団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

日赤の遅配の義捐金より即効性ある計画

2011-06-22 21:07:59 | 日記

陸前高田の中学生を名古屋へ招待 夏休みに観光、交流計画

2011年6月20日 13時11分

 東日本大震災で被災した子どもたちを勇気づけようと、岩手県陸前高田市を「丸ごと支援」する名古屋市は、陸前高田市の中学生を夏休みに名古屋へ招待する。河村たかし市長が20日の記者会見で明らかにした。

 計画では、40人を8月上旬に2泊3日で招待。世界最大のプラネタリウムがある市科学館や、名古屋港水族館、東山動植物園、名古屋城などを見学するほか、ナゴヤドームでプロ野球観戦もする。名古屋市の中学生も一緒に見学し、交流を深める。

 計画を盛り上げるため、東海岩手県人会をはじめ、名古屋に縁があるタレントやスポーツ選手、企業に「応援団」への参加を求める。招待の費用500万円は、できるだけ寄付で賄う方針で、近く実行委員会を立ち上げる。河村市長は「皆さんの気持ちを集めて、大いに励ましたい」と寄付を呼び掛けた。


減税日本ナゴヤ、市民感覚逸脱。

2011-06-22 20:09:44 | 日記

名古屋市議長「問題ない」 則竹氏の政調費不適切処理

2011年6月22日 16時08分

 名古屋市議会の中村孝太郎議長(減税日本ナゴヤ)は22日の定例会見で、議員辞職した減税日本の則竹勅仁前団長が政務調査(政調)費の支出をめぐり実態と異なる収支報告をしていた問題に関し、「政調費の使用基準から見て問題はなかった」と発言した。

 則竹前団長は、報告書が公開された後の5月下旬になって「不適切だった。実態に合うようにする」として修正している。

 則竹前団長は、事務所の女性職員に対して自ら雇用主として政調費を使って給与を支払っていたにもかかわらず、父親が経営する休眠状態の会社を経由して支払ったように装った収支報告書を提出。修正では、添付した領収書を過去2年分にわたり、会社名義から女性職員個人名のものに差し替えた。

 中村議長は「基準に沿っており、問題なかったと考える。議員辞職は費用弁償の受け取り拒否の公約を破ったためだ」と述べた。

 則竹前団長は、受け取り拒否を公約にしていた費用弁償の私的使用や政調費の不適切な収支報告が相次いで発覚し、6日に議員辞職した。

 会見で同席した中田千津子副議長(自民)は、則竹前団長の処理の仕方を「不適切だ」との見解を示した。

(中日新聞)


拒否される心のケア…被災者、質問に辟易

2011-06-22 19:52:04 | 日記
拒否される心のケア…被災者、質問に辟易
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心のケアの原点とされる神戸に中井久夫さん(左)を訪ねて話を聞く南記者(5月9日、神戸市垂水区で)=原田拓未撮影
 「心のケアが避難所で拒否されている」。こんな話を被災地の医師から聞いた。

 5月半ば、突然の電話に、看護師の阿部幸子さん(53)は耳を疑った。岩手県赤十字こころのケアセンター統括として、避難所に「日赤こころのケアチーム」を派遣しているが、現場の保健師が、「避難所では『心のケア』と名乗らないで」と言ってきたのだ。

 「何かご迷惑でも……」。心配して尋ねると、保健師はこう説明してくれた。

 「心のケアと掲げる色々なチームが避難所を訪れ、被災者に質問するので、被災者が辟易(へきえき)して、他の避難所に移りたいと言うのです」

 確かに5月初めの週末、ある避難所では、精神科医、看護師、心理カウンセラーなど専門職のチーム、市民ボランティアなど、十数のチームが、心のケアと書かれた札や腕章をつけて被災者を訪れ、活動していた。

 4月に宮城県南三陸町の避難所で会った79歳の女性を思い出した。津波で娘を失ったつらさを私に、「誰でもいいから聞いて、という思いと、そっとしておいて、という気持ちが行き来するの」と訴えていたのだ。

 岩手県内の避難所を歩いた看護師出身の衆議院議員、山崎摩耶さん(64)は「心と言えば、精神科と思う人も多い。でも、何より気になるのは、心のケア『してあげる』というおごった姿勢。ケアは傍らに寄って行うものです」と指摘する。


 「心のケア」は、1995年の阪神大震災後、被災者の心理的支援の必要性を叫ぶ言葉として登場した。復興過程では心的外傷後ストレス障害(PTSD)専門施設、「兵庫県こころのケアセンター」ができた。初代所長の精神科医、中井久夫さんを神戸に訪ねた。

 避難所の話に中井さんは「心のケアは、そううたって何かするというものではない」という。

 「神戸では、被災者の心のケアを、一人にしない、体験を分かち合う、生活再建、の3段階で考えました。今回『寄り添う』という言葉を聞くが、その通りです。震災後、100日くらいで被災者の向き合う相手は自然から人間に移り、苦痛の質も変わってきます。まさに今からです」

 隣人として患者に接する医師など、寄り添う姿は今回の取材でも心に残る。被災者の怒りが人に向き始めてきたこともうなずける。

 心のケア――その意味は必ずしも明らかにはならなかったが、被災者の苦しみに思いを重ねることから始まるのだと思う。
(編集委員 南 砂)