陸前高田の中学生を名古屋へ招待 夏休みに観光、交流計画
2011年6月20日 13時11分
東日本大震災で被災した子どもたちを勇気づけようと、岩手県陸前高田市を「丸ごと支援」する名古屋市は、陸前高田市の中学生を夏休みに名古屋へ招待する。河村たかし市長が20日の記者会見で明らかにした。
計画では、40人を8月上旬に2泊3日で招待。世界最大のプラネタリウムがある市科学館や、名古屋港水族館、東山動植物園、名古屋城などを見学するほか、ナゴヤドームでプロ野球観戦もする。名古屋市の中学生も一緒に見学し、交流を深める。
計画を盛り上げるため、東海岩手県人会をはじめ、名古屋に縁があるタレントやスポーツ選手、企業に「応援団」への参加を求める。招待の費用500万円は、できるだけ寄付で賄う方針で、近く実行委員会を立ち上げる。河村市長は「皆さんの気持ちを集めて、大いに励ましたい」と寄付を呼び掛けた。