覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

シャーロック・ホームズ「白い紐」

2015年03月02日 01時52分31秒 | Weblog
 
 どうしても、こういう事態になると、一体何だったのか? これを追究しようと思うのは当然である。
 
 ことが終わっても、本質と真実に辿り着きたい。
 
 
 これは本当に、一個人の内面の問題、心的葛藤の末だったのか。
 ひょっとして、ある組織的事情の、何らかの策動に因るものではないのか。
 
 
 
 
 
 どうしても、次の一群の事実に辿り着く。
 
 「偶々だよ。」あるいは「彼のことを偲ぶ為、あとからそう演出し、書き換えたのだ。」 どちらの言い分も聞こえてくるようである。
 
 
 後藤浩輝 ジョッキー。この喪章の開催となった、3月1日日曜。
 
 全国の競馬ファン、乃至は競馬を知っている人々には、今日のレース予想以上に、後藤騎手死去(自殺)の報で、騒然としていた筈だ。
 
 主要競走は、次の結果だった。
 
 
   第89回 中山記念 11頭立て 4番7番 
     =  後藤浩輝最後のGⅠ勝利 2011年オークス 4番18番 
 
 
   第59回 阪急杯  枠連 3-7  
     =  1999年8月22日 札幌記念  枠連 3-7 
 
 
   関門橋ステークス  枠連 5-6 
     =  後藤浩輝最後の出走レース 今年2月22日 京都最終 
 
   
 
 
 これは結論がそうである、と云うだけである。全部、偶々かも知れない。
 
 この内、2つ目の阪急杯は、何故、この1999年のこのレースなのか。意味は手順に説明申し上げる。先ず
 
 
   2012年 第72回 オークス 
 
   1着 2枠 4番 エリンコート      後藤
   2着 8枠18番 ピュアブリーゼ     柴田善
 
 
   2015年 第89回 中山記念   
 
   1着 4枠 4番 ヌーヴォレコルト    岩田 
   2着 6枠 7番 ロゴタイプ       デムーロ弟 
       (11頭
 
 
 云うまでも無く、11頭立てだったので、馬番 4番7番 = 4番18番 で完全に合致しているのである。無論、両方とも
 
   4番ゼッケンのオークス馬 
 
 また、後藤のJRAのGⅠ勝利は5勝なので、その数少ない内の別の一つ。次の1頭との合致も明白。
 
   2015年 中山記念   4枠 ヌーヴォレコルト    岩田
   2004年 朝日杯FS  4枠 マイネルレコルト    後藤 
 
 同じ、レコルト馬(レコルト = レコード、記録)
 
 
 さらに、わたくしも今週、かつての的中自慢を申し上げた、2006年 ジャパンカップ・ダート これも
 
   1着 4番 アロンダイト       後藤
   2着 7番 シーキングザダイヤ    武豊   
 
 
 これまた同じ。2人のレコルトの、岩田と後藤。この2人には、2人だけの格別な思い出、因縁がある。それは、先週の勝ち馬 カレンブラックヒル の2012年 NHKマイルカップ このレースで
 
   3枠 6番 シゲルスダチ     後藤  落馬・競走中止 
   4枠 8番 マウントシャスタ   岩田  失格・騎乗停止 
 
 岩田が邪魔し、後藤が堕ち、怪我。戦線離脱。これに対し、岩田は失格で、2週後のオークス 御手馬ジェンティルドンナ の優勝、二冠目を乗り代わりの川田将雅に譲る。
 
 
 
 
 日曜メインに戻るが、3つ目の小倉メイン これは
 
 
   2015年2月22日 京都12R 
 
   1着 6枠11番 ラローザブル       幸  西浦厩舎 
   2着 5枠10番 メモリーシャルマン
   ・
   ・
  13着 3枠 6番 メモリーシャルマン    後藤 安田厩舎 
 
 
   2015年3月1日  小倉11R 関門橋ステークス 
 
   1着 6枠 9番 タマモトッププレイ    津村  
   2着 5枠 7番 コウエイワンマン     丸山 
 
 
 
 これが、枠連 5-6 で合致する。ちなみに、この2月22日京都最終の 
 
   幸騎手  西浦勝一厩舎   川崎記念2連覇
 
 
 これを1月28日に達成したばかりであり、その偉業の地、川崎競馬場近くの川原で、20日早朝、中1の男の子の御遺体が発見されたばかり。
 
 
 
 最後のメイン、阪急杯 枠連 3-7 何故これなのか!だが、ご紹介申し上げる。事実である。
 
 
   1999年8月22日 第35回 札幌記念  
 
   1着 3枠 3番 セイウンスカイ    横山
   2着 7枠 8番 ファレノプシス    武豊 
 
 
 ローカル重賞ながら、華々しいクラシックホースの激突であり、セイウンスカイ は スペシャルウィーク の同期で、皐月賞 菊花賞 を制した二冠馬。また ファレノプシス も 桜花賞 秋華賞 を制した二冠牝馬。ついでに、ローズステークスも勝利している。
 
 問題は、この1999年の夏。映画のタイトルではなく、この札幌記念を週の唯一の重賞、頂点とする開催週に先立つ、3日前。次の出来事が起こったことが報じられ、無論スポーツ新聞の一面を覆った。
 
 
   1999年8月19日 美浦トレセン内「若駒寮」にて、暴行事件
 
     後藤浩輝が後輩・吉田豊に対し、木刀で殴打。負傷せしめる。
 
 
 JRAによる事情聴取、裁定委員会で後藤騎手は4ヶ月と云う異例の長期の騎乗停止処分となった。
 
 
 果たして、若年者の同じく若年者への暴行が問題となった週、この週の再現は、果たして無関係で、全く偶然に拠るものなのだろうか?
 
