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受験には勝ち負けがある。
すべて運命とはいえ、出来れば勝たせたい。

北里柴三郎による破傷風菌の純粋培養と血清療法。

2012年07月28日 | Weblog
予想以上の暑さですが、体調はお変りありませんか。
最近はどこも省エネで、エアコンもそれほど強くはありませんね。
それでも、屋外のクラクラするような暑さとは、ずいぶん差がありますから、疲れをためないよう、さわやかに睡眠がとれるよう、工夫をしてください。
寝る前に、冷たいものを飲んだり食べたりしすぎると、翌朝、どうしてもだるさが残ってしまうので、注意しましょう。
ところで、夏休みというと、夏期講習のハードなスケジュールに追われて、ほっと一息つく小学生は多くはないかも知れません。
それでも、名古屋市科学館や、明治村など、興味深いお出かけ先はたくさんありますから、気晴らしにいかがでしょう。
少し前に、医療系のものを扱っている会社のサイトに北里柴三郎の活躍についての記事がありました。
貴重な発見・発明は、日常生活のほんの小さな思いつきから生まれるものだという一例です。
「日本近代医学の父」と呼ばれる、北里柴三郎博士のことは、小学生でも、遅かれ早かれ学習して知るでしょう。
代表的な功績は、破傷風菌の純粋培養です。

ある日、研究所の同僚が、連日の実験で疲れた北里を、自分の下宿に誘う。
キッチンでは、ガールフレンドが料理を作っていた。
卵と牛乳を蒸し固めて作る、日本の茶碗蒸しのような料理だ。
彼女は蒸し器のフタをあけ、器に木のクシを刺し込む。
北里が何をしているのかと尋ねると、「奥の方が固まっているかどうか、確かめているの。」と、彼女は答えた。
その瞬間、北里はピンときた。
たとえば、古いクギを足の裏に刺したとき、破傷風の病巣は、傷の表面ではなく、奥の方にできる。
ということは、破傷風菌は、酸素の届かないところで増殖するに違いない。
北里は料理をヒントに、破傷風菌が酸素を嫌う、「嫌気性菌」であることを見抜いた。
北里はすぐに、酸素を排除できる細菌培養装置を作り、1889年、破傷風菌の純粋培養に成功した。
その翌年、破傷風菌の血清療法を考案した。
その後、北里の血清療法は、ジフテリア治療にも応用され、多くの人々の命を救った。
血清療法に用いられた基本的な概念は、今日では、「抗体」として、現代免疫学の確かな礎となっている。

まだ小学生の段階で、よもやこのような発見が日常的にありうるわけがないと思われるかも知れませんが、全てのお子さんに、無限の可能性があります。
何かに興味を持つこと、何かに一生懸命になること、何かを見て楽しいと思うこと、何かを不思議におもうこと・・・人がやることに、無駄なんてありません。
ましてや、お子さんの言葉・行動ひとつひとつには、大切な意味があります。
なんとなく過ごすのではなく、何でもいいから、大好きなものを見つけてくれると、エリザベス的には、とてもうれしいです。


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