団塊太郎の徒然草

つれづれなるままに日ぐらし

銀に巨大な磁気を持たせることに成功

2011-06-14 08:22:44 | 日記

理化学研究所と東京大学物性研究所、日本原子力研究開発機構、東北大学金属材料研究所の共同チームは、磁性を持たない銀に巨大な磁気を持たせることに成功した。

酸化マグネシウムを使い、銀の中に従来の100倍以上となる世界最高量の磁気を蓄えたという。

 高感度な磁気センサーや大容量の不揮発性メモリー素子、スピン演算素子などに応用する。英科学誌ネイチャー・マテリアルズ電子版に発表した。

 磁石である磁性体のパーマロイ(鉄とニッケルの合金)と非磁性体の銀との間に、厚さ数ナノメートル(ナノは10億分の1)の酸化マグネシウム層を挟んだ「磁気蓄積素子」を作製した。これを熱処理すると、効率良く磁気(スピン)を銀の中に注入でき、さらにそれを蓄積することができた。