ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

空っぽの馬

2008-11-19 22:25:58 | 
結局、自分には何にもなくて空っぽだと今更ながらつくづく思った。

おかしいくらいなぁ~んにもない。

何か新しい価値や創造を追う意思も意欲もなく、
また、何かに学ぼうとする気概すら薄れていくようだ。
そして、かといって記憶を追ってももはやどこにも辿りつけそうにない。

ただただ惰眠をむさぼり、馬齢を重ねている。

確かに毎日毎日よくぞそこまでと思えるくらい勤勉に会社に奉公し、骨身を削る。
けれど、それがどうだというのだ。
何のために、誰のために、それでいったい何が得られるというのだろう。
よくよく考えれば「惰眠」に等しく、そんな勤勉は「馬齢」に他ならないではないか。


何かに帰依して生きることはどんなに楽なことだろう。

すでに思想に帰依することをやめ、ある時は欲望に帰依し、ある時はアルコールに帰依し、今は何かわからぬ〝勤勉〟に帰依している。


何者にも頼らず、孤高の魂をもち、精神の巨人として生きようとすると、
まずは己という内なる敵と徹底的に格闘せねばならない。
そんな生き方に憧れはするが、屁たれな僕にできはしない。


結局、空っぽなお馬さんとして、にんじん目当てに僕は走り続けるんだろう…



こんな堂々巡りはもうやめた方がいいね。悲しくなるから…



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