トップ写真は昭和の時代のロビーラウンジかパーケットのフロアーとカリモクロビーチェア。
以前にも「カリモクロビーチェアについて」で書きましたが今回、オールドカリモクのロビーチェアを一部修復する機会があり
現行「60」と「オールド」の違いについて調べるためのいつもの「分解系」となります。
既に誕生から53年という年月が経過し、このオールドカリモクもそのカタカナロゴから半世紀ほど前のものとなる。
裏地は当然、現行品(カリモク60)の不織布などではなく、座面のウェブスプリングを縦型のコイルスプリングで突きあげ
そのコイルスプリングを受ける鉄筋のフレームをただ布で覆っただけのもの。
片側の肘掛を外すとその違いがよく分かる。(前記のカリモクロビーチェアについての画像参照)
座面側面の先端穴はダボを差す穴で残り2ケ所は取り付けボルト用の穴で、特記すべきは背もたれ側の取り付け方法。
「60」のボルトナット止めではなくスライドホールがあり、それに依って固定される方法をとっている。
座面と背もたれは「Kチェア」と全く同じ方法でボルトナット2ケ所による固定方法。
これは「Kチェア」誕生から6年後に開発された名残で、容易に4分割に分解出来る「オールドカリモク/ロビーチェア」。
御覧のように程度もそこそこなので、修復しながら大切に使わなくてはいけませんねぃ。
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