百万霊会供養塔

2007年05月08日 | Weblog
連休明け間もなく、5月8日本山にまいりました。
写真は、その境内にある「百万霊会供養塔」で全国の佛立信者が縁のある方々への追善回向のために建てたものです。
本山は来年創建700年問いう歴史を誇る古刹で、京都における日蓮聖人門下の寺院としてはもっとも歴史が長いお寺です。
佛立開導日扇聖人は明治の始め、やはり京都市内の本門法華宗・本山・妙蓮寺の貫首、日成上人から学問所として借り受けられました。
御弟子の養成と法華宗内に創られた本門佛立講という組織の中心とされる目的で本山宥清寺に入られました。ところが当時の宥清寺は荒れ寺で、タケノコが本堂の畳の間から生えてくるありさま。
しかし、あっという間に宥清寺は大勢のご信者がお参りするお寺になり明治14年に日蓮聖人が亡くなられて600年目の法要が営まれたとき、1万5000人を超える参詣者がありました。
現在地に移ったのは、昭和6年で、当時は不況でしたが当宗の中興、第七世講有・日淳上人が「十万霊会」を結成して教務(僧侶)もご信者も苦労して募金を集めて立派な本堂を建立しました。
それから50年後、その子息に当たる18世講有・日地上人は「百万霊会」を結成して、その志納金によって本山及び宗門の施設を充実するよう働きかけられました。
本門佛立宗は朝廷や幕府や大名によって建立されたお寺は一ヶ寺もなく、庶民が真心をこめて寄付したお金によってできたお寺ばかりです。まさに浄財によって成り立っているのですから、そのあとを受け継ぐ私たちも心しなくてはならないと思いました。
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