覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

秘された紫苑の華

2005年10月17日 14時38分26秒 | Weblog
 「優駿」11月号、第66回菊花賞 で66ページは、クーリンガーの写真が飛び込んでくる。この馬で、特筆すべきキャリアは、何と言っても唯一の重賞勝ち、今年のマーチSである。6枠11番で相手は5枠9番 サミーミラクル。
 そしてこれは仕様が無い。この日、中京では、武豊騎乗のアドマイヤマックスが、大外8枠18番からこの日の大一番 GⅠ高松宮記念 を差し切っている。ディープインパクト も、分かり易い位置に置かれるかも知れないな。大外は、ファン以外の視聴者、観客にも分かりやすかろう。


 1頭が分かっているとなると、人気の無い2番人気以下のどれを選びとるのかという、馬券術になろうし、競馬会としては、3連複 という、お得意の仕掛けで、1着が大本命なのに、これほどの好配当というものを用意するのではなかろうか。これは、競馬の醍醐味を伝え、馬券の妙味を味あわせる、祭り、イベントとして組まれているのだから。

 DVDなども、ルドルフを出してきた以上、8枠が濃厚と見える菊花賞。また、この周辺のメイン準メインで、覆る大本命が用意されていよう。

 メサイア=救世主 は、10番での発射戴冠となった。かつて、フィリーズレビューではこのゼッケンで後のNHKマイルの2頭に屈したメサイアだが、十字 での1着は、神と子と精霊の御名によるものであろう。今週出走する、十字架 と言う馬と、どう関連付くのだろう。

 嘘つき! と呼びたくなる、紫苑の日の秋華賞で、こけたと見えた紫苑ステークス。手の内をお話しよう。
 実に、昨日、3頭の紫苑ステークスの勝ち馬が出走すると申し上げた。コスモマーベラス、レンドフェリーチェ、オースミコスモ である。ところが、事前に調べられた方はお気付きだったろうが、実は4頭だったのである。その馬は、10ページに強調されている、ディープインパクトの帰厩日9月11日に行われた昨年の紫苑ステークスに出走し、昨日も出走した。9月11日と、強調する以上、これに目を配らずにはおれないのである。そのレース結果をご紹介しよう。


 2004年 9月11日

1着 1枠 1番 インゴット
2着 7枠11番 フェミニンガール


5着 7枠10番 ヤマニンアラバスタ (勝ち馬より0.3秒先に入線も1着から降着)


 この、10番ゼッケンそのままで、実は昨日の府中牝馬Sは、この馬にとり、紫苑ステークスの再発走だったのではないか。勝利調教師は、「優駿」10月号 75ページの 今月のお言葉 の主、星野忍調教師。また、この週も、前2週のタイガージャージの2頭、デュランダル テレグノシス に続き、阪神タイガースだったわけだ。競馬への投資とは何の関係も無い村上さんらの活躍で、この傾向が続いたわけだ。今宵の結果次第で、菊花賞週の、何らかの発射が左右される。ロッテなら、2番14番が出るだろうし、ソフトバンクなら、8番9番 とか、なんとかホーク では無いかな。
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