました。
4月からは、町のあちらこちらで、まだ大きめのブカッとした制服を着た新中1が、たくさん見られます。
エリザベスは、毎年、多くの中学1年生を見て、幸せを感じます。
それぞれの学校に、誇りを持って、毎日楽しく通っていただきたいと思います。
いつもより寒く、不安要素の多かった今年の受験生のみなさん、そしてご父兄のみなさん、本当にお疲れ様でした。
そして、おめでとうございました。

P.S.

現在、新4年生・新5年生・新6年生の申し込みメールをいただいていますが、大変申し訳ないことに、新6年生からはあまり多くの生徒さんを引き受けられないので、6年生に限り、5月までで締め切りとさせていただきます。
ただし、今までと同じく、メールでの相談や質問などは、遠慮なさらず送っていただいて構いません、お役にたてるのであれば、できるだけ早くお返事いたします。
たくさんのお問い合わせをいただき、本当に感謝しております。
順番にお返事をさせていただいておりますが、少し遅くなることを、お許しください。
また、「南女へ」さん、「合格餅」さん、「質問」さん、コメント欄を通して、お返事を送れるアドレスを併記して、もう一度連絡してください。
各種質問も受け付けておりますが、その際、必ずご自身のアドレスを併記してくださるようお願い申し上げます。

女子の合格がいくつかいただけました、男子はこれからが勝負ですね。

2012年02月03日 | Weblog
名古屋には珍しい大変厳しい寒さとなりました。
けれども、今週は南山女子部・愛知淑徳と、難関中学の合格発表があり、エリザベスの生徒からも、うれしい報告がありました。
「寒くて緊張したけれども、いつも通りできました。」
「教室の中に知っている子がいて、少しだけ落ち着きました。」
「算数は難しかったけれども、他は何回も見直しできました。」
など、精一杯取り組んだ様子が目に浮かぶような感想ばかりです。
今のところ、女子にとってのトップ校が終了し、残すは男子です。
まだまだ寒い日が続きますが、どうぞ最後の1分まで、あきらめることなく、粘り強く解答用紙と戦ってくださいね。
これをご覧の皆様からも、いろいろなお話を聞かせていただきたいと思います。
それぞれの武勇伝を楽しみにしております。

応援のコメント、ありがとうございました。

2012年01月27日 | Weblog
先日の記事に、温かい応援のコメントをいただいています。
26日のコメント欄をクリックしてみてくださいね。
受験生のみなさん、寒さに負けず、最善を尽くしましょう!


志望校の入試が近づきます。

2012年01月26日 | Weblog
志望校の入試が近づきますね。
寒さが厳しい毎日ですが、温かい飲み物を持って、着脱しやすい上着を準備して、安心して受けられるようにしましょう。
今は先のことまで考える余裕がないかも知れませんが、入学後の新しいお友達・学園祭・憧れの制服など、楽しいことをたくさんイメージして、落ち着いて望みましょうね。

中学入試は一つずつ大切に。

2012年01月19日 | Weblog
そろそろ中学入試が始まりますね。
毎年ながら、寒い中、小さな身体でよくがんばっていると感心します。
最近は入試日程の変更で、徐々に難易度を増してゆくものでもなく、比較的早い時期に第一志望校が終わってしまうことも多いです。
中学入試は、それぞれの学校に合わせての対策も大切ですが、基本は同じですから、あまり「傾向と対策」に振り回されて浮足立つことがないように、今までやってきたことの復習を一番に考えましょう。
応用問題と基本問題が同じ配点であるにも関わらず、簡単なところでケアレスミスをする受験生も少なくありません。
ある程度の難易度のものまでは、落ち着いていつも通りに正解できるように、トレーニングを続けましょう。
最後の1問まであきらめることなく、仕上げましょう。
入試は総合点ですから、最初の教科で調子が上がらなくても、精一杯やったのであれば大丈夫です。
「今年は難しいから合格者平均点が低いのかな。」くらいで平常心で取り組みましょう。
憧れの制服を着た自分をイメージして、最後の1秒まで真剣勝負をしましょうね。

お正月の過ごし方。

2011年12月13日 | Weblog
寒くなりましたが、皆様、お変わりありませんか。
受験生にとっては、落ち着かないお正月がやって参ります。
毎年、相談を寄せられるのが、正月特訓など、スペシャルな合宿についてです。
こればかりはどちらがいいとは言えません。
正直、わずか数日間のことで偏差値が急に10も上がるとは考えられませんが、そこは小学生ですから、お友達みんなと一生懸命に過ごした数日間が、どのような形で良い影響があるかわかりません。
参加・不参加は、その子の性格やご家庭のお考えで決めていただいて大丈夫でしょう。
エリザベスの生徒たちでも、参加・不参加はそれぞれに合わせて結論を出していますし、それが必ずしも合否に直接の関係があるとも思えません。
一番大切なのは、その決定によって、本人によけいな不安、また逆に過信を与えないかどうかです。
しっかりしているようでも、わずか12歳、家族との温かい会話で、できるだけ本当の気持ちを理解してあげるようにしてください。
どれだけ成績の良いお子さんでも、最後の最後まで不安はゼロにはならないでしょう。
でも、できるだけ笑顔で、支えてあげてくださいね。
ところで、やや先走りますが、入学後の塾についての質問も多く寄せられます。
私立中学向けの塾は、選ぶのが難しく、それぞれの通学途中にあること、部活と両立できること、など、様々な条件をふまえなければなりません。
ほんの一例ですが、ここ数年は、河合塾で中学別クラスができています。
私立中学生コースは以前からありますが、東海中学・南山中学(女子部)は、それぞれの授業進度に合わせたカリキュラムが組まれており、やや安心かと思われます。
英語・数学のみですが、学校別というのはありがたいものです。
特におススメするというわけではありませんが、他の塾においても、あまり学校の内容と大きくかけ離れたものを一人だけ進めていくのも、善し悪しです。
中学生のうちは、何事も幅を狭めることなく、たくさんのものに目を向けることが人として素敵に成長するポイントでしょうね。
最近の学生さんはみんな素敵だと思います。
中学受験で大変な時期を過ごしたけれど、入学後はしばらくいろいろなことにチャレンジする時間を持てるからでしょうか。
理系・文系・芸術系・スポーツ系、どの分野でも、めざましい活躍で、感心いたします。
入学後は勉強も何より大切ですが、せっかく与えられた時間を、有意義に使って、楽しい毎日を過ごしていただけますように。