キタサン古典的膝栗毛再び

　天皇賞当日の日曜日、次の出走があり、皆様方にも当然、申し上げていた。

　　　　京都　３Ｒ　２枠　２番　イダエンペラー　　　　　　　　＝　天皇

　　　　東京　４Ｒ　１枠　２番　ピースフルメモリー　　　　　　＝　平和

　あの、キタサンブラック　昨日が３つ目だったが、１つ目の天皇盾のレースの当日、相手に　１３番人気　２枠　カレンミロティック　をわたくしが取り上げたのも、レース当日に唯一のエンペラー馬が２枠に居たからである。

　昨日は、天皇賞の前身、平和賞　及び　天皇（＝エンペラー）　が　２番　で揃い、これで　２番　サトノクラウン　発射優勝でも仕様が無いことは申し上げていた。

　昨日のレースの圧巻は、わたくしが出馬表発表前から、発射１００％と申し上げていた位置　４枠７番　キタサンブラック　わたくしの大本命の府中最後の坂上からの粘り込みに、後ろから、剛腕を振るい、内に切れ込み気味に怒濤の追込みをかけるデムーロ　サトノクラウン　果たして抜き去るかどうか。ちょうど内側にコースを移し、豊キタサンの向こう側に姿を隠した格好のデムーロ、当然、エンジンブレーキ気味で僅差まで迫り、華は予定通り豊とＧⅠ６勝目のキタサンに委ねる。この２頭のゴールまでの差し比べだった。

　流石はプロ中のプロ。雨中に集まったファン、わたくしとて自宅観戦だったが、強烈なレースで、皆口々「キタサンは強いなぁ」の唸り声で、家路を辿られたことは疑い無し。

　が、わたくし共は　ほうら、クワトロ・システム　この秋ＧⅠ４レース全部貫徹、連動も伸び、過去２８年で２７回、１３年連続に延び、基本的にこの秋の天皇賞は例年与し易いレースであり、この上わたくしが読み切った、今季ＧⅠサイン馬。これまた正しいことが実証された格好で、全部　４枠　を指し、これで次のＧⅠ　１１月１２日　エリザベス女王杯　も　〇枠　で間違い無いことも、既に視野に入っている。　


　この天皇賞的中後、わたくしの最終レースの見解に常に注目していると云われる御登録の〇様。

　京都最終、申し上げた　７枠１１番　マイネルパラディ　４番人気　ここから　枠連　７－７　５９００円　まで切り獲られたそうで併せた御礼メール賜り、恐縮だが、昨日京都メイン

　　　　８枠１２番　マイネルハニー　　　　
　　　　８枠１３番　アメリカズカップ　　　　　

　前日土曜メインと比べ見て

　　　　土曜京都　スワンＳ　　　　　８枠１６番　ムーンクレスト　　　　８着　　　ポートアイランドＳ　優勝馬　　
　　　　日曜京都　カシオペアＳ　　 ８枠１２番　マイネルハニー　　　　  　　　　ポートアイランドＳ　２着馬

　土日連続、同一レースの１・２着。共に８枠配置で、前日は８着敗退。

　これで、実によく見えるこの８枠、同居の　アメリカズカップ　忘れもしない、春のきさらぎ賞でわたくしが６番人気でピックアップ、的中せしめた１頭。そもそも、神無月ステークス　の日に　きさらぎ賞　勝ち馬。似合う。

　そして、早い　京都３Ｒ　メイショウハニー　同じ日の別のハニー馬発射済みとなったので、来るならこの　アメリカズカップ　の方と見て、さらに、２頭のシンザン記念馬

　　　　４枠　４番　グァンチャーレ　　　　　　２０１５年　シンザン記念　優勝馬　

　　　　６枠　９番　キョウヘイ　　　　　　　　　２０１７年　シンザン記念　優勝馬　　　　取消　

　この２頭の揃い。わたくしはサインと見ていた。そして、当日この　キョウヘイ　の取消で　枠連　４－６　と云う天皇賞の目が薄まり、且つまたもう１頭の残る　シンザン記念馬　グァンチャーレ　この京都メインで浮上と見た。その通りだった。

　先週、実は天皇賞の１週前、２頭の　エンペラー馬　出走があった。

　　　１０月２１日（土）　京都　５Ｒ　　　３枠　５番　ハクサンエンペラー　　　　　５着　

　　　１０月２１日（土）　東京　８Ｒ　　　３枠　３番　フジマサエンペラー　　　　　５着　　　

　このレースが２つとも　枠連　４－６　結着、４枠優勝　で終わっていた。怪しかった。これは翌週天皇賞の　４－６　を訴えるのか。３枠発射予告か、それとも、４枠の発射勝利を告げるのか。

