御遺体発見の速報は金曜２１日夜９時過ぎ。翌土曜開催当日の朝１０時過ぎ、日曜の出馬表が発表された。
札幌 ３Ｒ ３枠 ３番 イロジカケ 星野忍厩舎
札幌 ４Ｒ ６枠１１番 ケンブリッジヒカリ 星野忍厩舎
札幌 ６Ｒ ６枠 ８番 タカミル 星野忍厩舎
この日、この厩舎は札幌の３頭のみ。３枠２頭に６枠。結局、札幌記念は
第５１回 札幌記念
１着 ６枠１１番 ディサイファ
２着 ３枠 ５番 ヒットザターゲット
３着 ３枠 ４番 ダービーフィズ
この 枠連 ３－６ 星野厩舎の入った ６枠 ３枠 ３枠 の順で決まった。
実は、この着順だが
１着 小島太 厩舎
２着 小牧太 騎手
３着 小島太 厩舎
この結末の意味は、わたくしの読者の方々はよく御承知されている。８月の大一番で、こうしたことも、あるいはと画策していたのだろう。これには表層では計り知れない、凄い意味がある。
問題は、何故 枠連 ３－６ にしたのか、だった。
週中、２頭の引退報道がＪＲＡから発表された。
１６日 カポーティスター 登録抹消
１９日 ゲシュタルト 登録抹消
両者とも重賞タイトルは１つずつ。前者は
２０１３年 日経新春杯
１着 １枠 ２番 カポーティスター 高倉稜
２着 １枠 １番 ムスカテール
これで、土曜小倉メイン ＴＶＱ杯 で、上記と同じ １枠の高倉稜 この配置を見た時、疑った。１４頭立ての１０番人気だったので、とても強気にはなれず、２番手評価でお伝えしたが、これが１枠のブライト馬。周辺に
土曜小倉１０Ｒ １枠 ２番 ダノンブライト
土曜小倉１１Ｒ １枠 １番 ブライトアイディア 高倉稜
土曜新潟１１Ｒ １枠 １番 ブライトボーイ
こう、３頭の １枠のブライト馬 これが並んでいた。小倉１０Ｒの１枠には、１番人気馬が同居していたので、わたくしはこれが馬券になるなら、メインの１枠は消しと見ていたが、これが逆に沈んだ。これで一層、３頭も並ぶこの配置が怪しくなり、小倉メインで単から買いを入れることにした訳だ。
土曜小倉１１Ｒ ＴＶＱ杯
１着 １枠 １番 ブライトアイディア 高倉稜 １０番人気
２着 ６枠１０番 ダイナミックウオー 秋山真一郎 ４番人気
カポーティスター引退発表１６日、そして２２日のメインで、その唯一の重賞勝ちと同じ １枠１番 高倉稜騎手 これを人気薄で発射させる。
単 ３８４０円 枠連 １２２９０円 馬単 ３２６２０円
このような馬券を獲る為、入念に読みを入れていると申し上げても過言では無い。
一方の、もう１頭の引退馬 ゲシュタルト これで次の１頭に目を付けた訳だ。
ゲシュタルト ２０１０年 京都新聞杯 優勝 唯一の重賞
ハギノハイブリッド ２０１４年 京都新聞杯 優勝 唯一の重賞
札幌記念で上位人気とは思えない、ハギノハイブリッド そして札幌記念前日の土曜、次のイベントが発表されていた。
池江泰郎 元調教師 ディープな札幌記念展望
何故、池江先生が登場するのか。わたくしは、この池江先生が札幌記念を勝ったことは無いが、実は、同じコース、距離の次のレースを勝った実績があることを探り当てていた。
２００９年 第４５回 函館記念 札幌競馬場 芝２０００ｍ
１着 ８枠１６番 サクラオリオン 秋山真一郎 池江泰郎厩舎
２着 ５枠 ９番 マヤノライジン
何故、札幌で函館記念なのか。今回出走のトウケイヘイローの２年前を御記憶の方には、不思議は無かった。２年前は、札幌が改修中で、実は夏の北海道の競馬、函館で函館記念も札幌記念も共に開催され、同じ馬 トウケイヘイロー 武豊 の逃げ切りだった。同様に、この２００９年は逆に函館が改修に入り、名物の函館記念も札幌競馬場で、同距離芝２０００ｍで行われた。わたくしはこれが臭いと見た。果たして
札幌記念
８枠１４番 ハギノハイブリッド
８枠１５番 サクラアルディート
上記、池江先生の札幌の函館記念同様、８枠にサクラの馬配置。ハギノハイブリッドがこれと同居した。これに、この札幌記念への過去１６年で１５回、１２年連続の連動レースまでも８枠を告げていたのだから、わたくしが燃えたのも当然だった。
昨今では、「萌え」と書かなければいけないそうだが。
上記池江先生の サクラオリオン これの勝利騎手が
秋山真一郎 シンイチロウ 騎手
篠原信一 シンイチ 札幌記念当日ゲスト
この合致もあり、加えて、日曜当日、新潟のメインでは
