佛立研究所 がんばっていますね

2008年12月03日 | Weblog
今日、佛立研究所の理事会が開催されました。
昨年の実績の発表がありましたが、所長はじめ、ずいぶん元気に活躍しています。
昨年度から今年度にかけて、開催した講演会の講師は、筑波大学名誉教授の村上和雄氏(遺伝子研究 生命科学者)、青山学院教授、福岡伸一氏、そして、この方はこれからですが、来年は夜回り先生、見城慶和氏(山田洋次監督の映画「学校」のモデルの一人)に交渉しています。いずれも有名人にアタックして、皆、来ていただき、それぞれ多くの人の反響を呼びました。
研究所長は川口・照妙寺の植田日事師で、その現代的な感覚と新鮮な手法はアーティストやデザイナーを思わせる感じがします。
佛立研究所は従来の教学をそのままの形ではなく、新たな切り口から際だたせるもので、宗門または寺院の将来像の設計、弘通のデザインを考える使命を担っています。以前、大ヒットした教化親子体験談集「われもよろこび、かれもよろこぶ」、また、法灯相続体験談集「きずな」、そして御法門集「説菩薩法」、「佛立人生法話」など、みな植田所長の企画で、すべて好評を博し増刷を重ねています。
人当たりが柔らかく、しかも、言うべきことは言う方で研究所の発展もその人徳、信心の徳によるものと思います。
副所長の向井淳報師は教学部門を担当し、法律の勉強を専門的にされていたこともありますが、堅いだけではなく、人の心を包み込むやさしい方です。以前、清風寺の副執事長として活躍、一つの組織をまとめ、統率する力を持ち、所長にとっては心強い限りの方です。宗門の教務養成の学校にも奉職しておられ、教学にしても理路整然と解釈し、説明する力を持ち、その全体を見通す洞察力に敬服します。遠く九州、福岡の本法寺住職として自坊を切り盛りしてご信者の指導、お世話をされるかたわら、宗門のご奉公にも精進される毎日です。
また、もう一人の副所長、河内良説師は弘通部門の担当で、私たちが護持しているご信心は最高の教えであり、すごい御利益をいただいているのに思うように劇的にひろがっているわけではありません。その妨げとなっているところを見つけ、新たな弘通の活路を見いだす研究にがんばっています。自坊の和歌山一乗寺は、先代以来、飛躍的に発展し、その体験をおそらく研究所で活用してくれるはずだと私は期待しています。
中には、研究所不要論を宗門の中で主張する人もあります。要するに無駄なお金を使っているように受け取っているのだと思います。しかし、研究というものは長い目で見なくてはならないと思います。近視眼的に、要る要らないということを論じても、それは不毛の論議です。ともかく今まで積み上げた17年間の研究の中には珠玉のようなものもあります。いま行われようとしている宗制改正は、その研究所と宗務総長が直結して、実際の宗門の将来設計をもしていこうというものです。
ますます、研究所が活発に活動してもらうことを願いつつ理事会に参加していました。

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1 コメント

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ありがとうございます (さかなしゃん)
2008-12-04 23:57:15
佛立研究所でその様なご活動をされている御導師の御教導を受けているのは本当にありがたい事なのですね。 来月の大放光の今までと違う日蓮上人を書かれた如説修行抄を拝見出来るよう指折り数えて待っています。 不良債権になんかなって欲しくないです! それを思うと御導師とご供養を頂く時に、ご質問が出来たら感激なのですが。 浅学非才な人間が純粋な質問をするのはKYな事なのですかね汗 何だかご供養場での会話無駄にしてはもったいないなと思いまして

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