今日のひと言 賢者の言葉

2008年05月04日 | Weblog
「人を見て“ええとこどり”(いいとこ取り)せよ」
今日は西村日地(にちじ)上人(しょうにん)の祥月ご命日です。
日地上人は本門佛立宗の第18世講有(こうゆう・・管長)として偉大なご奉公をされた方です。
日地上人が大阪・清風寺の御住職としてご奉公されていた頃、私はわが遠妙寺の先代・日玄上人(父)の命によって、清風寺に止宿して、親しくご教導いただきました。
日地上人は、第7世講有、日淳上人の嫡男として大阪に生まれ育ちになられました。昭和10年代、わが遠妙寺の開基、伊達日彰上人がまだ元気な頃、東京帝大に入学、印度哲学を専攻されました。東京在住の頃は、遠妙寺に止宿されて通学されたとお聞きしています。当時の同年代の平川彰教授(故人)や田村芳朗、玉城康四郎、中村元教授(いずれも故人)等も日地上人のことを良くご存知で、これらの先生にお会いすると、「その後、西村さんはどうしていますか」などと聞かれました。
学者の世界でも、宗教家の間でも、佛立宗でいちばん知名度の高い方ではなかったかなと思いますが、それなりに色々な会合に積極的に出席されていたようです。
私は、後輩として、また、関係が深い遠妙寺の教務として、目をかけていただき可愛がってもらいました。また、私的な事柄についても骨を折っていただいた恩人です。
あるとき、じかに教えていただいたのが、上記の言葉で
「人間にはええとこも悪いとこもある。けど、木村!!ええとこ取りせい!ええとこを見て、それを見習え」と言われました。
今もありがたい教訓として、噛みしめています。
(写真は現在の清風寺)
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