覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

仕掛け暴露!不発リディルの正体

2011年11月21日 13時25分28秒 | Weblog
 マイルチャンピオンシップ、何故8枠のリディルは不発だったのか? 何故それが解かったのか。そもそもこのリディルの正体とは?

 以下のように、当日情報でわたくしは御登録の皆様方にお話したものである。
 掻い摘んでお話しする。以下先週日曜出馬表
 
  京都 2R 
      8枠14番 ウェルトレインド   = 鍛え上げられた 
      8枠15番 ハッピーヤングマン  = 幸せな若者   

  京都 3R 
      8枠14番 ゴールデンウィナー  = 金の勝者  

  新潟 6R 
      8枠14番 タイソンバローズ   = 元世界チャンピオン
      8枠15番 ファイヤー      

  新潟 8R 
      8枠14番 ウィンザーフラッグ  

  京都11R
      8枠17番 リディル 
 

 特に新潟6R。この日がマイルチャンピオンシップ当日なのだから、チャンピオンまたはそれに相応しいものを探すのは当然で、例えばこれもわたくしがご推奨して発射した新潟9Rの7枠 

   7枠10番 トップチェッカー    5番人気 
   7枠11番 ミラクルフラッグ    9番人気    2着 

 この枠はチェッカーフラッグの枠となっているが、無論モーターレースでトップゴールする際、振られる旗のこと、チャンピオンの証拠である。従ってこれから1番人気へ。枠連は 1010円だが、馬連は5020円。

 このように当日の出馬表で「チャンピオン」を探すべきである。で、新潟6R この8枠のタイソン、明らかに、かつてヘビー級で無敵を誇ったマイク・タイソンと云う元ヘビー級チャンピオンのことであり、これが当日8枠に置かれていることは注目だった。さらに、わたくしは、同居馬から

   新潟 6R 8枠 ファイヤー 
   マイルCS 8枠 リディル  

 気付かれる方はどれくらい居られようか。わたくしはこれをこの仕掛けだと読んだ。

   映画『炎のランナー』(原題チャリオット・オブ・ファイヤー)

   主人公  エリック・リディル 
        ハロルド・エーブラムス 

 アカデミー賞作品賞受賞の英国映画で、主役の二人はパリ五輪で、400m及び100mの金メダリストであり、白人で最後のオリンピック100mチャンピオンらである。わたくしは、ファイヤーとリディルが同じ8枠に置かれている以上、これらは関連付けられ、毎度申すように、このファイヤーこそリディルの8枠の布石であり、発射サインでは、と考え、素直にそれを申し上げた。だからこそ、同じ8枠、

  京都2R 8枠 「よく鍛え上げられた若者」
  京都3R 8枠 金(メダル)の勝者 
  新潟8R 8枠 ウィンザーの旗(英王室の旗)

 これらが揃えられ、8枠の英国の金メダリストを暗示している、と云う見方である。この名作映画をご覧になられた方はご記憶だろうが、この映画には、リディルがパリでキリスト教安息日に決勝レースがあると知り、出場を拒む折、英皇太子がわざわざ直接、出場を説得する場面があるが、この人物が後に、愛する女性の為王位を自ら退き、英国を後にしたウィンザー公であり、『優駿』11月号該当16ページのルドルフの記事でも登場する、ウインザーノットにつながる。これを思うと、さらにこの日、新潟9R、10Rでも大外8枠にシンボリやスイートの馬、シンボリ牧場の馬が配置されていることも偶然ではなく、ルドルフを介しウインザーを想起させ、要するに8枠のリディルに注目させたがっている仕掛けは明らかで、意図的である。以上、わたくしは、マイナス要因もお話の上、28ページ、アーネストリーの前田馬主の同じ勝負服、リディルを疑い、申し上げた。

 そして、この不発確信最大の根拠は、他ならぬこの新潟6Rでファイヤー自体が発射した事実である。

   1着 8枠15番 ファイヤー      単 5100円

   枠連 4460円   馬連 18250円 

 超人気薄、高配当である。わたくしは少額ながら無論このファイヤーからこれらを仕留めたが、人気薄ゴールの瞬間、「これで8枠のリディル自体は来ない、不発だ」と思わず漏らし、口にしたものである。混迷し、どうなっているのだ、と一時思ったが、事態は明らか

   ファイヤーが映画を介した、マイルCSリディルへのサイン 

と見ていたのが、ファイヤー自体が、しかも超人気薄で発射とは、逆にリディルが『炎のランナー』からファイヤー発射のサインになっていた、そういうことである。

 初めてお読みになられた方には思いも寄らない仕掛けかもしれないが、これこそ真実、枠順にJRA演出者が込めたものである。来年ロンドン五輪を控え、如何にもらしい拵えで、だからこそ、予め申し上げておくが、リディルは、来年走る馬、ロンドン五輪の年、その栄光のチャンピオンを託され、活躍する可能性のある1頭と云うことになる。オウケンブルースリの菊花賞制覇の年は北京五輪の年。オペラオー大活躍の2000年は、シドニー五輪の年だが、シドニーの最大の街のシンボルは、このオペラオーの父の名と同じ、オペラハウスである。【続く】

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