覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

絢爛たる訃報

2019年05月16日 08時28分27秒 | Weblog

 出馬表発表当日の朝となった。第80回 オークス メモリアルとなる80回目の節目だが、既に昨夕 週中情報 は御送付済。今日午後の出馬表発表。

 果たして、GⅠシステムから共通して浮かび上がる 〇枠〇番 か。過去22年で21回の連動レース2つで合致する 〇枠〇番 または 〇枠〇番 なのか。午後2時過ぎの枠順で概ね顕らかとなる。

 先週11日(土)の衆院議員の丸山不元気な発言で話題がひろがっている現状だが、

   大女優  京マチ子さん   死去   

 実にまだ御存命でいらしたのかと驚いたが、95歳。大輪の、華麗過ぎる華のような女優さんで、日本史上の事件、昭和の黒澤グランプリ作『羅生門』。この往時のみやこ郊外の一陣の風で日本の蘇りが始まったとさえ見える、未だベネツィア国際映画祭史上最高の一本と記憶され、ほかに『雨月物語』『地獄門』など、世界を圧倒した絢爛たる日本映画傑作群の大画面を支え切った比類ない女優さんだった。

 個人的に『男はつらいよ』シリーズの中の『寅次郎 純情詩集』。檀ふみさんとのダブルマドンナのような作品だったが、この純情華憐、世間知らずがあまりに美しく儚い美貌の年配のお嬢様の役柄がこころに沁み、シリーズ中でも清冽で神々しくシリアスで、真実に泣ける作品としてわたくしの偏愛の対象である。ラスト、純良なものが純良なまま、この世で守られて亡くなるヒロインの死去。続く御弔いでの娘・檀さんの凛とした「母は神に召されました」と寅さんに語るシーン。歳と共にわたくしには愈々痛切に思えて来て、わたくしも身内を亡くした時のことをここ一両日、繰り返し思い返した。

 正しく、全盛期のハリウッドの大女優を思わせる、銀幕の向こう側。手の届かない場所にいるような錯覚の女優であり、もう思い出、歴史化された三船さん 長谷川一夫さん 森雅之さん らと並んでいる姿ばかりが浮かび、まだこの方が令和にまで残っていたのかと驚嘆の訃報だった。

 女優は亡くなっても、作品は死なない。

 御登録は 

    sir_delacroix@yahoo.co.jp   まで

 『詳細希望』 または 『登録希望』 の件名明記にて、空メールを下さいます様。

 6月最新号を手にし、今年もダービーを迎える興奮に四六時中包まれる。去年、僅差ではあったが、スタート直ぐ、外枠17番から先行、好位につけ、静かに直線を待った福永、父の成し得なかった戴冠劇。読み通りの 単 1250円 恍惚のゴールだった。

 今年も繰り返し申すが サートゥルナーリア は勝てない。

 皆様。一般競馬ファンの方々、今年のGⅠを見ていて、ある年を思い出さないかい?


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