　１１月号『優駿』巻末編集後記で挙げられた２つの名勝負の思い出

　　　　ウオッカ　　ＶＳ　　ダイワスカーレット　　　　　　枠連　４－７　　　　→　土曜　アルテミスＳ　　出現！

　　　　エアグルーヴ　　ＶＳ　バブルガムフェロー　　　枠連　４－６　　　　→　日曜　天皇賞・秋　

　わたくしはこの読みは余りに安易で、囮臭い、と昨日天皇賞の情報冒頭で申し上げ、わたくしは　１番人気　キタサン発射１００％なので、相手は人気薄が望ましかったが、リアルスティール　サトノアラジン　などは全くの用無し。前日京都最終で　リアルスティール　不発は告知されていたので、申し上げた　馬連３点　で勝負。相手は　１枠２番　サトノクラウン　３枠５番　ヤマカツエース　５枠９番　ソウルスターリング　どれかと結論付けた。
　結局は絶対のキタサン！　強烈な　エンペラー＆ピース　の２番サイン。真実だった。

　これで、今年も昇格・大阪杯を含め、ＧⅠ３勝で、このままだと２年連続年度代表馬だが、これを凌駕する１頭。この秋のＧⅠ戦線で登場するかどうか。ジャパンＣを勝つ馬が、有馬でキタサンを完膚なきまでに退ければ、だが、秋のＧⅠ、『優駿』の云うチャンピオンロード。佳境は先だ。秋の盾は、飽くまで　ＪＣ　有馬　への前哨戦。


　優勝馬に関し、寸言。やはり日本の古典的名作　『東海道中膝栗毛』　作・十返舎一九　このタイトルは、脚を栗毛の馬の代わりにする徒歩旅行の意味だが、日本の代表的な紀行、観光旅行の資料であり、主要登場人物２人のうち、

　　　　　栃面屋　弥次郎兵衛　の居候　　　喜多八　　　→　　通称　　ヤジサン　　キタサン　　　

　２人は神田八丁堀の住人。作者は駿河（静岡県）は府中（現在の静岡市葵区）出身だが、これが

　　　　　府中　　　　＝　東京都府中市　　　即ち、東京競馬場　　　　　

　これに似合う以上、この東京の大舞台。ダービーでは及ばなかったが、ジャパンＣ　天皇賞・秋　を制する。

　史上５頭目の天皇賞春秋連覇。テイエムオペラオーに続く、天皇賞３勝目。


　ＧⅠは連続ドラマ。クワトロ・システム　がっちり携え、残る８レースだが、高配当も必ず出現するし、読み切れるだろう。先週菊花賞　２枠または〇枠　とシステムから解かっており、これから　１番人気へ繋げ終わりの高配当を逃したのが悔しいが、まだまだ先はある。
　毎年、毎シーズンそうだが、この核となるシステムが如何に早く察知できるか、にかかっている。システムなど無いファンは、毎回、無で出馬表を開くのだろうが、向こうの作為で程よく各枠に人気馬が散らばり、容易には中心や薄目の強烈な１頭を読み切れる訳ではない。

　今週もまた、水曜週中情報に加え、金土日の３日間開催で、４重賞が控え、忙しい週になりそうだ。
　早く、晴れ渡る秋空の下、鮮やかな勝負服がターフを駆けるさわやかなメインを迎えたいものだ。


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　台風２２号を迎える、土曜２メインの　ゾロ目　２－２　いやらしい仕掛だったが、キタサンブラック　ＪＣの連覇が成るかどいうと、そうは思わない。わたくしは、エリザベス女王杯　本命馬　は、一昨日夜、さる方に告げた。歴史的に怖ろしいテーマが横たわるのである。天皇賞を思うと、〇枠かも知れない、と考えられる方も有ろう。

　クワトロ・システム　現在、御登録各位様には、全公開している。２０１８年は、お正月の始動は１月６日７日８日の３日間開催で、少々、年末年始が寂しいが、年末　有馬記念　ホープフルＳ　に加え、この新年度第１週まで御優遇御登録をお受けしている。

　今日月曜は、心身静養が本筋だが、どうにも頭が動き、大好きな重賞の１つ　第５３回　京王杯２歳ステークス　これには、過去１６年で１５回の強烈な連動レースがあり、また　京都　第２２回　ファンタジーステークス　去年は　１番人気　ミスエルテ　から、秋華賞を制した　ディアドラ　を凌ぎ、１２番人気で２着に入った　ショーウェイ　を見抜き、大興奮のゴールだったことを思い出す。