6月17日、宝塚は「ついりばれ」(梅雨入り晴れ)でした。
ついりばれというのは、梅雨の間の一時的な晴れのことです。
まさに、御宝前のお計らいで、前日の土曜日は大雨。金曜日の天気予報では、17日の日曜は、100パーセント雨が降る、降雨確率100%ということで真っ青でした。
ところが、土曜日の昼には天気予報が変わってきました。曇りになるとのことで、一安心。
そして夕方になると、なんと晴れるという予報。
でも、その時になってみなくてはわかりません。
朝、窓からは太陽の光が・・・・・
いよいよ十時からは御大会です。力強い御題目口唱の声と声。
多数の有縁の御導師方とご信者が心を込めて報恩の口唱と法鼓が本堂内に「こだま」します。
約一時間でご祈願やご回向が終わり、式典へ。
まず、事務局長の西村氏の挨拶。
この悪天候の続く梅雨の中、ひとときの休みのように晴れ間が見えて、感激のあまり声が涙にむせんでいました。
思わず、私も涙が出てきました。聞けば、前日の土曜日、晴天のうちに無事奉修を野口御導師とともに午後5時までお祈りしていたとのこと。
その篤いご信心の心に感動しました。
私が御大会の奉修を仰せつかりましたが、このたびは、第五世住職の野口日壤上人の第37回御忌ということで、御法門(法話)を説かせていただくのも緊張しました。
しかし、とにかく、お寺中で、教務もご信者も一つの目標に向かって手を携えて報恩のご奉公を展開してこられ、それを達成したのはたいへん立派なことで心から随喜しました。
新住職、野口清継師は現在、佛立研究所でも活躍する新進気鋭の教務さんです。身体はごついが、心は優しく、一所懸命にご奉公中です。
さわやかな空気が流れる中、御大会も終了し、なお、将来に向かって妙宝寺がご弘通発展するよう祈念しつつお寺を後にしました。
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