８枠１４番 メイショウノーベル 秋山真一郎
こう配置された。申し上げた通り、オリンピックもノーベル賞も、栄誉として同じ金メダルを贈られる。このことから、２００４年シドニーで実質一本勝ちながら、審判の大誤審で銀メダルに終わった、柔道１００ｋｇ超級、当時世界最強の男・篠原信一を迎え、表彰式のプレゼンターまで務めさせると云う今回の札幌記念。わたくしは、真の金メダル男を祝福するレースとして演出されると見た。国際柔道連盟は、このシドニー後、正式にこの決勝での誤審を認め、しかし五輪規定で一旦本番で下された判定は後で変更できない、と云う当時の規定通り。メダルの移動は無く、逆にその後、判定基準またその在り方まで問われ、改革は続けられ、今日に至る。
真の王者 ＝ 篠原信一 これを演出する日だと見て、次の配置
札幌 ５Ｒ ８枠 リアルキング ＝ 真の王者
札幌記念 ８枠 ハギノハイブリッド
この配置も手伝い、わたくしは、当日、このハギノハイブリッドを本命と申し上げた。無論、上記の配置の背景には、同じハギノの日隈オーナーの先代の愛馬 ハギノリアルキング も前提にあることまで察するに十分だった。が、果たして、この
リアルキング １２頭立て８番人気 １着 単 ３３２０円
同じ８枠配置で、本番の「真の（五輪）王者」を暗示する、舞台装置と見られた１頭が、先に発射してしまった。これで、んな阿呆な！ と思った訳だ。勝利ジョッキーは 四位洋文 実に、この５Ｒで勝ち、メイン札幌記念
ディサイファ 四位 １５頭立て５番人気 １着 単 １１１０円
実に、真の王者、即ち篠原の分身を予め教え、正体を告げる リアルキング 四位 この５Ｒでの劇走だったことが分かる。
わたくしはこう思う。
週中の引退報道
カポーティスター → 唯一の重賞タイトルと同じ
１枠の高倉騎手 土曜小倉メイン優勝
ハギノハイブリッド → 唯一の重賞タイトルと同じ
京都新聞杯優勝馬 札幌記念で発射
これがやはり予定だったのではないか。
が、これを覆して余りある事態が出来した。
寝屋川少年少女殺害 死体遺棄事件 容疑者逮捕劇
わたくしは、また繰り返された！と思ったが、ルーツは、
２００５年１２月 吉田有希ちゃん殺害事件
栃木県今市市の７歳女児が行方不明となり、茨城県常陸大宮市の山林で刺殺遺体で発見。３２歳の男が逮捕された。女児への異様な関心。誘拐、そして殺害、遺棄。
経過
１２月 １日 下校途中に行方不明
１２月 ２日 公開捜査開始 当日、御遺体発見
この事件写し。当時、同世代の小学校低学年女児らに最も人気のあったのが、アニメ「二人はプリキュア」。競馬会の対応は速やかで
２００５年１２月４日 第５７回 阪神ジュベナイルフィリーズ
１着 ６枠１２番 テイエムプリキュア 五十嵐厩舎 ８番人気
２着 ３枠 ５番 シークレットコード
単 ２２６０円 枠連 ３－６ ６５２０円 馬連 １９２００円
この馬券の思い出は深い。幾度も繰り返し、皆様方にも申し上げて来たことだが、わたくし共がこの馬券を獲った経緯。前週から、畏友に２歳牝馬、女の子のレースだから、現在大人気のアニメキャラから、このプリキュアが怪しい、と告げられ、首を傾げていたわたくし。正直、わたくしは「パタリロ！」は好きだが、アニメは守備範囲外。と云うよりも別の銀河に住んでいる。
この女児の事件発生。御遺体発見の２日後の女児のＧⅠレースである。レース当日、フジの中継を自宅で見ていたわたくし。この折の、競馬中継の解説者、競馬エイトの吉田均さんが、アナに注目の１頭を訊かれ、何の根拠も告げず、一言 シークレットコード と云った。吉田均さん ＝ 吉田有希ちゃん 被害女児と同じ吉田さんの口から、競馬会は９番人気２着馬を「明言」させたのである。
その夜は、勝利の酒席で、どなたかの、何故枠連を買い、馬連、馬単まで買わなかったのか、との話題に及んだ。
このルーツ以来、この手の事件の折、繰り返し繰り返し使われる 枠連 ３－６ これが、事前の脚本も手順も連動も押し流したのだろう。それくらい、惨たらし過ぎる事件だった。
思い返されたい。または思いやられたい。２００５年師走。競馬界はディープインパクトの無敗の３冠に沸き返り、１００円菊花賞の圧巻に酔い、来るべきグランプリ有馬記念も、独壇場だと見做していた。
