覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

女王の国の週、両陛下の週

2011年11月09日 16時25分11秒 | Weblog
 御登録外の方々の要望にお答えする必要はないと存ずるが、さる畏友から、どうしても、と云う懇請があったので、寸言させて頂く。

 先週の『優駿』11月号のページがどうしても、解読できない、と仰るのだ。終わってからも訳が解からない、との弱音を頂戴した。
 わたくしとて完全に読み切れたわけではないので、ここでは、レース前、御登録の皆様方に申し上げた範囲でお応え申し上げる。飽くまで、お話できる範囲で、である。

 2ページ。亡き巨匠・今井先生のお写真で、ヨーロッパ、恐らくは英国かアイルランド辺りの朝の調教の風景だろうか。美しい写真である。馬券検討に全く関係ないと言われるかもしれないが、わたくしは『優駿』の写真にしばしば陶然とする。文句なく美しいのだ。それはさて、・・・ 

 このページの文句は

     身体の動きの気配を知ること。 
     馬の気持ちを読むこと。
     相手を全面的に受け入れること。

 これが一体、何の意味があるのか、と終わったあとでも不可解であるという方からのおたずねである。わたくしが事前に申し上げたのは、これは次のレースの暗示である、ということだ。

   10月22日 京都10R 古都ステークス 

   1着 3枠 3番 リッツィースター    
   2着 6枠 7番 トレイルブレイザー

 この、ページのコピーだが、「こと。」を3回も連呼している。こと = 古都 これの暗示であることは、みやこステークスの週である以上、当然ではあるまいか。で、わたくしは、無論、このレースの発射2着馬 トレイルブレイザー これがアルゼンチン共和国杯で、第49回のレースの週、唯一登場したフォーティナイナー産駒のゼッケン 6枠11番 とも合致すること。当然承知で、また、レース発走直前には、周辺にも、この馬の発射だろう、と告げ、この馬の単勝を買い入れつつも、朝の情報では、どうしても、人気薄 7枠 これを買ってみたい思いがつのり、これを申し上げたのである。正直、朝申し上げたのと別の馬券を大量買いすることをわたくしも恥じ、また本当に申し訳なく、直前情報の発信など、心にめぐらせ、その方法に苦慮している。

 当然、アルゼンチンなら、6枠からなら、同じ 3-6 これを買い入れるのは当然だが、わたくしは敢えて枠連 3-7 本線 これを申し上げた。で、この枠連 3-6 だが、


    アルゼンチン共和国杯    枠連  6-6 
    みやこステークス        枠連  3-3 

 で、両方使われたが、3-6 にはならなかった。これもご説明申し上げるが、そもそも

    2ページ  「こと。」の連呼 
   49ページ  優駿誌、歴代の表紙一覧 

 これらが、「同じものを並べる、揃える」で、ゾロ目の暗示だったということである。ことステークス、いや、古都ステークス は3-6だが、どちらのメイン重賞も、3-6 ではなく、しかし両方で3枠6枠を使い、3-3 6-6 にして、肩透かししてきた、と云う顛末なのである。

 もう1つの該当14ページとて、ルドルフと和田オーナーだが、記事ではギャロップダイナに差し切られた、秋の天皇賞のことを書いていながら、実際、ファンタジーステークスと云う土曜の重賞では、枠連 2-6 これは隣17ページの写真にある、ルドルフの2度目の有馬記念の枠連、ミホシンザンとの 2-6 だったのである。有馬記念もアルゼンチンも同じ、芝2500m。この合致から、天皇賞・秋 2000mでなく、有馬を使ったのである。終わって納得。

 これらを事前にどう読み込むか、これが問題なのである。

 今週のエリザベス女王杯。該当36ページには、蛯名が映っている。果たしてこれでそのまま 蛯名 アパパネ なのだろうか?

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 何故、三冠の年に今年をしたのか。そして今年のテーマが何なのか。それで女王杯では、何故あの馬なのか。わたくしもここまでGⅠなど大レースが進み、謎がほどけてきて、またサイン馬も教えられ、日々あれこれが氷解する。

 今年のJRAのテーマだが、余りに向こうが露骨に示しているので、逆に分からなかったのである!

 末筆になりますが、東大病院にご入院された、天皇陛下。翌日、朝直ぐ、皇后陛下がお見舞いになられた。

 皆様、報道でも御存知の通り、あの困窮極まった被災者のもとを、どれほどご多忙の御公務の中、両陛下が見舞われることを切望遊ばされたか。また、事実、体育館などで避難生活を余儀なくされた方々が、実際に目の前に穏やかな、お慈しみに満ちた両陛下の面差し、お姿を拝された折、どれほど勇気付けられたことか。

 これを思うと、心から、お見舞いと、一刻も早いご全快をお祈り申し上げるものである。

 わたくしは英国滞在経験が在るが、逆にエリザベス女王の国から皇室を持つ国・日本を見て、戦後皇室が担われたものが、如何に巨大で、また永らくであったか、心にしみいる想いで眺めたものである。計画停電の折は、皇居では、その時刻、電気を消され、蝋燭での生活をされたのである。
 現人神の地位を戦後日本の民主主義で退かれはしたが、神はしばしば、人のお姿をして現われるものである。わたくしは、そのように思う。選挙や人気取りの為のポピュリズムにしばしば奔走する政治家だけが国の中心でない国家で良かった。

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