野球中継以外めったにテレビを観ないが、たまたま付けると綾小路きみまろさんの「あれから二十うん年、かつては乙女、今では太め」と漫談調のナレーションが入った。大人のカロリミットというダイエットサプリのCMで、久しぶりに会ったら体型が変わっていて、昔の面影がなかったというよくある同窓会の一コマだ。乙女のときも太めの今も水玉のワンピースを着ており、その水玉の大きさが二十うん年という時を表している。
同窓会といえばジャズ・メッセンジャーズ卒業生の「Art Blakey & The All Star Jazz Messengers」だろう、という読みを外して「Polka Dots and Moonbeams」を持ってきた。1940年に当時トミー・ドーシー楽団の専属歌手だったシナトラのためにジョニー・バークとジミー・ヴァン・ヒューゼンのコンビが書いた曲だ。バークの可愛らしい詞も魅力だが、ヒューゼンのロマンティックなメロディーに魅せられてヴォーカルよりもインストで人気がある。特にピアニスト、それもパウエルをはじめクロード・ウィリアムソン、ハンプトン・ホーズ、アル・ヘイグといったバップ・ピアニストが挙って録音している。
力強いタッチでグングン押すバップ派と対照的に綿々と語るのはビル・エヴァンスだ。最高のパートナーと信頼を寄せていたスコット・ラファロが1961年に自動車事故で急逝したショックからようやく立ち直った約1年後のトリオによる録音である。ベースはチャック・イスラエル。ラファロと比べると地味だが、叙情的なピアノをポール・モチアンとの連係プレーでしっかりと支えている。エヴァンスの中では目立たないアルバムだが、この曲名を聞いたとき美女をあしらったジャケットと「Moon Beams」というタイトルで真っ先に思い浮かべる名演ではなかろうか。
久しぶりの同窓会で女性が一番気にするのは体型だという。ネットで公開されている同窓会川柳を見てみると「同窓会 案内届いて ダイエット」や「ガードルを 強めに引き締め 同窓会」と、「同窓会 憧れの君は ただのデブ」と言われないために必死だ。おっと、男性も同じだけ歳を取っているのを忘れていた。「同窓会 片思いですみ 大正解」に「同窓会 いとしい彼方は よきおっさん」 ・・・見られているなぁ。
同窓会といえばジャズ・メッセンジャーズ卒業生の「Art Blakey & The All Star Jazz Messengers」だろう、という読みを外して「Polka Dots and Moonbeams」を持ってきた。1940年に当時トミー・ドーシー楽団の専属歌手だったシナトラのためにジョニー・バークとジミー・ヴァン・ヒューゼンのコンビが書いた曲だ。バークの可愛らしい詞も魅力だが、ヒューゼンのロマンティックなメロディーに魅せられてヴォーカルよりもインストで人気がある。特にピアニスト、それもパウエルをはじめクロード・ウィリアムソン、ハンプトン・ホーズ、アル・ヘイグといったバップ・ピアニストが挙って録音している。
力強いタッチでグングン押すバップ派と対照的に綿々と語るのはビル・エヴァンスだ。最高のパートナーと信頼を寄せていたスコット・ラファロが1961年に自動車事故で急逝したショックからようやく立ち直った約1年後のトリオによる録音である。ベースはチャック・イスラエル。ラファロと比べると地味だが、叙情的なピアノをポール・モチアンとの連係プレーでしっかりと支えている。エヴァンスの中では目立たないアルバムだが、この曲名を聞いたとき美女をあしらったジャケットと「Moon Beams」というタイトルで真っ先に思い浮かべる名演ではなかろうか。
久しぶりの同窓会で女性が一番気にするのは体型だという。ネットで公開されている同窓会川柳を見てみると「同窓会 案内届いて ダイエット」や「ガードルを 強めに引き締め 同窓会」と、「同窓会 憧れの君は ただのデブ」と言われないために必死だ。おっと、男性も同じだけ歳を取っているのを忘れていた。「同窓会 片思いですみ 大正解」に「同窓会 いとしい彼方は よきおっさん」 ・・・見られているなぁ。
「ポルカ・ドット・アンド・ムーンビームス」は、1940年に作られた曲ですが、今でもよく取り上げられます。インストは多くの録音がありますので、今週はピアノでこの曲のお気に入りをお寄せください。ホーンとヴォーカルは機を改めて話題にします。
管理人 Polka Dots and Moonbeams Piano Best 3
Bill Evans / Moon Beams (Riverside)
Bud Powell / The Amazing Vol. 2 (Blue Note)
Hampton Hawes / Everybody Likes The Trio Vol. 3 (Contemporary)
他にもクロード・ウィリアムソンやアル・ヘイグのバップ・ピアニストをはじめハンク・ジョーンズ、オスカー・ピーターソン、ケニー・ドリュー、マル・ウォルドロン等々、多くの名演があります。未聴ですがマリアン・マクパートランド、サイラス・チェスナット、ボビー・スコット、ベルナール・ペイフェ、ルネ・ユルトルジェも録音しているようです。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Bill Evans Trio - Rome 1979 - Polka Dots and Moonbeams