結局、既に告知または実施のイベント、池江泰郎先生の登場で、向こうはこのディープな年末の女児追悼ＧⅠ、ギャルが街中やビーチでナンパされるのとは訳が違う、あどけない少女への卑劣極まりない犯行。これの繰り返しを見据えつつ、真夏のＧⅠ 札幌記念 で 枠連 ３－６ を決行した。思えば、
ディサイファ 解読する → 解決する、事件を解明する
シークレットコード 秘密の暗号 → 秘められた事件の経過、経緯
こう読み換え、事件の週の歴史として、競走史に刻み付ける一番だったのである。競馬は飽くまで世に寄り添う。
一方の、北九州記念 プレゼンター・平山啓行 登場 わたくしはＴＶドラマに疎いので、通りですれ違っても分からない方だが、このドラマでの役柄を経た、北野大さんと弟たけしさんとの疑似表彰台再会。前日新潟ではＵ字工事を並べたが、当日小倉では まさるたけし の揃い踏み。この演出劇のひばり『柔』の絶唱だった。大学柔道部でもＯＢが飯を奢りに来てくれれば、果ては夜のカラオケで、「お前ら、この歌の魂が分からないようじゃ、畳にあがる資格は無い」などと、必ず教え込まれる筈である。
高配当の札幌で囮に掛かり、低配当の小倉を仕留める。
逆の方が儲かることは当然だが、読みの次元では同じである。
偶々、昨日はこうだったということだ。
今朝、もう１つ。今回の札幌記念のルーツとなる、脚本レースを見つけた。
先週、日本中が繰り返し繰り返し見つめた、二人の中学生
平田奈津美 さん １３歳 → 平田修 厩舎
星野凌斗 くん １２歳 → 星野忍 厩舎
星野厩舎は、当日札幌の ３枠 ６枠 配置で使われたが、もう一方、平田厩舎。
実は、この平田先生の最も近い重賞勝ちが、今年の七夕賞だった。このレースは 枠連 ６－６ だったが、このレースの出馬表に
６枠１１番 グランデッツァ 川田 平田修 厩舎 優勝
３枠 ５番 グランデスバル 江田 星野忍 厩舎 １３着
これが同じ 枠連 ３－６ でも、５番１１番 とした根拠だった。
同じ グランの馬 そして、この脚本レースが ６－６ だったが、昨日の再現劇では、同じ６枠の優勝ながら、あわや ３－３ として見せた競馬会である。
大荒れ！先週の札幌記念の正体は、ＪＲＡに於いて
平田の一番近い勝利レースでの
平田 と 星野 の映し出し、照射
これに尽きる。我々が昨日、札幌のゴールで見ていたのは、このお二人だったのである。
吉田有希ちゃん同様、永遠に歳を取らなくなったお二人だが、七夕だから、空に昇り、星になる。ベガとアルタイルに擬えられた演出だった。夏の大三角のもう１つ、デネブを戴く白鳥座。このアルビレックス新潟の二人もゲストで登場した週だったのだから。（アルビレックス ＝ 白鳥座の二重星アルバタックス＋王様）
競馬会は、全くの突発、偶然の出来事でも、予め予定調和していたかのような印象まで与える苦肉の演出を尽くす。この苦労も知らず、馬同士が必死に競走しているなどと考えるのでは、読み切った上での「必然の勝利」などは決して訪れない。毎回、偶然当たった、と云う僥倖を当て込み、一喜一憂するしか無い。
向こうは演出している以上、その意味を味わってもらいたいのである。
競馬は、第一に興行である。分けても馬主さんは格別の顧客である。
一方、犯人の病理、予防の為にも犯罪心理学に、もっと優秀な学者、人材を数多くつぎ込み登用し、世界のエキスパートの手ももっと借り、このような事件を惹き起こす心理とは何か、どう未然に対処するべきか。一般の認知や対処に向け、警察以外、国会や研究機関でも議論して欲しい。何故、こうも続くのか。
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皆様。わたくしとてしばしばそうだが、本当に人への悪意、傷つけたい衝動、育てない、抱かない、憑かれないよう、注意して生きましょう。
街中を歩きつつ、行き交う見も知らぬお一人お一人。どうでもいいなどと、考えず、歩かなければならない。如何に自身は悩み、落ち込み、自分事で夢中であっても。などと、自分でも出来もしない事柄ながら。
生きる上の基本姿勢を、いつも怠っているタイプの人間が、果てはあそこまで行きつくのではなかろうか。
ひとは普通のこころ、いつもの思い、こころの持ち方が大切だな。
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