 
 再度、整頓する。昨日3月1日。川崎少年殺人の実行犯逮捕を受けた週の日曜メインである。
 
  中山記念  後藤最後のGⅠと同じ馬番再現
        後藤のGⅠ馬と同じ 4番 オークス馬 優勝  
        後藤のGⅠ JCダート と同じ馬番再現 
        後藤のGⅠ馬と同じ 4枠 レコルト馬
 
 
  小倉メイン 後藤最後の騎乗レースと同じ枠連再現    
 
 
  阪急杯   後藤暴行事件の週の、メイン重賞の同じ枠連再現  
 
 
 
 実に、両重賞を両睨みすれば、昨日の中山記念が皐月賞馬と牝馬クラシック馬の激突、ワンツー。阪急杯が、同様の皐月賞馬と牝馬クラシック馬激突、ワンツーの札幌記念の再現。しかも、ファレノプシス ヌーヴォレコルト ともにローズステークスの優勝馬である点も合致する。
 
 
 
 
 
 わたくしの申し上げてきていることの意味がお解かり頂けるだろうか。
 
 要するに、JRA所属「暴行青年」の「乱行」を一挙に映し出した週末のメイン競走の結末である、恰も
 
 
   後藤騎手の死去を前提に、構成、演出、再現された日曜競馬  
 
 
 これだと言い切ってもいいレース結果ではなかろうか。
 
 何故、こう見えるのか? 後藤騎手が突然、誰も予期し得ない自殺に及んだので、急遽、この演出を施したのか?
 
 
 後藤が死去したから、GⅠ5勝の内の2つに共通する 4番7番(=11頭立て4番18番) の馬番で、後藤暴行の週のメインと同じ、皐月賞馬と牝馬クラシック馬の激突レースを演出し、勝ち馬はこれまた後藤GⅠの勝ち馬の1頭と同じ レコルト馬。おまけに後藤が退場した週、後藤をGⅠ大舞台で落馬に追い込み、自らは騎乗停止処分を食らった岩田が代理で優勝してみせる。
 
 その上、後藤最後の騎乗レース枠連を再現し、後藤暴行の週のメイン重賞の枠連もまた再現せしめる。
 
  
 
 わたくしは 後藤はGⅠ5勝と記したが、これは中央に限った話。彼の最初のGⅠ勝利は
 
 
   2000年 第13回 マイルチャンピオンシップ南部杯
 
   優勝 13番 ゴールドティアラ    後藤浩輝  松田国英  
 
 
 
 この13番ゼッケンであり、これが阪急杯の優勝 7枠13番 ダイワマッジョーレ この13番ゼッケンで再現もされた。
 
 
 
 
 
 ここまでデータ、レース結果と云う事実に基づく検証を積むと、わたくしの結論として赴くところは一つ。
 
 
 最大の前提は、川崎で少年が少年を殺害した、日本全国を震撼させた騒動の週。その発見、捜査、そして主要な容疑者の身柄確保など事件が急展開した週。中央競馬会の取ったこの「事件映し出し」の方策は、ただ1つだったのである。
 
 
 
 独身寮である、美浦の「若駒寮」での出来事の真相、詳細はわたくしども一般のファンには窺い知れない。しかし、この故・後藤ジョッキーは、木刀で後輩騎手を殴打し、理由はどうあれ、怪我を負わせた人物であり、明るく、底抜けでひょうきんとされる人物像は一面として、ワイルドで、ラフであり、「寄らばキレル」タイプのジョッキー仲間で、出来得るのなら、サークル内で、特に監督側、職制上の上位者から見たら、排除したい人物であった、と云うことだ。最もこのラフを受け止めるのは、云うまでも無く下級生、後輩の筈である。馬鹿陽気な明るい先輩のTV出演中の姿を見て、黙して語れず。
 
 我われは木刀での殴打、傷害と云う荒行しか知らせられないが、目立たぬ、人に知られぬ日常の荒行がかなり目立ち、ひょっとして騎乗中にも、これが目立つメンバー、クラスメートだったのではなかろうか。もし、ちょっとでも気に食わないと、同居者にも手を・・・ 
 
 
 以前から、ずっと次のように解釈していた、
 
 
   後藤騎手の使用する騎乗時の帽子の 紐の白  
 
 
 多くのジョッキーが、黒系で同じ色なのに、後藤だけが白い紐のヘルメットを使用し、わたくしはある種のレース中の指標。騎乗中、即ちレースと云う同じ「演劇」で出演中の別の仲間からある種の目印として、この後藤だけが識別できるよう彼だけこの白い紐のヘルメットを被されていると解釈していた。実は、出走メンバーの中に演出役、プレーイングマネージャー、言わば現場監督が騎乗、ともに出走しているのである。何故、武豊が余り勝たなくなったのか?勝ち役から演出役、若手の育成役に「出世」したからである。
 
 今回、武豊騎手会長は、思い当たる節は無い、とコメントした。
 現場の監督的立場の者として、当然の、渉外担当者らしい、会社側に立った対応と言える。
 
 
 ただ、今回のことで後藤の白い帽子の紐。これが、ワイルドで危険なレース中の、誰しもが識別可能な「指標」である、との結論に至った。
 
 
 
 ここまで書いて好いのかどうか、解からないが、全部策謀である。
 
 
 JRAは、世の中の動きを写すのである。
 
 
 真夜中と早朝。一般人の見えない世界が、展開し、世間沙汰として処理される。
 
 
 わたくしは別にミステリー作家仕立て、気取りでお話ししているつもりは無く、単なる、独り言である。
 
 
 
 

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