覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

芥川賞天皇賞

2016年07月20日 06時17分49秒 | Weblog

 人は皆、愚か者

 わたくしの感慨である。お前自身の自分観だろうが、と云われるかも知れないが、それもまた受け入れる。
 人は、何か最も根本的で重要な事柄が、自分には解かっていない、それに則って生きていない、暮らしていない、と思いつつ生きている方が大半ではなかろうか。だからこそ、何処か絶えず不安を抱き、時折、自分探しの「渇き」に飢える。若い頃、文学を読み耽ったり、何かこれまでと全然違う世界に出かけて行こう、と周囲が唖然とする決断をしたり、例えば証券界でばりばり働き、成果も出しているいい年頃の大人が、いきなり出家する。時折、人は自分を映す鏡の前に立ちはだかりたくなるのである。

 昨日の芥川賞、直木賞の発表。最早、芥川龍之介自身の前でも面映ゆい、この芥川ショー。名前にそぐわず、文春賞でいいじゃないかとも思うが、このブログの趣旨に沿う、発見のお話をしよう。


     153回 芥川賞  
     153回 天皇賞

 
 この間柄を御存じだろうか。端的に申すと 「火花」 と キタサンブラック である。


 1995年のGⅠ、次の造型枠があった。

     3枠 5番 ダンスパートナー          武豊  白井厩舎
     3枠 6番 キタサンサイレンス       西浦  野元   

 優勝枠である。この年、第56回 オークス の優勝枠。ちなみに、1週後のダービーは、タヤスツヨシ である。

 この、利用だった、と気付いたのは、昨日の芥川賞報道に触れたからである。


    第153回 芥川賞      「火花」  又吉直樹  


 余りにも著名な、芥川賞作品。お笑い芸人がいきなり純文学でこの賞だから、世間は湧いた。またTV地上波をほとんど視ないわたくしだが、この人物が連日、登場することは存じている。

 そして、この年に2度の芥川賞・直木賞と、年に2度、春・秋の天皇賞は軌を一にする。この春の天皇賞こそが、


    第153回 天皇賞・春    キタサンブラック    武豊 


 この必然性は、この芥川賞だったからである。

 
 偶然ではなく、利用されたのである。この ダンスパートナー 武豊 のオークス優勝当日、東京の4Rだった。


    1995年6月21日 東京 4R 4歳未勝利

    3着 4枠 7番 イナズマヒバナ     横山典弘  稗田厩舎     7番人気 


 これがデビュー戦だったのである。このヒバナ(火花)馬。


 近代の競馬会史上、ほぼ唯一の ヒバナ馬 デビューの日、メインGⅠは 武豊とキタサン馬の枠、優勝。


 これで第153回芥川賞に呼応する、第153回 天皇賞・春 この優勝馬には、又吉直樹さん。そしてその受賞作品の「火花」を反映せしめることが課題とされ、この華々しい「火花」でデビューの又吉さん。これで、競馬界の ヒバナ馬 デビューの日の栄光の主役枠。 武 キタサン が着想、用意されたものと断定する。


 大元の 

      芥川賞ルーツ  作家 芥川龍之介     1892年 3月1日 生まれ  
 
     第153回 天皇賞・春      枠連 1-2   馬連 1番3番 


 これが根本で、今年の天皇賞は正しく、稀な芥川賞の天皇賞だったのである。


 わたくしも事前に気付かなかったが、皆様方もではないか。だから、人は皆、愚か者。この感慨に至る。


 人が小説を書くのは、才能があったからでも、書く事柄を見出したからでもなく、人がたくさん小説を読んだからである。こう教えてくださったのは、川端康成先生の娘婿、恩師の御一人である。


 わたくしがこのお話をこの場で申し上げたのは、実は、今週に直結するからである。


 これは、解かる方だけに解かる。 〇〇〇 が浮かぶべきだからである。 


 又吉さんは ピース の片割れだそうだが、そもそも天皇賞の前身は 平和賞 即ち、ピース(平和)のレースだったので、この起用は必然的になったのである。


 競馬ファンは多く、熱心な研究者も多いが、演出者側の方が遥かに凌駕する研究、企みで対処、適材を用い、妥当性を図る苦心を払っている。正しい競馬術とは、その考え方、発想に従い、倣うことなのである。
 

 
 御登録

        sir_delacroix@yahoo.co.jp    まで

 『詳細希望』 または 『登録希望』 の件名明記にて、空メールを下さいます様。
 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 真夏のサッカー少年 | トップ | 爆ぜ柘榴 & ルメール不在 »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事