ある記憶

遥か遠くにいってしまった記憶たち

長い時間で悪化したものは、良くするのも長い時間で

2008-07-30 00:12:33 | 
8月で会社を辞めるという、当社のある部長さんとお酒を飲んできました。
彼とはこれで2回目の酒ですが、別に今日は引き止めるためではありません。
どちらかというと、うちの会社のどこがいけないのか・・・正直なところを聞きたかったのです。


7時から飲んでふと気がつくと11時近くになっていました。
いけないところはいっぱいあります。
もちろん、いいところもいっぱいあります。


けれども、今日はいけないところをいっぱい聞きました。

聞いてるうちに、会社の組織は、いつの間にか、こんなに変質してしまうものか。
いまさらながら驚いてしまいます。

そういう聞く耳を持ちながら聞くと、その主張のひとつひとつが、
それなりにみな、説得力を持って聞こえます。
どれも一面の事実、真実だろうと思いました。


もちろん、そのひとつひとつに反論しようと思えばできないこともありません。
けれど、今日はそれが目的ではありません。
とにかく、真摯に耳を傾けること。ディベートではありません。
そうすると、普段の僕らの在り方の傲慢さにも気がつき、耳が痛いことも多数ありました。

不思議なものです。聞く立場に立てば、相手の言いたいことがよくわかります。
裏を返せば、僕らは普段、聞くような立場を装いながら、本音では何ひとつ聞いていないのではないか。
疑念が湧くことしきりです
これでは本当のことはわかろうはずもありません。


すぐにはいろんなことは変えられないでしょう。

けれども、このように悪しき方向に変質してきたのも長い時間がかかったように、
また、よい方向に導くのも時間がかかるものと達観し、
時間をかけながらじっくりと改善、変革しよう。
このように思いました。


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