ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

自由が丘は早くもクリスマスの空気でした。

2008-11-01 22:17:56 | 




午後からのんびり自由が丘に赴きました。
一応、紐靴を物色するという目的で。
ABCマートやGAPやら専門店やらに、
ちょろちょろ顔を出したのですが、
リーガルはどこにもなく、気に入った靴もなかったため、
靴の方はお預けにしました(渋谷行けばよかった… )。
その代り冬に向けて厚手のセーターを1着買い求めました。




自由が丘は、早くもクリスマスの空気が漂っていました。
お店の前にクリスマスツリーが飾ってあり、ツリーに飾る小物を売るところもいくつか目にしました。

今年もそんな季節になったんですね。
暦の上では当たり前の事実も、街に出ると実感が伴います。




自由が丘は雑貨屋さんが多い。どこも個性豊かな素敵な小物をいっぱい揃えています。
男性の僕でさえうっとりするくらいに。

また、どのお店もエコなんです。
ポリシーもしっかりしています。
食べるものも結構クォリティーに気を使っていますね。






自由が丘に来ると必ず寄る一角です。
今日は天気も良かったせいか人通りも多かった。


そんな自由が丘を夕方までのんびりと一周してきました。
いつも会社の行き帰りに乗り換える僕にとっての「ターミナル」なのですが、
ウィークデーにここに立ち寄ることはほとんどなくなりました。

面白いマネキンがありました。




〝本物〟とは思いませんでしたが、そのでかい口にあんぐりしました。
レディースのお店でした。

また、自由が丘にはこんなお店もありますよ。




残念ながら今日は閉まっていましたが、小樽の美味しい食材がいっぱい頂けそうです。
向い側には〝函館ラーメン〟もありました。


5時を過ぎると今は薄暗くなります。
暗くなる前に帰ってきました。
靴を買えなかったのは心残りでした…


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一夜漬けとデリートの後遺症

2008-11-01 12:06:50 | 
  


年をとるとともに記憶力や脳の働きが退化してくるというのはわかっていましたが、
それが、ここまでか…と、実感としてしみじみわかる今日この頃です。

学生の頃、特に受験勉強していた頃、切れる刃物のような働きをしていたこの脳みそも、
酒とタバコと、そして怠惰がたたり、すっかり錆びついてしまったようです。


世界史、日本史、倫理社会、古典、漢文、英語でも生物でも、とにかく暗記ものは、
それこそ1日、2日勉強すればすべて脳みそに刷り込まれた。
それで学校の試験なんて平気にクリアしていた。

けれど受験科目以外は、試験が終わればすべて記憶からデリートしていた。
書庫のように整理整頓し蓄積をするという努力を怠ってきました。

結局、大学受験に成功して、それまでキャッシュメモリーに長らく蓄えてきた
膨大な記憶すら、ほぼデリートに近い形で大脳皮質から、一つまた一つと、
はがされていくような日々を送ってしまいました。

そんな繰り返し故に、僕の脳みそは、知識や記憶を末永く留めておくという機能を
失ってしまったようです。
そして最近は、キャッシュに記憶するインターバルさえ日に日に短くなっている。

物忘れ、ど忘れがひどい。

人の名前が出てこない。

ついこないだは、テレビを見ていて〝仲間由紀恵〟の名前が出てこないのにはまいりました…。


後遺症なのか、酒たばこなのか、それとも年齢によるものなのか、
まさか脳の記憶障害とか…

この調子だと「ボケ老人」にでもなってしまうのかと思うくらいに脳みそがおかしい。

かといって脳を鍛える努力もろくにしていない。
流行りのDSで脳内トレーニングでもしようか。


いいやめんどくさい。
天気もいいし会社さぼって自由が丘に遊びに行こう。
気晴らしに紐靴の物色でもしよう。

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忘れたころにやってくるたわいもない夢のこと

2008-11-01 09:02:53 | 




喪失感に苛まれているのでしょうか。
同じ夢をよく見ます。
ある一定のインターバルをおいてやってきます。
昨夜もそれはやってきました…


大学の学生宿舎の頃の夢です。
ずっと前にも書きましたが、寄宿舎は200名ほどが暮らしています。
大学1年生から大学院生まで。
全部2人部屋で、6畳くらいの広さの鉄筋4階建ての造りです。
僕の学年も40人くらい生活していましたかね。


いつも見る夢は、部屋のドアを開けると、そこにはもう誰もいない。
比較的仲良くしていた同級生の部屋なんです。
物干しのハンガーやカセットテープのケースやいらない雑誌の束が多少散らばっている程度で他は何もありません。


  「奴は就職してもうここにはいないんだ…」


しばし僕はその誰もいない部屋に佇んでいます。
捨ててあるLPの表紙を眺めたり〝ミュージックライフ〟をペラペラめくったりしながら佇んでいます。

ふと横を見ると奴がよく来ていた黒の革ジャンやチェック柄のシャツが掛けてある。

  「あれっ!?まだいるのかな…」


それとも戻ってくるつもりなのか、などと思っている。

そんなはずはない。すべて置いて言ったもの。いや捨てて行ったものだ。
もうここには戻ってこない。だって奴は就職してしまった。
ここの生活とは〝おさらば〟したんだ。


僕は、いつまで、ここでこうしているのだろう…



こんなたわいもない夢なのです。ドアを開けると誰もいない。
荒涼とした風景。懐かしい香り。そして自分のこと。それだけの夢です。


「喪失感」や「不安」そんなものを象徴しているんでしょう。
こんな夢をみてしまいます。




All You Need Is Love


ちなみに奴はいま、神奈川県に子どもを1人もうけて幸せに暮らしている。

今日は、日差しがやけにまぶしいです。

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