今年の春 2020年GⅠシリーズ 基本構造として第一に踏襲されていたのが
2003年 再現システム
だった。この17年前と今年。何が同じで、何故、再現されるのか。その根本の必然性、大元の根拠はわたくしにも未だ見えないが、もう2つの年、少なくとも春シーズンの根本構造は
2003年 スティルインラブ 桜花賞 オークス 春2冠達成
2003年 ネオユニヴァース 皐月賞 ダービー 春2冠達成
この合致。今年はこの2頭が共にデビュー以来無敗でこれを成し遂げたことは現実世界では滅多にお目に掛かれない、と7月号巻末でも要約、振り返っている。この合致の克明さ。
スティルインラブ 2003年 桜花賞 5枠 9番 優勝
デアリングタクト 2020年 桜花賞 5枠 9番 優勝
スティルインラブ 2003年 オークス 枠連 2-8
デアリングタクト 2020年 オークス 枠連 2-8
この鮮やか過ぎる合致。これも見届け、もうわたくしも最初から、去年ダービー終焉後から目をつけていた、今年春のダービー 3枠有力 に加え、2003年 ネオユニヴァース 同様、コントレイル 2冠 ほぼ確信。開けて見たら 3枠5番 コントレイル で、しかもわたくしが事前情報で申し上げた ヴェルトライゼンデ の枠との読みと合致する、この馬の3枠の同居となった。
この2つの年度の春基本構造はそのままレース同士、同じGⅠ同士での対応よりも、寧ろ、同じ発射の再現性で造型されていた。例えば、両年の最初のGⅠ フェブラリー だが、確かに 2003年 ゴールドアリュール 今年 モズアスコット と、同じ1番人気の勝利だが、枠ゼ・ゼッケンの合致無し。2つ目GⅠ 高松宮記念 は共に8枠の発射は合致。が、優勝 1番 ビリーヴ この真の再現は別の先のレースだった。
続く、当時GⅠ昇格前 大阪杯 は、03年も今年も 5枠優勝 タガノマイバッハ ラッキーライラック 続く 桜花賞 申し上げた通り共に 5枠9番 優勝。次の 皐月賞 は 枠連 2-3 1-4 で合致しないが、共に 1・2番人気 の人気通りの決着 ネオユニヴァース サクラプレジデント に対し コントレイル サリオス そして、この 1番 コントレイル 勝利こそ、1番のノースヒルズの馬 高松宮 1番 ビリーヴ 勝利再現劇だった。この場を換えることが1つの特色、遣り口だった。
続く 天皇賞・春 共に 14番 発射が合致し、勝利は ヒシミラクル フィエールマン と云う菊花賞馬同士。
NHKマイルカップ 03年 2枠3番 エイシンツルギザン 2着に対し 2枠3番 レシステンシア 2着。ヴィクトリアマイル 創設前の03年はスルー、続く オークス 両年とも 枠連 2-8 で 2冠達成舞台。そして、このオークスでこそ、わたくしが NHKマイル 03年の意外な覇者 8枠16番 ウインクリューガー との合致を読み、狙った 8枠16番 ウインマリリン 7番人気3着。3着も 4枠7番 ウインマイティー を読みながら、肝心の優勝馬 単 1.6倍 デアリングタクト を外すと云う体たらく。
大一番ダービー。もう 3枠5番 コントレイル 優勝は間違い無く、そしてこれには年度の大予告を果たす、ある前提レースの発見が、傍証として判明しており、力説申し上げた。
2003年 春 = 2020年 春
これを告げる大前提レースこそ。去年の 安田記念 だった。そして、この翌年同士の合致を告げる為、2002年GⅠ でも、これと合致する、実は解かる者にだけ解かり、意味を帯びる強烈な合致が画策されていた。
2019年 6月2日 第69回 安田記念
1着 3枠 5番 インディチャンプ 福永祐一 音無秀孝
2着 1枠 2番 アエロリット 戸崎圭太 菊沢隆徳
(16頭)
2002年 12月8日 第54回 朝日杯フューチュリティステークス
1着 3枠 5番 エイシンチャンプ 福永祐一 瀬戸口勉
2着 1枠 2番 サクラプレジデント 田中勝春 小島太
(16頭)
