ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

この「色男」に魅せられた日々・・・

2008-11-10 22:41:39 | 




   「 もし我々が空想家のようだと言われるならば、
     救い難い理想主義者と言われるならば、
     出来もしないことを考えていると言われるならば、
     何千回でも答えよう、 “ その通りだ! ”と  」



こんな粋な台詞をさらりといいのけ、様になるのはこの男しかいない。
そう、「チェ・ゲバラ」… こいつに魅せられた、そんな時代もありました。





この顔は街角でもよく見かけます。
彼の顔をデザインしたTシャツ姿の若者。渋谷や新宿、六本木でさえ。
なんたって格好いいもの。

けれど、この〝チェ〟がどんな人かを知る人はほとんどいないでしょうね。






19歳の時にブエノスアイレス大の医学部に入り、
25歳で博士号(医学博士)をとった彼は在学中に約1年間、
ラテンアメリカ全土をオンボロのバイクで放浪し、
南米社会の極端な貧富の差に社会の矛盾を感じどう生きるべきか思い悩んだ…。



こんな若い頃のことを思い出していました。
今の時代に、お金や権威やエゴイズムや、そんなちっぽけなものを除いて、
大義や情熱のみで、自分の生を全うできる人間が、果してどれだけいるのだろうか。

なにかあの頃の自分の〝正義〟や〝思い〟が、ふと懐かしくなりました。


“チェ”(『よっ、大将』)、君は今のこの時代をどう思っているのだろう…


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