覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

岡部引退という儀式

2005年03月11日 13時59分23秒 | Weblog
 岡部騎手の引退が3月10日発表され、翌日の今日、中央競馬会JRAのホームページを見ると、岡部騎手特別サイトが早々とオープンし、「引退記念イベント」の日程が発表されている。3月20日中山競馬場での、引退セレモニー 全国ウインズでのメッセージ募集はじめ特設コーナーを設けるあたりは好いとしても、引退記念入場券3万枚限定配布 2943岡部幸雄 という生涯勝鞍の入ったゼッケンはじめ引退記念グッズ 競馬ギャラリーでの記念展 2回中山8日10Rの東風Sというレースを、急遽!12Rに移し、岡部幸雄引退記念競争として実施するなどに及んでは、サイト立ち上げを優秀な職員が徹夜仕事でやったにせよ、突如の発表 ではあっても、組織ぐるみの予定の行動であることは疑いようが無い。別に、疑って不審に思うことは無い。要するに、競馬と同じ、馬が主役に見えて、実は演出者の意図が反映しているに過ぎない。

 3月10日付け引退 とは、多くのファンに取り、「突如」「知らなかった」の形をとりたかった何か意味があるのであり、これで岡部も見納めか と予めわかっていた場合に引き比べ、格段の違いがあることは先刻百も承知の向こう様である。

 思い出のレース メッセージの募集 全国規模のイベント開催の手際の良さを見れば、もう引退の日時 発表のタイミング その後のマスコミ対応からサイト立ち上げ イベント準備 すべて、年初または昨年以前から予定していたことの、お役所的な粛々とした手際である。われわれは、こうしたイベントを打ってくる意味と、そこに込められたメッセージを読み取り、馬券に反映するその結果を探るのみ。
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