ちなみに、両レースの 8枠15番 2002年は エイシンブーン 取消 し、去年春 安田 では、2強人気の一角 8枠15番 ダノンプレミアム 最下位入線の憂き目。
競馬が全部、真剣な競走、能力測定であり、しかし純粋競走である以外、様々の要因、展開の綾、ジョッキーの精神面も含めた健康状態、天候、馬場状態予期せざるアクシデント的要因などでどうしても左右されると云う、根本的誤解で戦っている方々には、説明する気は無いが、この17年と云う隔たりを超えた
同じ 3枠5番 チャンプ馬 福永祐一 優勝 で
枠連 1-3 5番 2番
このレースは意図的に合致させられており、この最大の意味とは、2つの翌年同士 2003年春GⅠ = 2020年春GⅠ を告げるものであり、これを踏まえ、去年の年末には、今年の主演俳優を提示する、次のレースもこれまたこの合致を利用、行われていた。それが
2019年 12月28日 第36回 ホープフルステークス
1着 2枠 2番 コントレイル 福永祐一 矢作芳人
2着 4枠 5番 ヴェルトライゼンデ マーフィー 池江泰寿
(13頭)
同じ 馬連 2番5番 福永祐一 これで、今年最大の主役 コントレイル 提示されていた。
この強烈な合致を踏まえ、既に御登録各位様にはお話し済み。
2005年 ダービー ネオユニヴァース 枠連 2-7 13番 3番
2020年 ダービー コントレイル 枠連 3-6 5番12番
表装上は共に 2冠達成 の表舞台。枠・ゼッケンは不一致ながら、不一致どころか、完全な「代理再現」が行われていた。
2003年 ダービー 出馬表
3枠 5番 エイシンチャンプ 福永祐一 2歳王者 = 3枠 5番 コントレイル
6枠12番 ゼンノジャンゴ 2着 ロブロイ同一馬主 = 6枠12番 サリオス
即ち、2003年 ダービー 1・2着の代理配置
優勝馬と同じ 瀬戸口厩舎 3枠 5番 エイシンチャンプ 福永祐一
2着馬と同じ 藤沢和雄 ゼンノの馬 6枠12番 ゼンノジャンゴ
この 2003年 ダービー 1・2着代理 位置2つ 3枠5番 6枠12番 でグランド上演したのが、今年の「無観客」ダービー正体だった。
ここで、残る2つの春GⅠに向け、さらに 2003年 = 2020年 で我々が考えたことは、もう1つの17年前、大きな達成。2頭のクラシック2冠馬登場と並び
ヒシミラクル 天皇賞・春 宝塚記念 春GⅠ2勝
この達成可能性。これで読んでいたのが 安田記念 ここで アーモンドアイ あの ヴィクトリアマイル 楽勝に続き、春の東京マイルGⅠ2冠。そして ヒシミラクル の 宝塚記念 が ゾロ目 5-5 での春2つ目GⅠだったので、安田記念 の週の 週中情報 アーモンドアイからのゾロ目 と云う視点の提示。開けてみた出馬表 4枠 アーモンドアイ インディチャンプ 同居で ゾロ目 4-4 で決まりか、と思われたが、当日出馬表の読み込みで 7枠11番 グランアレグリア 勝利を確信、アーモンドアイ 2番手評価でこのレースを大本線的中の読みの転換が、わたくしの春の見せ場の1つだった。
そして残る 宝塚記念 この 2003年 3頭のGⅠ2勝馬誕生 で見た可能性は ラッキーライラック 大阪杯に続く2冠、または クロノジェネシス 大阪杯に次ぎ、春2度目のGⅠ連対。この前提で、週中 連動分析 他システムからも、圧倒的に8枠と申し上げ、開けてみた出馬表で 7枠 キセキ 武豊 を読みながら、どうしても 事前週中読み通り 枠連 1-8 7-8 どちらか、と云う大勝負ではなく 6枠 ラッキーライラック 春2冠 に拘り 枠連 6-7 勝負での失敗。これが春の締め括りだった。
この春GⅠ総括はまた。別システムからも尽くす機会はあるが、ここで書くかどうかはさて、問題は 2020年秋 これが同様、2003年秋再現 となるかどうかだが、わたくしは否定的である。それほどシンプル単純に、春と同じことをやってくるとは思えない。それほど甘くなく、が、2頭の2冠馬誕生の春、秋には共に3冠が掛かり、しかも無敗の3冠達成となるのかどうか。