https://www.youtube.com/watch?v=91_Tq3anOAc
大人のカロリミット(同窓会/乙女太め篇 15秒CM)【ファンケル】
https://www.youtube.com/watch?v=s_KAuGNcK3Q
CM集をご覧になりましたか。二度と放送されないCMは感動ものです。
そちらも寒いようですが、こちらは一番寒い時期です。5日から始まる札幌ゆきまつりが終わると少しづつ暖かくなります。
歌詞が面白く、メロディも自然な感じがして大好きな曲です。フランク・シナトラの歌ですが、ピアノであれこれ聴いてみました。大きくメロディを歌ってくれるようなバラード演奏がいいような気がして、やはりバド・パウエルです。
①Bud Powell / The Amazing Vol. 2 (Blue Note)
②Bill Evans / Moon Beams (Riverside)
③Hank Jones / The Ehytym Section (Epic)
パウエルのゆったりとしたテンポが印象的です。エヴァンスもいくつか録音がありますが、最初のもので。①と②はどちらが一番でもいいくらいですね。③は、ハンク・ジョーンズにしました。分離のいい音で美しく綴っていて、歌詞の中身を歌っているような見事なプレイのように感じます。
メロディはマイ・ワン・アンド・オンリー・ラブやジーズ・フィーリシュ・シングスに似ておりますが、バラードの傑作です。
トップにパウエル、次いでエヴァンス、どちらがトップでもいいですね。スタイルは違いますが、閃きは天才ならではのものです。
そして、ハンク・ジョーンズ。字だけのジャケットが浮かびました。これもいいですね。懐が深いハンクに脱帽です。その昔、ソニーから出た1100円盤で買いました。
この曲は切なく甘酸っぱいイメージで聴いているのですが、詩の意味はハッピーだと何かで読みました。
でも、自分の感覚でしか聴けないのが正直なところです・・
ピアノはdukeさんが挙げられた3枚しかないようですので、どれが1番かってことになりますので聴き直しました。
甲乙付けがたかったのですが、やっぱりバドが僕は好きです。
1..Bud Powell / The Amazing Vol. 2
2.Bill Evans / Moon Beams
3.Hampton Hawes / Everybody Likes The Trio Vol. 3
この曲で一番ロマンティクに感じるのは何か?
僕は一番に思い浮かべるのは、ウエスなんですね! これは番外ですがぁ、トミフラのピアノもいい味ですもんね!
歌詞はロマンティックですよ。女性ならヒロインに重ねたくなるかもしれません。
聴き直しての選出ありがとうございます。トップにパウエル、次いでエヴァンス、そしてホーズ。どれがトップでもいいですね。それぞれのピアニストの個性がよく出ております。
ウエスといえば先週の土曜日に「DAY BY DAY」で、私がふったのですが(笑)この曲の話題になりました。早速、ギターの志藤君が次のステージで演奏してくれました。ギター、ベース、ドラムの編成でしたがウエスを彷彿させる素晴らしい内容でした。
こんばんは。
この曲も、バラードプレーでじっくり聴かせる場面でよく演奏されますね。
ピアノとなると、エバンスとパウエルがスタイル的に好対照ですが、やはりそれぞれ一番でしょうね。
クロードウィリアムソンも聴き直しましたがバップスタイルという点では今一つでした。
コンコルドファンとしては、マリアンマクパートランドに一票です。
コンコルドでは珍しいピアノトリオです。
エバンスよりは男らしく、パウエルよりは女性らしい正統派ジャズピアノの教科書的な演奏ですが。
YAN
歌心が問われる曲ですね。その点ではエヴァンスとパウエルが双璧です。
マリアン・マクパートランドを紹介された貴ブログを拝見しました。コンコルド盤はさほど所有しておりませんが、確かにピアノトリオは珍しいですね。秋吉敏子さんとの接点に触れておりましたが、ヒッコリーハウスで弾いていたマリアンの後任が秋吉さんです。その後はユタ・ヒップです。女流ピアニストが伝統のようです。
マリアンは気品がありますし、正統派ジャズピアノは人気だったことでしょう。
ボクの大好きな曲の一つですので、大好きなレーベルからまずは二曲.
1. 今田勝 / Poppy (TBM)
この演奏はソロですが、彼独特のリリシズム溢れる演奏じゃないでしょうか.
ちなみにこのアルバム聴くたびに 「車にポピー ・・・・」 を思い出します(笑)
2. 山本剛 / Now's The Time (TBM)
テーマ部分はピアノというよりベースをフューチャーという感じで、全体の演奏もアップテンポ.
原曲のイメージとはちょっと違っているかもしれませんが、とりあえず TBM なので(笑)