ひとりごと

2008年06月24日 | Weblog
今日は私が先生役をつとめる学校の授業です。昨晩、京都に疲れ切って辿り着き、今日も5時間の授業です。
昔は、教学を教える人も少なく、また、出版されていた本もなかったので、先生は貴重な存在でした。
しかし、今や宗内だけでもおびただしい本が出版され、さらに宗外では著名な仏教学者や立正大学などの日蓮宗宗学者の著者も多数あり、教材には事欠きません。
だから、授業にはよほどの魅力がないと学生も学ぶ気が起こらないように思えます。その上、コピー機の普及で自分が聞いていなくても、人のノートをコピーすればよいということになります。
先生もやりにくい時代ですね。世間では何宗であっても、どんな教学でも主義でも、そんなの関係ないというところですが、そんな風潮もわが宗を浸食しかねない状況です。
でも、たった一人でもよいから、素晴らしい教え、完璧な教学を私たちは受け継いでいることを分かってもらいたい、そして、一握りの人でよいから自分から積極的に先師の教えを学び、確固たる自信を以て布教弘通に励んでもらいたいと思って授業に臨んでいるわけです。
そして中には、そういうタイプの人も実際にありましたし、今もいます。
まあ、いろんなことを考えつつ帰京しました。帰り道、東京駅の地下に潜るとすっかりキレイになっていて、お店が並んでいました。豚まんと、その他、買って帰りました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする