夏期講習の中で、中間テスト的なものに追われる進学塾も多くなっています。
出題範囲に神経質になって、あちこちに気を取られることなく、現在、取り組んでいるテキストをしっかり完成させることからスタートしましょう。
一日があっという間に過ぎてゆきます。
気持ちばかりあせりますが、小学生なりに、一生懸命、学習を続けているはずです。
目の前のものを一つずつ着実に進めていくことが何よりの近道です。
過去に取り組んだテキストを引っ張り出して復習するのは、時間的余裕があれば、おすすめしますが、新しい問題集いくつか並行してやっていくのはデメリットもあります。
ましてや、本屋さんで、次から次へとそれらしい問題集を買い集めてくるのは、小学生には負担が大きすぎるので、お子さんとよく相談して、プラスしてください。
理科・社会については、2007年度から、夏休みになると総まとめでお話してきたので、そちらの考え方を参照していただくとして、今回は、あまり多くはふれなかった、算数のお話をします。
まず算数です。
6年生であれば、とにもかくにも、目の前のカリキュラムをこなし、一歩でも前に進むことが大切です。
ただし、少しばかり気持ちに余裕のある段階なら、算数を楽しく興味を持って学習するように、考えていきたいと思います。
公式や数字だけがならぶ算数は、「何の役に立つかわからない。」と考えだしたら、すっかり嫌いになってしまいます。
有名人を題材にしたり、自分の生活に関わりがあることを算数によって納得できたりすれば、どんどん興味がわいて、算数の学習も進むことでしょう。
「裁判員裁判で、ある人が続けて3回、裁判員の候補に選ばれ、呼び出された。その確率は64000人に1人。」朝日新聞の記事(2009年11月)が中2の数学の教科書に載っているそうです。
「確率の積」の法則で説明しています。
ある人は、3回続けて、約3600人の名簿から約90人の候補に選ばれました。
1回ごとの確率は40分の1、それを3回かけると、64000分の1。
よく知っている具体的な出来事に関連付けて説明すると、難しい算数(数学)も理解しやすいという例です。
ある大学の教授は、例えば、イチロー選手が1番から9番まで9人ならんだとすると、9回までに何点入るか、など、イチロー選手の成績を元にして、「期待値」で説明できるし、AKB48のじゃんけん大会で、自分のお気に入りのメンバーが勝ち上がる可能性を、「確率」で説明できるし、ちょっとした工夫で、小学生・中学生に、興味を持たせることが可能だとおっしゃっています。
もちろん、興味を持つだけでは、点数はすぐには上がりません。
楽しそう、と思ったら、タイミングを逃すことなく、一生懸命に勉強をすることが大切です。
一生懸命に勉強すれば、時間はかかっても、必ず得点できるようになります。
そうすれば、もっとその教科を好きになります。
その繰り返しこそが成績アップの秘訣です。
これは、全教科に言えることですね。
では、次回は、苦手とおっしゃるお子さんが多い、国語についてお話させていただきます。
出題範囲に神経質になって、あちこちに気を取られることなく、現在、取り組んでいるテキストをしっかり完成させることからスタートしましょう。
一日があっという間に過ぎてゆきます。
気持ちばかりあせりますが、小学生なりに、一生懸命、学習を続けているはずです。
目の前のものを一つずつ着実に進めていくことが何よりの近道です。
過去に取り組んだテキストを引っ張り出して復習するのは、時間的余裕があれば、おすすめしますが、新しい問題集いくつか並行してやっていくのはデメリットもあります。
ましてや、本屋さんで、次から次へとそれらしい問題集を買い集めてくるのは、小学生には負担が大きすぎるので、お子さんとよく相談して、プラスしてください。
理科・社会については、2007年度から、夏休みになると総まとめでお話してきたので、そちらの考え方を参照していただくとして、今回は、あまり多くはふれなかった、算数のお話をします。
まず算数です。
6年生であれば、とにもかくにも、目の前のカリキュラムをこなし、一歩でも前に進むことが大切です。
ただし、少しばかり気持ちに余裕のある段階なら、算数を楽しく興味を持って学習するように、考えていきたいと思います。
公式や数字だけがならぶ算数は、「何の役に立つかわからない。」と考えだしたら、すっかり嫌いになってしまいます。
有名人を題材にしたり、自分の生活に関わりがあることを算数によって納得できたりすれば、どんどん興味がわいて、算数の学習も進むことでしょう。
「裁判員裁判で、ある人が続けて3回、裁判員の候補に選ばれ、呼び出された。その確率は64000人に1人。」朝日新聞の記事(2009年11月)が中2の数学の教科書に載っているそうです。
「確率の積」の法則で説明しています。
ある人は、3回続けて、約3600人の名簿から約90人の候補に選ばれました。
1回ごとの確率は40分の1、それを3回かけると、64000分の1。
よく知っている具体的な出来事に関連付けて説明すると、難しい算数(数学)も理解しやすいという例です。
ある大学の教授は、例えば、イチロー選手が1番から9番まで9人ならんだとすると、9回までに何点入るか、など、イチロー選手の成績を元にして、「期待値」で説明できるし、AKB48のじゃんけん大会で、自分のお気に入りのメンバーが勝ち上がる可能性を、「確率」で説明できるし、ちょっとした工夫で、小学生・中学生に、興味を持たせることが可能だとおっしゃっています。
もちろん、興味を持つだけでは、点数はすぐには上がりません。
楽しそう、と思ったら、タイミングを逃すことなく、一生懸命に勉強をすることが大切です。
一生懸命に勉強すれば、時間はかかっても、必ず得点できるようになります。
そうすれば、もっとその教科を好きになります。
その繰り返しこそが成績アップの秘訣です。
これは、全教科に言えることですね。
では、次回は、苦手とおっしゃるお子さんが多い、国語についてお話させていただきます。