ちなみに 2003年秋 スティルインラブ 3冠達成 ネオユニヴァース 敗北。この上さらに、牝馬戦線では 3冠馬 スティルインラブ VS 3冠全部1番人気 アドマイヤグルーヴ が エリザベス女王杯 で再激突。後者に軍配だったことは御記憶される方も多かろう。一方 ネオユニヴァース デムーロの3冠が掛かった 菊花賞 勝ったのは、同じ勝負服、同じ社台の ザッツザプレンティ と云う代理。社台の3冠の年だった。
これは春の1つの振り返り。毎年、ローカルに入り、馬券が簡単になる、と云う最初の先週。大荒れ、高配当となり、愕然の週ではあったが、巨視的に CBC賞 の週に、プリンセス破談の映し出し、日本水泳界の至宝・池江璃花子 リタイアメントの五輪の筈の7月。納得の上、今週の 七夕賞 もう7月号にあの提示がある以上、またまた今年のテーマからも本命馬はあの1頭で揺ぎ無いと思われるが、今日の ジャパンダートダービー も見据え、プロキオン 今年のこいぬ。そして、ローカル場所のテーマの1つ。春の振り返りと居残る「補修」。先週の CBC賞 実は 2003年春GⅠ 語られなかった 皐月賞 枠連 2-3 3番6番 再現でもあった。
3連単 まで手伸ばし。巨大配当を仕留める機会は必ず来るので、今週はこの再びの 九州豪雨 孤立化の行方も見据えつつ、まあ、残っている 〇枠 〇番 見据え、明日 週中情報 翌日出馬表を待ち構える。七夕を他人事のデートなどと捉えていては済まない。そして フィリピン シンガポール などアジアの週。そして アメリカのリゾート地 デルマーと函館、海を臨む海洋レース マリーンステークス も控える。今年の海洋。今年の全人的凝視。あれだと思う。果たしてあの事柄は何処から始まったのか。
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まあ、今週は夜空、九州、そして海に目を向ける。
豪雨の七夕明け、7月8日 中央と違い、夜8時過ぎ。第22回 ジャパンダートダービー 大井の夜、発走となる。無論
1番人気 2枠 2番 カフェファラオ レーン 堀宜行 厩舎
アメリ3冠馬の産駒、無敗の3連勝、中央重賞ウィナーとなって臨む。無論圧倒的な1番人気が予想される。
この日、実は 7月8日 だが、旧暦で
1864年 元治元年 6月5日 池田屋事件
京都三条木屋町の池田屋に潜伏していた倒幕志士らを新選組が御用改を称して急襲。数多いドラマで余りにも有名。
翌9日には 藤井聡太七段 遂に最年少初タイトル成るかの
将棋 棋聖戦 第三局 渡辺明 VS 藤井聡太
この5番勝負。現在 藤井さんの2連勝。既に王手。順位戦ではデビュー以来ここまで 31勝1敗 と云う有り得ない戦績で、平成の終わりに現れた、羽生以来の大天才。令和の新時代、若き覇者として君臨するのか。
今週日曜 第56回 七夕賞 わたくしも今週勝負をかける本命馬。固まっているが、まだ九州で記録的大雨が続く。梅雨を降り切らせる豪雨の週。また大波乱でもって応ずるのか。そして、小倉開催も控える中、福岡にも雨脚脅威が及ぶ。
この最中、鹿児島県知事選挙。日曜12日が投票日。候補者には 横山 武田 青木 ・・博幸 など競馬界的メンバーの名が並ぶ注目の一戦。元テレ朝記者の現職 三反園氏 さてどうなるか。
祇園祭の最中の幕末の爪痕、池田屋。その後、別の旅館、パチンコ店、ケンタッキー・フライド・チキンの店舗などを経て、現在は居酒屋チェーン店。ここ数日、賑わっているのではないか。
まあ、2015年の米3冠馬 ケンタッキーダービーをも制している馬の産駒が、ケンタッキー店舗にもなった池田屋事件の日、登場すると云う演出である以上、観るレースだと思っている。
週中情報 は明日9日(木)。藤井さんの棋士番号は 307 である。
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ここ当座、桜桃に味到。つくづく旨いが、今宵は七夕チキンと行くか。正直 エネイブル 後、2着あたりとも期待しているが。